BL作品を紹介しています。実在する人物・団体等に一切関係ありません。

 

 

完結まで待つつもりが、うっかり読んじゃいました//

 

蟷螂の檻①@彩景でりこ

時代は昭和。田舎の旧家のお話☆

妾腹の長子・蘭蔵を溺愛する父、

父の愛を求め病んだ母、

座敷牢に幽閉されていた無垢な蘭蔵(兄)、

誰にも愛されず孤独な弟・育郎、

ハリガネムシのような使用人・典彦、

蘭蔵を拠り所にする付き人・健一。

 

赤子の育郎を見つめる兄・蘭蔵の様子は、弟に興味津々の普通の兄のようだったし、育郎が可愛くて今も好きなんじゃないと思え、だから余計に育郎の仕打ちが痛くて哀しいです。

そして何もかもを思い通りにしそうな典彦が怖く、どう転んでもハピエンになりそうな気がしません。

 

 

 

蟷螂の檻②@彩景でりこ

周りに言われるままに祝言をあげた育郎。

嫁・さち子さんが素直で健気なだけに気の毒でした。

こんな家にまともな人が入ったら病むしかない気がします。

狂う前に離縁できればいいのに;;

 

育郎を可愛く思ってそうな蘭蔵が可愛くて、

母のあれで蘭蔵に障碍が残ったのかもと思うと辛いです;;

とはいえ諸悪の根源は父親ですけどもっっ!

 

やっぱり裏で画策しながら常に無表情な典彦が怖いです。

典彦の思い通りになってるような気がしてなりません。

巻末で蘭蔵もピンチだし!?汗汗

 

そういえば、一族と関係ない人もおりました。

育郎への想いを自覚後、会う事のなくなった飯田。(大学の友)

棘が刺さったままだし、今後出てくるんでしょうか。

というか、この一族を壊せるのは事情を知らない全くの他人だけかもしれません。

何が幸せかわからないけど育郎が救われますように。。。

 

ドキドキドキドキ.5

 

下書きで寝かせている間に3巻が出ました\(^o^)/

電子待ちして購入☆

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@彩景でりこ

「私のかたちです。覚えてください」ついに長年の使用人・典彦(のりひこ)に処,女を散らされた當間(とうま)家の若当主・育郎(いくろう)。男の味を知った育郎は社長室、会社の便所、車内、旅館――と人目を避けて典彦に抱かれ、雌のように体を開発されていく。妾腹の兄・蘭蔵(らんぞう)や政略結婚の妻・さち子(こ)との関係に揺れながら典彦の愛に縋る育郎だったが、とある男に、その体を所望され――!? 下克上主従が織り成す、執着と依存の官,能時代ロマン。「開いて拡げて奥まで刺し貫くんです」サイコパス執着攻×メス若社長…女にされていく背徳――注目の第3巻!《Amazonより》

 

蟷螂の檻③@彩景でりこ

続き◇裏で画策してきた典彦が大暴れしこわいのなんの。

蘭蔵を襲わせ助けた(輩を殺した)健一を守るていで枷をつけ、

育郎を愛欲に溺れさせてからさち子との後継ぎを望み、

雨降って地固まる的、イタせずとも夫婦に心が通い始めたら、仕事相手の真珠ジジイと房事させぶっ壊し、

育郎は過去に母がされてきた事を知り傷つき、

さち子を守る優しい子で;;(ゲス親父とは違う)

それを襖の陰でさち子に見せるとか、

さち子も典彦の企み(蘭蔵との後継ぎ)には気づいたようで、逃げるくらいの弱い人ならいいけど、健気で気丈なので逆に心配。

自分が育郎をジジイに差し出しておいて、どろどろの執着まみれでタバコの火を押し付けるとか、典彦の「愛しています」ほど怖いものはない。

イタしていても育郎が痛々しくて読んでて辛い。

典彦の歪んだ執着の先、育郎を追い詰めた後に何があるのか…。

とにかく不穏。

ハリガネムシに寄生され生殖機能失い操られ死んでしまう宿主の様にならない事を祈るばかりです。

なのでラスト!記者になって再登場した飯田。待ってた~\(^o^)/

泥沼な一族を清浄にすることはできなくても何かやってくれそう。

 

ただ、育郎にとっての幸せがわからないから困ります。

ゆたか的には、蘭蔵と育郎が兄弟二人で微笑み合えればそれがハピエンのような気がしておりますが…//

ドキドキドキドキ

 

ゆたか