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おとといはアズアズの誕生日会でした。ここ最近K-POPにお熱なアズアズのためにアーサーさんが韓国料理屋を予約!予定のなかったスタッフ13名が集まりワイワイと鉄板を囲んで豚肉をひたすら食べました。ホントに…ひたすら(^^;豚肉が食べても食べてもでてきます!味はおいしんですけど…おいしいものも程々が一番ですね!
さて、本日発売のポータブルヘッドホンアンプのAudinst AMP-HPのオペアンプを交換してしまいます!
▼Audinst AMP-HP e☆特価¥19,800-そうです!このAMP-HPはOPAMP交換が簡単にできるんです!
交換方法を説明していきますね!
用意するもの…
・プラスドライバー
・交換用のOPAMP(AMP-HPではDIP TYPEのDUAL OPAMP(8PIN)駆動電圧±5V以上なら交換可能です。 )
・OPAMPをつまめるピンセットのようなもの。今回はOPAMP用のピンセットを使用しています。
・保証とお別れする勇気。
とは言ったものの僕自身もそんなにオペアンプなんて交換したことはありません。
高校は普通科、大学は経営学部。工業チックな経験は、中学の授業でスタンドライトを作ったくらいですw
その後10Proの自作ケーブルに何度かチャレンジしましたが…。正直テスターの使い方も良くわかりませんでしたw
あーさーさんに「まぁ…たっくんやっといてよ(・ω・)/」ということで教えてもらいながらやることになりました。
まずは裏側のパネルを外しましょう。
プラスドライバーをつかって回します。
あっさりと外れました。
普通科の僕でもドライバーでネジ外すくらいは簡単にできますw(ちょっとネジの山を壊してしまいましたが…)
これが基板…。
なぜだか基板がすごくかっこよく見えます。こういうメカ的なものになぜか惹かれます(^^;
基板を完全に引っ張り出しました。
赤いパーツに挟まれている、文字が書いてあり8つ足の出ているのがOPAMPです。
OPAMPを垂直に引き抜きます。
余計な力はいりません。あまり力を入れすぎると足が曲がってしまうのでご注意!
本当に簡単に取れてしまった…。
オペアンプ交換が出来るモデルは、こうしたソケット式になっているものが多く、オペアンプ自体にはんだ付けをしません。
後はここに交換するOPAMPを差し込むだけでOKです。
※AMP-HPではDIP TYPEのDUAL OPAMP(8PIN)駆動電圧±5V以上なら交換可能です。
丁度いい機会なので色々なOPAMPを差し込んでみましょう。
OPAMPはここ大阪日本橋近辺では簡単に手に入れる事が出来ます。
電子パーツ屋さんにいけば簡単に手に入りますし、値段もピンキリです。OPAMPを探し歩くのも面白いですね!
販売時に搭載されているのはMUSESの8820です。
市価でだいたい¥400-位。
写真に並んでいるのはアーサーさんが日本橋周辺で集めてきたOPAMPです。値段はBB OPA2134PA ¥170-、BB OPA2604AP ¥300-、LME49720 ¥270-、この中で一番高価なのはMUSES 02です。だいたい¥3,500-くらいしました(^^;こんなに小さいのに結構なお値段します!
簡単にOPAMPごとにレビューをしますね!
試聴環境はiPhone4⇒Fiio L3⇒AMP-HP⇒FOSTEX kotoriヘッドホンです。(kotoriのヘッドホンはオーダーメイド制で、FOSTEXのページから購入できます。ややゆったりとしたリスニング系のイヤホンです。あまり余計な音を加えずに、素直で柔らかい音を鳴らします。)
試聴曲は宇多田ヒカル『Good by happiness』、capsule『world of fantasy』、Ildivo『ave maria』の3曲を中心に試聴してみました。
まずは、 『MUSES 8820』から。購入時に付属しているOPAMPです。
このOPAMPの音は全体的に厚みのある音です。低域は音の輪郭が緩めな印象があり、量感が多めなので、だるく感じてしまうかもしれません。高域は低域よりやや硬めな印象です。合わせるならER-4Sなどのカッチリと音を鳴らすタイプのイヤホン、ヘッドホンだと思います。kotoriではどうしても緩すぎてダルく感じました。
宇多田ヒカルの曲から聴いていきます。縦の音場がやや狭く、高域の抜けがもう少し欲しいところです。その反面capsuleのようなクラブミュージックの迫力は満点です。低域の量が結構出るので、スピーカーの前にいるようです。SE535で聴くときは高域になると刺さり耳が痛いですが、この組み合わせだとうまく緩和されて程良く感じます。相性はかなり良いです!
