久方ぶりに更新します。

やっぱり、このネタしかありません。

(以下、産経より引用。赤字は筆者加筆。)



尖閣購入で専従組織 東京都、寄付口座開設も
2012.4.27 19:16

 東京都の石原慎太郎知事は27日の記者会見で、沖縄県・尖閣諸島の購入に向け、5月1日に専従組織を立ち上げると発表した。尖閣諸島の購入・活用に充てる寄付金の専用口座も開設した。
 都によると、専従組織は担当部長以下7人態勢で、現地調査のための上陸許可申請などの手続きを進める。
 石原知事は「上陸は仮契約の後になる」との見通しを示し「(国が)許可を下ろさなかったら、下りるまでやる」と述べた。都議会への提案は、12月開会の定例会ごろになるとした。
 その上で「国が本当にやる気だったらいくらでもお譲りする。本来は国が買い取るべきことだ」と話し、国有化には柔軟に対応する可能性をあらためて示した。
 都には26日までに現金書留で37件の寄付申し込みが寄せられているという。
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/120427/lcl12042719170000-n1.htm


引用、以上。


先月に唐突に発表受けて以来、これほどの期間で

「専従組織」の立ち上げ、それだけでなく具体的な地位や人員まで出てくるとは!

石原都知事の本気度がよくわかります。


ちなみに、最初にこの件が初めて出てきたとき、社説で散々叩いていた日経、朝日等は

今回、社説にて何も言っていません。朝日は電子版の社会面で掲載を確認しました。


あるブログさんでも書かれていたのですが、今回の寄付は

「総寄付金額」よりも

どれくらいの人が寄付行為を行ったか

が重要だと思います。


多くのメディアは今回の件を最初に報じた際、産経新聞を除いた新聞が、

街中の人の意見として「そんなものにカネを使うな」とか「もっと都民のためになるものに金を使え」とか

ネガティブキャンペーンを行っていました。

(個人的にはインタビューを受けた人が都民なのか?という疑問もありますが…)


今回の寄付で、寄付した国民がこれほどいたのかということが示せれば、

おそらくは…。

ボクもこれから無理のない金額を寄付してきます。


これをご覧の方も賛同できる方は、寄付をお願い申し上げます。

詳細は東京都ホームページにて。


「東京都尖閣諸島寄附金について」

http://www.metro.tokyo.jp/INET/OSHIRASE/2012/04/20m4r200.htm

今日は珍しく法律ネタで行きます。


成年後見制度 選挙権求め提訴

2月1日 15時44分 NHK

 知的障害など判断力が十分でない人に代わって財産管理などを行う成年後見制度で、後見を受けると選挙権を失うのは憲法に違反するとして、知的障害がある48歳の女性が1日、国に選挙権を認めるよう求める初めての訴えを起こしました。 東京地方裁判所に訴えを起こしたのは、茨城県牛久市に住む名児耶匠さん(48)です。名児耶さんはダウン症で知的障害があり、4年前に父親が判断力が十分でない人に代わって財産管理などを行う成年後見人になりました。

法律では、後見を受ける人に選挙権を認めておらず、名児耶さんも後見を受けると同時に選挙権を失いました。名児耶さんは20年以上にわたって選挙の際は欠かさず投票していて、投票する能力はあると主張し、後見を受けたことで選挙権が失われたのは、選挙権を保障する憲法に違反するとして国に選挙権を認めるよう求めています。

成年後見制度で後見を受けた人はおよそ14万人に上りますが、選挙権を求める裁判は初めてです。名児耶さんは、会見で「二十歳からずっと選挙に行ってました。また行きたいです」と話し、弁護団の杉浦ひとみ弁護士は「権利を守るための成年後見制度によって重要な権利が奪われる矛盾を正したい」と述べました。提訴について、総務省選挙課は「訴えの内容を承知していないのでコメントは差し控えたい」としています。

→http://www3.nhk.or.jp/news/html/20110201/k10013778291000.html



 後見制度とは、本人に代わり公的に認められた代理人が法律行為を代理して、本人を保護する制度です。当該制度には4種類あり、成年後見制度(民法7条以下)、補佐制度(同法11条以下)、補助制度(同法15条)、そして未成年制度(同法5条以下)の4つがあります。

