母は2週間前から在宅療養をしています。

新しい訪問医の先生は、薬剤師も持っている先生で、薬に特に詳しいです。
そして大学病院の救急医療センターに長くいたので、その面でも安心。
確か5月に訪問診療所をオープンしたばかりというのもあるのか、とても一生懸命です。


在宅療養にしてよかったと思います。


がんと積極的に戦うことはしませんが、
なにより本人が幸せそうです。


本人が死を受け入れているから
そして西洋医学に疑いをもち
東洋医学やスピリチュアル的なものを信じているからかもしれませんが、


幸せそうです。


家族と始終一緒にいて、
例えば12歳の姪がレンタルしたベッドにマンガを持ち込んで潜り込んだり
上下させて遊んだり
横で宿題したり
テレビのチャンネル争いをしたりする

そんな日常の中にいることができるのは、幸せだと思います。

日常って、くだらない小さなことがいろいろあるので、笑えるんです。
入院中だとこうはいかないと思います。

あと、食事のリクエストを聞くことができるかな。
おでんが食べたい、
お寿司が食べたい、
牛丼が食べたい、
筋肉が食べたい、
そんなわがままも、最後だから叶えてやろうと思いますし
私たちもお相伴に預かれますw




そして、家族の私たちも、病院に行かなくていいのは凄く楽です。

入院されていると、

病院に見舞いに行かなくてはいけません。

往復の時間もとられますし
病院では何ができるわけでもありません。
ただただ話をして、また来るよと言うしかないです。

在宅療養にしてもらえると、家にいることができるから、家事ができるんですね。

それに、聞きたいこと(葬式のことや遺品整理などのこと)も、聞きたいときにポンと聞けていいです。



状態にもよるんでしょうけどね。



うちは今はほぼフェントステープ1㎎だけで痛みを乗り切っています。
これのせいなのか、手の動きがコントロールできなくなりましたが、
トイレには一応行っているし、食べることも一応できます。

これがポータブルトイレになり、オムツになったら、それも苦しいのでしょう。
数時間おきに車いすでトイレに連れて行かなければならない今もちょっとしんどいですが、これくらいならなんとか。


なかなか家を空けることができないのはちょっと厳しいので
専業主婦の人がいる家庭か、
介護休暇が取れる人でないと難しいですね。

うちは余命が1か月と言われているので、長くて2か月だろうと思って
先が見えているから頑張れます。

これが、先が見えないと、辛いでしょうね。


また在宅療養で気づいたことを書こうと思います。