M社長の痴れ言 -2ページ目

M社長の痴れ言

横浜で小さな会社を営んでいます。

日々、経営者として思うことをつらつらと書き連ねていく
自己満ブログ

不景気なのか景気がいいのか

永く続くこのよくわからない状況の中

魔力を増す「お金」というワード


経営者にとって切っても切れないお金の問題は

誰もが一度は悩ますものだろう


私は独立時にお金がなかったけど

国民政策金融公庫という国の機関から

300万円の資金を借りて独立した


生活費をあわせて30万円程しか手元になかった私にとって

300万円というのは大金だった

半分震えながら契約書にハンコを押して

しばらくしたら口座にポーンって振り込まれる


それから事業は順調に成長して

3年ほどで完済


次は500万円借りた

その次は900万円、と

売上に準じて借りる額は大きくなっていった


その間にいろんな知識が入ってくる

事業を畳んだ人も多くいた

貯めたお金が無くなった

借金だけが残った

そんな中でわたしは弁護士の友人も多く

「会社潰して借金残ったら自己破産したらいいよ」

と言う人も

というのも、自己破産をすると信用情報がブラックリストに入るが

それは5年でクリアになる

だから35歳で破産したら

40歳にはキレイな信用情報に生まれ変わることができる

という理論だ



しかしながら


金融機関や保証協会はそうもいかない

自己破産で信用情報はクリアでも

金融機関の情報は残っていて

いきなり破産で借金を飛ばした人には

二度と貸してはくれない、と


これは金融機関に勤めている知人の話

どんなにしんどい状況でも

誠意ある行動が

最後には周りの人たちが救いの手を

差し伸べてくれるのだと


やっぱり最後は「人」なんだよな

って話
先日、スタッフから相談を受けました。

別の会社からヘッドハントされてるって。


何も知らないところから少しずつ

間違いも多数重ねながら

ちょっとずつ成長してきた3年目のスタッフです


基本的に去る者は追わず、と公言してるので

「アンタ!行かないで!お願いだから!ヨヨヨ、、、」

みたいなことはしないのだけれども



「実は正直な話、迷ってます」

と。

うちの仕事は嫌いじゃないし

人間関係も良い

けど、最近の興味がどストレートの業種

ただ、そこに興味を持たせてくれたのは

うちの会社だ、という恩義もある


「行くのは止めない。最後は自分の判断になる

最終的な自分の目指すべきところに

その会社で働くことがプロセスとして必要、

もしくは近道であれば、それは応援する」


私が言ってあげられるのはそれしかなかった


強がりもなくはないけど

それが人を育て、成長を願う

そう誓った会社の役割じゃないかな

って思ったって話
ものすごい猛威を振るった台風15号

横浜でもすごい雨風でした


普段、対外的にはそんな台風のような性格に見せていますが

実はとても大人しい性格なんですよ

信じるかどうかはあなた次第だ


ところで自ら悪者になりたいって人はいますか?

多分、ほぼいないのではないかと思います

いたとしたら相当な天邪鬼じゃないだろうか

誰だって悪役はやりたくない

憎まれるようなことや

怨まれるようなこと

人がショックを受けることは言いたくない


でも、社長って立場は言わなきゃいけないこともある

ずっと笑って

ずっと楽しく仕事をしていたいけど

スタッフの成長のために

時には厳しい事を

慎重に言葉を選びながら

言わなきゃいけない時がある


私の場合

感情を極力抑えて

分かりやすく説明している(つもり)


時には泣いてしまう人もいる

それでも一生懸命に理解しようとして

より良くなろうという

仕事を介して人間的成長を志す


スタッフにそんな気概が見えると

こちらまでなんとも言えない気持ちになる

涙が出そうになる

でもグッと我慢


人の成長って

本当に素晴らしいものだなって話