BL作品を紹介しています。実在する人物・団体等に一切関係ありません。

 

 

電子復刊版□読み応えがありました。とてもよかったです。

きみの処方箋 (ディアプラス文庫) きみの処方箋 (ディアプラス文庫)
605円
Amazon

 

@月村奎

父を知らずに育った智朗は、たった一人の家族だった母を亡くして伯父の家に引き取られた。けれど頑固な伯父とは衝突してばかりのうえ、 従兄の克巳からは屈託もなく言い寄られ、智朗は早くこの家を出て独り立ちしたいと思っていた。ところが、心臓の病にも負けず明るく見え た克巳には、実は智朗が思いもよらぬような秘密があり……。きみを守りたい、そして癒したい――あの名作が、書き下ろし短篇とともに甦る!!《Amazonより》

 

きみの処方箋@月村奎

母を亡くし引き取られた伯父の家で頑なに心を閉ざす智朗

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心臓を患いながらも常に明るく前向きな克己☆従兄弟

 

今まで見ていたものがひっくり返った衝撃は大きく、それまでの克巳の言動を振り返ると切なくて仕方ないです。

智朗の父親の謎、克巳の真実、智朗の本心がわかり両想い。

 

お気には…

世間体のために引き取り面倒を見ていると思っていた伯父が、智朗が 万引きを疑われた時、一ミリも疑わずコンビニ店員に噛みついた所。

不器用な愛情がとても格好良かった。

 

<cross my heart>

克巳の主治医・葛西と草子のお話。

<ヰタ・セクスアリス>

初めて会った夏の夜にすでに二人の勝敗は決まっていたお話。

<病めるときも健やかなるときも>

克巳は、体力的に厳しい医学部進学をやめ国立大文学部に進学後、図書館司書として働き、給料の半分は家に入れるとか、健気で泣かせます;;

そして、手術は智朗に!と、うまく心臓とも付き合ってきたご様子。

智朗は、医学部に進学し、学費だけは叔父に借り1Kのアパートで自活。この事でまた伯父と衝突したらしいので、お互いに不器用なのは相変わらず。

 

そんな智朗と克巳のその後の生活は、真面目に堅実に、相手の為に…とても慎ましやかで二人らしい暮らしぶりでした。

エアコンのスイッチ一つで克巳への愛情が伝わってきてほっこり♪

イタしてる描写はありませんが、智朗がなんとか自制しながらちゃんとイタしているようで、こちらもホッといたしました。らぶらぶ♡

早く心臓を治して心置きなくできるようになるといいね。

そしてなんと葛西と草子が結婚ですか!おめでとう!

 

あとがきまんが<バイト先にて>@鈴木有布子

二人のいちゃいちゃのおかけで繁盛するレンタルビデオ屋(ともろーバイト先)!

ゆたかもお客になりたいですw

ドキドキドキドキ.5

ゆたか