久しぶりの更新です。

ちょっと長いです。
そして、真面目なはなし。



我が家の子どもたちがお世話になっている保育所が今年度いっぱいで廃園になります。

以前にちょこっと触れた、耐震性を問題にしての体のいい公立つぶし(だと私は思っています)です。
昨年度の突然の発表で、既に2つの公立保育所が廃園しています。

父母会や、市の保育所の連携組織の役員さんたちが様々な反対運動や耐震工事の案など提案するも、あっさり否決。

「公立保育所の建て替えに、国はお金をだしてくれない」けど、
「私立の保育園の新設」には、国がお金をだしてくれる のだそう。

役員さんたちが、依頼した第3者の建築家の方は、耐震性に問題はないと正式に判断したり、してても、市は「子どものいのち」という言葉を盾に突然の廃園をすすめていきました。

耐震性に問題があるのは分かる。
でも、せめて今在園している子どもたちが卒園してからにしてほしい。
あと4年‥‥。
待ってはもらえませんでした。



この地にパパの転勤が決まって、お兄ちゃんが年中の時からお世話になって、4年間。

ワカは1歳児、タケは0歳児から通わせてもらっています。

来年度からは市の用意した、私立の保育園に通います。行くところがあるだけでありがたいのは分かっています。

でも、やっぱり切なくて寂しくて。
誰ひとり望んでいない廃園。

我が子の成長を、時には親である私以上に感激してくれ、子育ての色々な悩みを一緒に考えて、よりそってくれる。そんな先生方。

同じように、小さな頃から保育所で過ごし、我が家の子どもたちにも温かく接してくれたお友だち、そのパパやママ。

どんなに私の心の支えになっていたか分かりません。



今の時代、我が家のように核家族が多いなかで 保育園という存在は子育ての悩みに真摯に向き合ってくれる親戚や家族のようなもののように感じています。

関わる時間が長くなるほど「働いているから預ける場所」なだけではなくなってくる。生活の一部。便宜上だけではない無くてはならない存在。

ワカが、ダウン症だからとか関係なく どの家庭にもあるような悩みや不安をたくさん受け止め、ともに「子育て」をしてくれる場所。

それだけ それぞれの人生に深く関わっている場所をいとも簡単に無くしてしまう行政に、本当に怒りしかない。


誰も望まない廃園。


今からでも、なかったことにならないかと、本気で願う母のつぶやきでした。