橘 玲
雨の降る日曜は幸福について考えよう Think Happy Thoughts on Rainy Sundays

マンション分譲屋さん にお借りした本。


橘氏の本は何冊か読んだが、いずれも切れ味鋭く、一般論より更に深く突っ込んで考えていて面白く学ぶことが多い。


自分も物事の本質をみようと努力しているが、当たり前だが橘氏には遠く及ばない。


この本を読んでなぜか子供の頃の自分を思い出した。


昔から世の中の構造を知ろうといつも探究心に溢れた子供だったような気がする。


・なんで一人も客が入っているのを見たことがない店が潰れないんだろう???

・タバコ屋は10%の利益だから月30万円稼ぐのに何箱売ればよいんだろう?税金とか払うと生活できるのかな?

・自営業の人は何で経費と言って会社の金でいつも飲んでるんだろう?

・保険って死んだら大金払うのに何で潰れないんだろう?

・葬儀屋って儲かるって聞いたけど何で儲かるんだろう?


昔からお金や社会のことについていつも疑問を持っていたから、大人になって世の中の構造が見えてくるとひとつのことに気がついた。


「金は知識のない者から知識のある者に流れる」


まだまだ世の中のことの一部しか理解していないが、人生を賢く生きていくためには本質を見抜く力をもっとつける必要があると、本書を読んで改めて思った。