「おまけ」を超える、主力商品開発の第一歩として参考モデルとして候補に挙がった「プレゼント」企画ですが、一般的な「プレゼント」キャンペーンでは、私たちの商いには向いていないのは明白です。
商品の販売数がかなり多い場合でないと旨みが無いからです。
「プレゼント」キャンペーンで売上が1%アップし、数千・数百万円のゲインが生まれる場合は良いでしょう。
私達の商品流通のパイでは、全くその規模が小さ過ぎます。
しかも、このような「プレゼント」キャンペーンは市場に対するカンフル剤的に利用すべきでしょうし、私達はカンフル剤ではなく、パンチの効いた特効薬が欲しいのです。
そして、何よりも目新しさ、インパクトがありません。
このままでは、まだ「おまけ」の領域として受け取られてしまいます。
では、どのように工夫したら、自分達の扱えるキャンペーンになるのでしょう。
もう一度、「プレゼント」キャンペーンを考えて見ます。
「プレゼント」と言っても応募抽選式、くじ判別式があります。
・応募抽選式
どれだけバリューを感じる賞品を準備する事が可能かが問題です。
お客様サイドからしたら、年末ジャンボ宝くじを買うようなもので、まさに当たればラッキー、応募の時点では、自分に当選する気はほぼ無いのでは?
抽選日までキャンペーン期間を設定し、関連営業を仕掛ける事が可能です。
・くじ判別式
その場でアタリ・ハズレがわかるドキドキ感と、自分で運命を決める「くじ」を選択する面白さもあります。こちらは、スクラッチくじに近い感覚でしょうか。
一方、アタリのお客様もそこそこ出さなければなりませんから、必然的に賞品内容ははそれほど高価なものが当たる様には出来ません。
いっその事、この両者の良い特徴部分だけ組み合わせたらどうなるか...
■結果がわかるまで期間設定をする(即判定はしない)
■抽選者は自分で選択できる(アタリを狙える)
この方向性は、前回確認した「何か別のモノ」屋の主力商品の条件を満たしているでしょうか?
※決して「モノ」であってはいけない
※サービスと言う範囲のものでもいけない
→「プレゼント」に応募するという行為は、直接的な「モノ」の受け取りでもありませんし、サービスの一環という認識はないでしょう。
・興味引き~楽しそう・面白そう→説明いらず
・持続性~次も是非手に入れたい→お得意様づくり
・話題性~知り合いにも薦めてみる→最大の営業=クチコミ効果
→抽選者は自分でアタリを狙う事ができて、一定期間ドキドキできる性格のものならば、上記三つもOKです。
このモデルをもう少しブラッシュアップしてみる価値は十分にありそうです。
ここからは、グッと具体的な「想い」を入れていかなければなりません。
折角の新しい創造なのですから、「私達」と「お客様」にとって嬉しい事を欲張りに盛り込む姿勢で算段するべきです。
まだまだ荒削りですが、また一歩、思考の先が具体的になってきました。
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