 今回、問題になったのは成年後見制度(同法7条以下)であり、これに該当する者(成年被後見人)は、選挙権・被選挙権を制限されます(公職選挙法11条1項1号)。


 さて本件で問題になる「成年被後見人」とはどういう方なのでしょうか。

民法上の定義では、「精神上の障害により事理を弁識する能力を欠く常況にある者」とされます(民法7条)。

これを解りやすく言うと、「日頃自分の行いを自ら認識したり、説明したりする力がない状況が、常に続く人」です。


 ここで問題なのは、成年被後見人が選挙権という公法上認められている権利を制限されることは、果たして妥当であるかです。

 私見で言えば、この法規定は妥当だと思います。理由は2点です。

 まず、先ほど述べたような状況にある人が、国の施策を評価するのは困難であると考えられます。参政権の一つである選挙権は、民主主義の根幹であり、これによってその国の行く末に多大な影響を与える物です。そのような重大な権利を、常に自己の弁識能力がない人が、正当に行使できるのでしょうか。

 次に、本人の意思を後見人が正確に反映しない可能性もあります。以前、認知症の方が入所するセンターで職員が勝手に入所者の選挙権を行使するという事件がありました。これと同種の事案がないとは言い切れません。仮に濡れ衣であったとしても、それを証明するのは困難を極めると思われます。

 以上の点から、当該訴訟の請求は認められないと考えます。


 なお、勘違いされている方がいると困りますので述べますが、成年被後見は取消すことができます。ですから、例えば治療や何らかの理由で認知能力が復活した場合、裁判所に申請すれば「後見開始の審判」を取り消し、選挙権を再び行使できるようになります(民法10条)。尚、他の後見制度なども取り消し可能です(民法14、18条)。


 この訴訟がどうなるのか、注視していこうと思います。

狭い日本という市場にHONDA、TOYOTAなど自動車会社がひしめき合っています。


そしてそれらに(良くも悪くも)支援されたドライバーが数多く成果を残していました。

パイオニア中嶋悟に始まり、鈴木亜久里の母国GP3位表彰台獲得、佐藤琢磨 の米国GP3位表彰台獲得。


そしてついに!

「実力で」シートを獲得するまでに至った小林可夢偉 が登場しました。

琢磨も凄い選手なのです―リスクを恐れず、常に攻める姿勢―が、カムイも別の凄さがあります。

実質のルーキーシーズンだったにもかかわらず、歴代チャンピオンのアロンソやバトンたちに臆するどころか、(彼らのオーラに負けず)攻め続けます。笑


そんなカムイに期待するのは当然で、多くの雑誌は、ある種祭り状態―佐藤琢磨と同じようなケース―が懸念ではあります。

ですが、こんな外野の些細なことを気にせず―無論、本人も気にしていないと思うが―活躍してほしいです。


ホントに若者には暗い話ばかりの中、同年代である自分にとっても、とても刺激になることですからね。

さて、そんなカムイの所属するザウバーの新車である「C30」が シェイクダウン(公開)されました。この車両がどこまでイケるのか、今から楽しみです。

動画:ザウバー C30 シェイクダウン


でも強いて言えば、日本企業が支援しないということが悲しい…。

やってくれましたね~!日本代表!

延長戦での李のゴール、

思わず手に力が入り、喜びに打ちひしがれていましたヨ!


昨年のW杯から、もうサッカーファンになってしまいました!

あの、逆境からベスト8入りしてきた強さに惹かれてしまうんです。


あの試合から「和」とか「協調」とか「団結」とか、

日本人の持ち味を活かしたプレーに良い意味で割り切っているように思います。

ゴールを決めた李や本田、長友も良い仕事してましたが、個人的MVPは川島です。



勝利引き寄せた GK川島の好守 2011.1.30 03:13
 日本は0-0の延長後半4分、長友の左クロスを途中出場の李が左足で豪快にボレーで蹴り込み、熱戦を制した。日本は持ち味である中盤でのパス回しをあまり見せられず、オーストラリアの高いクロスを放り込むシンプルな攻撃に苦しんだ。それでもGK川島が後半にキューウェル、延長前半にクルーズの決定機を防ぐなど好守を続け、流れを引き寄せた。(共同)

http://sankei.jp.msn.com/sports/news/110130/scr11013003140015-n1.htm



20回のシュートをガッチリ・ガード!

さらに、ロスタイム終了間際に、豪の球をカットしようとしたら、まさかの真正面フリーキック!

これは一番のピンチでしたが、イレブンもファインセーブ!