ildivoのような男性ボーカルにも相性は良いと思います。このOPAMPだと声に厚みがでて迫力が増します。サビでは男性の声の迫力がかなり出て鳥肌が立ちます。アンプ自体がかなりパワフルなので、kotoriの性能が存分に発揮されているようでした。しいて言えばもう少し音場が広ければ、より良いなと思いました。
次は『MUSES 02』です。購入時についてくるOPAMPと同じメーカーです。今回用意したOPAMPの中では一番高額です。
MUSES 8820と比較すると、音の緩さがかなり改善され、高域の伸びが良くなった様に感じました。特に音場がやや縦に伸びた様でヌケが大幅に良くなっています。低域の量はMUSES8820と比較すると減っています。量感で押してくるタイプではなく、芯のある音をしっかり鳴らしています。今回使用したOPAMPの中では一番繊細な表現が出来るOPAMPです。
宇多田の曲には先ほどの『MUSES 8820』と比較すると相性は良い気がします。全体的に高域寄りにシフトしたように感じます。やはり高音域の表現力が増したので、女性の声がすごく綺麗に聴こえます。音の厚みは8820の方がありますが、繊細に音を表現できる点が好印象でした。
逆にcapsuleの様な迫力がある方が楽しめるような曲との相性はあまり良くないです。高域も刺さりがちですし、低域ももっと出てほしいと感じました。
ildivoでは、より曲の世界に入り込んで聴けるようになりました。後ろで演奏している楽器の音がかなり良く聴こえるようになり、ボーカルも高域が気持ち良く伸びていきます。音の余韻がすーっと消えていくのが好印象でした。
3番目は『BB OPA2134PA』です。
音場が前の2つと比較すると横に広く、壮大に聴こえます。このOPAMPは全体的に厚みがある音、特に中域に厚みがある印象でした。低域はやや緩い印象。全体的にはやや硬質な音で、音が乾いていました。ノリ良く聴くには最適な個性の強いOPAMPです。
宇多田では高域が足りなく感じ、低域だけが鳴っているように感じてしまいました。音場は上記の2つOPAMPと比較すると横に広いです。しっとりとした曲でもノリ良くしてしまうので、合う合わないがはっきりとでるOPAMPです。
capsuleには相性抜群で、ノリの良さならこのOPAMPが一番かもしれません。低域はややブーミーです。立体的に音が鳴るので、capsuleの世界観に簡単に引き込まれます。
ildivoの曲は本来はしっとりですが、後半からの盛り上がる部分ノリがでます。このOPAMPでも、もう少し高域が伸びてほしいと感じました。音場が広く空間表現が上手で、定位がハッキリとしているので迫力は満点!壮大に聴こえるので、ildivoとは相性は良いと感じました。
まだまだ続きます。今度は『BB OPA2604PA』です。
このOPAMPは全体的に厚みのある音で、こってり系、低域寄り。ただ、音の輪郭がぼやけずにしっかりとしているので、個人的にはこの中で一番好みなOPAMPだったりします。ただこのOPAMPもどんな曲でも勢いを与えてしまうので繊細さには欠けますが、音に厚みのあるメリハリのある音を鳴らします。
capsuleとの相性は抜群!比較的低い位置で低域が鳴り、鈍さを感じない締まった低域が量感たっぷりで鳴るので、クラブで聴いているようでした。
ildivoも迫力がでます。メリハリのある音は大好きなので個人的に印象はかなり良いです。音場は上下にやや広い印象です。低域の鳴らし方がホントに上手なので、ロック系は相性がいいんじゃないかなと思いました。
宇多田ヒカルでは、低域ばかりが目立ってしまいボーカルが埋もれてしまっているように感じました。やはりもう少し高域がでれば…と思ってしまいます。
最後のOPAMPです。 『LME49720』
このOPAMPは素直な音をならし、鳴り方がなめらかです。音もフラット傾向で余計な音を加え過ぎないです。モニター系のガチガチに冷たい音ではなく、ややウォームに感じました。良く言えば優等生、悪く言えば凡個性的という感じです。
宇多田ヒカルも高域が不足に感じることも無く、伸びのある音を鳴らします。低域も量感が適度で、余計な音を加えることはありません。
capsuleも決して相性が悪いわけではないです。刺さるギリギリの音ですが不快感はなく、低域も量感がないわけではないのでソツなくこなしている印象です。
コストパフォーマンスという言葉が一番似合うOPAMPだと思います。一つのOPAMPで済ますのであればこのOPAMPはおすすめです。
いかがだったでしょうか?今日はひたすらOPAMP交換して聴き込みしてましたw
OPAMP交換だけで音がかなり変わるので、ぜひ試してみてくださいね!
※OPAMP交換による故障は補償対象外となりますので、自己責任にておこなってください。
今回使用したAMP-HPは本日発売です!
▼Audinst AMP-HP e☆イヤ特価¥19,800-以上一気に5個のAMPをレビューした気分のたっくんでした。