今回はチベットに関するニュース記事を比較してみたいと思います。
全く同じ事象を書いている記事の比較ではないので厳密な比較というわけではありませんが、
それぞれの記事での表現の違いをなんとなくでもいいので、感じ取っていただきたいと思います。
まず、始めは記者が実際に取材をして、独自の視点から書いた現在のチベットに関する記事です。
二つ目の記事は、情報統制により直接記者が取材ができないといった理由から、中国メディアが発する
チベットのニュースをそのまま報道した記事です。(これまでの日本のメディアに多いパターン)
「チベット暴動4年、党幹部が「夜回り」で秩序安定アピール―中国」
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2012&d=0315&f=national_0315_023.shtml
そして最後に、中国メディアの日本語WEBサイトが発信しているチベットのニュースです。
「中国のチベットの僧尼、今年は社会保険に加入」
http://japanese.cri.cn/881/2012/03/14/141s188934.htm
この他にも、「四川省、チベット族居住地域の民生改善を強化」といった内容のニュースを流しています。
できれば同じ事象を言及している記事で比較したかったのですが、ここ最近起きているチベットでの
焼身抗議やデモについて書かれている記事を上手く見つけることができませんでした。
この三つの記事を比較してみて、皆さんはどう感じたでしょうか?
テレビだけを見ているとわかりませんが、ツイッターやユーチューブで流れている情報に触れると、
紹介した記事のどれが嘘でどれが真実に近いか判断する材料が増えると思います。
少しづつではありますが、ネットからの情報の他、日本メディアのチベットに関する報道が
変化しつつあります。(まだまだチベットの現実には及ばないようですが・・・)
しかしながら嘘と真実を巧妙に織り交ぜ、真偽の判断が困難な報道や、
全く報道しない(黙殺)事もまだまだ沢山あります。
故意に嘘はつきませんが、このブログで書いていることにも間違っている事がいくらかあると思います。
ですので、チベットに関してのニュースはできるだけ多くの情報を得るようにして頂きたいと思います。
その中には意図的な情報操作による危険な物があることも知っておいて下さい。
明確な嘘はある意味怖くありません。本当に怖いのは真実なのか嘘なのか判断に迷う情報です。