- 鴉(カラス) (ピアスノベルズ)/綺月 陣
¥890 Amazon.co.jp
少し前(いや、2/21w)になうで「凹んだ~;;」と呟いていた作品ですっ☆(^▽^;)
れびゅしようか迷いつつ…やる。( ̄▽+ ̄*)←
数年前に買った時から、かなり嫌な予感はしてました。だから放置だったんですけど←失礼
皮の服に木の楯と、防御力もさほど期待できない防具に身を包んだ駆け出しの戦士(ゆたか)の前に、いきなり敵の召喚獣・オーディンが現れた感じ?←意味腐
そりゃあ、無抵抗に嬲られてしまうでしょう。されるがままでしょう。。・゚゚・(≧д≦)・゚゚・。
おかげで地の底に引きずり下ろされた気分。。。はぅ。。。ゆたかの心はボロボロですよぅ。
自称・HENTAIオトメですが、甘ちゃんも自覚しているので、ゆたかの中で1位2位を争うくらいの衝撃が!!!
予想通り…読むのが苦しかったデス~;;
ふぁりなさんの甘めの表紙・ピンナップからは想像もできないお話でした。要注意~!!!!!!
ちよつとトラウマになりそうですものっ☆。・゚゚・(≧д≦)・゚゚・。
【 鴉 <カラス> 】 ( ピアスノベルズ 著:綺月陣 ill:杉本ふぁりな )
■□あらすじ□■ 実の両親と兄から虐 待(凌 辱)されて育った高校生の木嵜は、東京で暮らす友人・周を頼り黒磯から家出上京する。周に誘われるまま不良少年たちの集う夜の新宿に足を踏み入れた時から、平穏とはほど遠い凶暴な世界に巻き込まれるとは知らずに…。暴力と憎悪が渦巻く街で、破壊衝動に酔った少年たちにレ イプされた木嵜を救ったのは、背中の漆黒の鴉のタトゥーを掲げた銀髪の少年・零だった。冷たく鋭い瞳を持つ零に惹かれ、彼の元に留まることを選んだ木嵜を待っていた過酷な運命とは…? 小説ピアス掲載の表題作、木嵜と零の切ない一夜を描いた特別書き下ろし『静夜』を含めた完全版が遂に待望のノベルズ化!《裏表紙より》
極悪非道で残忍な攻が、清らかな受に出会い一筋の光を見出し、生きる目的を得、ひたすら甘く猫のように可愛がる…
あ、コレだけ読むと「ミスポリ(著:竹内照菜)」を、六条×ユキを思い出しますねw
六条がどれだけ陰で悪事を働こうとも、コヤツラは甘い、激甘でございますよ。
ですが、こちらの二人は甘さ激減。スーパーハード…((>д<))
というか、二人は甘くても外野がそうは許さない。(ノ_・。)
はいっ☆BでLはファンタジー!それはわかってます!!
だからイケナイ無理矢理展開でも愛があれば「イケナイイケナイ//」と思いつつ萌ゆるのがオトメ。(*v.v)。←ほんとか?
でも、愛のないイケナイ無理矢理展開は只の暴力にすぎません。
なのに、そりゃあもう!色んな場面で暴力暴力暴力…
カラーギャングにヤクザにクスリ
兄に弄ばれに両親に無視され友人に騙され裏切られ
疑うことを知らず、責める事もせず
どこまで木嵜が傷付けば救いがやって来るのか…
ええ!救いなんかないんですっ!どこにもないっ!!
結末ももう。(ノ_・。)
零と木嵜は両想いは両想いなんですけど・・あれで救われたとは思えません!
いや、見方によっては救われたのかもしれません。でも、助けてはもらえなかった・・と申しましょうか。
零も助けようとはしましたが、助けられませんでした。
それでも、あとがきに「零なりに守り抜いた…究極の庇護の形」という件があります。
それを納得したいゆたかと、出来ないゆたかがいて…やっぱりもにょもにょなのでした。
闇の中にいた零だからこそ、辛い思いをしてきた木嵜だからこそ、幸せになって欲しかったのに;
極悪非道で残虐な零も木嵜にだけは、人間らしく優しい温もりを見せたのに・・;;
こんなに何もかも全てが上手くいかないなんて・・
それもリアルだと思いたくないけど、上手くいかないことがまた生々しくて・・ほんと辛いです。
綺月さんは、甘く楽しいラブコメがあったり、ちよつとHENTAIっ気のある主人公だったり、濃厚エ ログ ロ作品も書かれておりますが・・
クスッと笑うポインツがあったり、グロの箸休め的な癒しポインツがあり、(それなりに←)幸せがちゃんと見えるので読めました。
でもこれは、逆にメモリが吹っ切れて笑うと言うか、もうつっこむ事もできません。
かぷに愛は存在するものの、マイナスに向かうばかりで、木嵜が零と抱き合うよりも外野に抱かれる回数が断然多いと言う…
<本編で主人公たちはサラッと1回。しかし、rin☆姦されたり、友人に騙されてヤクザに売られたり・・木嵜が容赦なく抱かれる回数は・・もう、数えたくありません;;>
おかげで読後、気持ち悪くなりました。
こんなことは初めてかもです。
重い・・重すぎます。
浮上できる気がしません。恐るべし鴉…
★冒頭、公園でのリーマンオヤジのレ イプ(部下の女性を泥酔させ)も、カラギャン同士の抗争(黒・赤・青)も、仲間への制裁や暴力も、そして何度か出てくるrin☆姦も、読んでて気持ちのイイ物ではありませんでした。
何度でもいいますっ☆BでLはファンタジー!フィクション!!わかってます。
でも…
木嵜を騙してヤクザに売った、木嵜の友人・周に復讐する零が怖かったです。
復讐したくなる気持ちもわかりますけど。。。
ガソリンスタンドでバイトしていた周の所にBB(黒)のメンバーを引き連れて行き…殴る蹴る位はまだいいんです。でも嬲り殺 しと云うんでしょうか…
ガソリンをムリヤリお腹が破裂しそうになるまで飲ませ、タイヤ数個で体を拘束し火をつけるという・・;
もちろんじわじわ燃えた後、周もろともガソリンスタンドは爆発しますよね。
一緒に働いていたオジサンもお構いなしに犠牲になりました。はぅ・・
そこに罪の意識は全くない。
それだけのことを周はしてます。わかります。
でもでも、大事な大事な木嵜の為だとしても・・ここまではどうなのかなぁ;;
ゆたかは偽善者なのかしら。。。
ラスト、木嵜は自分を騙して抱いていたヤクザ・宇野から一矢報いようと一人で画策します。それは零と二人で静かに暮らため…クスリの売り上げ・4千万円をくすね、逃亡をはかりました。
その4千万円は、カラギャンのボスである零(鴉)がマフィアと仲介して手に入れたもの…なので零も裏切り者扱い。
結局、宇野に二人とも銃 殺されてしまうという。はぅ。。。
それもね。
木嵜と一緒に逃げるため待ち合わせ場所に向かった零。安心して喜んで駆け寄ろうとした木嵜は不意の銃弾に倒れます。零の目の前で血みどろの木嵜;それはそれは酷い惨状でした;;
それでも零は木嵜を連れ逃げようと、銃の宇野に反撃しますが、所詮はナイフ。大した抵抗にもならず、同じく宇野の銃弾に倒れるという…これで守り抜けたと言えるんでしょうか。。
木嵜の、零の救いって何?
ゴミのような生活から抜け出すことじゃないの?
何もなくても貧乏でも、平穏に穏やかに暮らすことじゃないの?
それすら叶わなかったのに…;;
でも、お互いの顔を見て、声を聴けて、最後の一瞬に抱き合えたこと。
一人じゃなく、二人で逝けたこと・・
それはやっぱり幸せなことなんでしょうか。。。
いいやっ!だめだっっっ!辛すぎます。うわーん。・゚゚・(≧д≦)・゚゚・。
後半の【 静夜 】とふぁりなさんの漫画は、こうやって二人で生きて行けたらイイのになぁ…と逆の切なさに襲われました。
幸せで甘く短い後半にやっと泣けましたよぅ。
おかげで、少し・・ほんの少しだけ救われました。
ええ、5%くらいね。←低っ
こういう作品を楽しめる日が来るのかしら…
ぎゃああああああな感じでハートはお預けとさせていただきます。(^_^;)
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