一体、日本代表はどれだけ心臓に悪い展開でワクワクさせるんですか。笑



日本1-0、延長制す 李の決勝点で豪州破る 2011.1.30 02:38
 サッカーのアジア・カップ最終日は29日、ドーハで決勝を行い、日本は延長の末に途中出場の李(広島)が決勝ゴールを決めて1-0でオーストラリアを破り、2大会ぶり4度目の優勝を果たした。
 優勝回数はイラン、サウジアラビアを上回って単独最多。日本は2013年にブラジルで開催されるコンフェデレーションズカップの出場権を得た。
 日本は延長後半4分、長友(チェゼーナ)の左クロスを李が左足のボレーで仕留めた。オーストラリアの高さを生かした攻撃に押し込まれたが、GK川島(リールス)の再三の好守などで無失点で切り抜けた。
 日本のザッケローニ監督は就任後8試合連続負けなしで、初めて迎えた公式大会を優勝で飾った。(共同)

→http://sankei.jp.msn.com/sports/news/110130/scr11013002410011-n1.htm


ところが!

水を差す紙面が1つありました。

ま、試合終了後に予想していましたが…。



在日同胞がやり遂げた 韓国紙 2011.1.30 11:53
日本-オーストラリア 延長後半、決勝ゴールを決め、ガッツポーズで喜ぶ李=ドーハ(共同)
 韓国紙、中央日報(電子版)は30日、サッカー・アジア杯決勝について、在日同胞の「李忠成がやり遂げた」と、韓国から日本に帰化した李の決勝ゴールをたたえた。 
 同紙は、李が「延長戦後半に値千金の決勝ゴールを決め日本を優勝に導いた」、「自身を選んだザッケローニ監督に走り寄り厚い抱擁を交わした」と伝えた。
 同紙によれば、李は2004年U-19(19歳以下)韓国代表チーム候補として国内でテストを受けたがチーム入りはできなかった。在日韓国人をさげすむ「パンチョッパリ」という悪口まで耳にしたという。
 李は、07年に日本国籍を取得。08年の北京五輪では日本代表のレギュラーとして出場した。当時、「大きな舞台でゴールを入れ世界に在日韓国人の可能性をアピールしたい」と話していたという。

→http://sankei.jp.msn.com/world/news/110130/kor11013011560000-n1.htm



韓国国民、ずるくないですか?

散々、在日を批判差別をしておいて、こういう決勝ゴールを決めた途端に讃える。

なんでやねん!?


そりゃ、日本だって、昨年のW杯の直前まで国民があきらめムードでしたよ。

でも、当時の選手たちを差別までは、していないです。


例えば、田中マルクス闘莉王選手だって、李選手と同じく帰化選手です。

昨年のW杯デンマーク戦後に本人が「日本人になったことを誇りに思う」と語っていました。

これは自分が生中継で直接聞いています。これに自分は、感慨深いものがありました。

帰化した選手が、日本のことを誇りに思っていてくれるなんて。

世界ではこれが常識なのかもしれませんが、日本は、とかく良いことを言われる報道が少ないので、

本人からこのようなコメントを聴けたのは、凄くうれしいのです。

(田中マルクス闘莉王のコメントを書いたページ)

李選手だってこう思っていたはず。それなのに、韓国紙は勝手すぎると思います。


帰化している以上、韓国系日本人だって、ブラジル系日本人だって、同じ「日本国民」です!

その日本人が成果を残したのだから、日本の誇りなのです!!



[追 記]

李選手について、闘莉王選手と同じく誇りを感じているはず、と書きましたが、

そのように発言していた記事(赤字部分)がありました!


代表初ゴールが決勝点…帰化5年目の李忠成(2011年1月30日21時38分 読売新聞)
アジア杯決勝の豪州戦でゴールを決めた後、矢を放つ得意のポーズを見せる李忠成選手=AP 青いサムライたちが苦しい戦いを次々に乗り越え、アジアの頂点に立った。

 日本代表がオーストラリアを下した30日未明のサッカー・アジア杯決勝戦。延長で決勝ゴールを決めたのは、帰化してまで代表ユニホームにこだわり、人一倍の努力を重ねてきた李忠成(りただなり)選手(25)だった。
 延長後半の109分、長友佑都選手(24)が左からクロスを送った時、突如としてゴール前に李忠成選手が現れた。満員の観衆の視線を浴びた背番号「19」は体を右へ傾け、左足で正確に球をとらえた。「あんなきれいなゴールは一生取れないと思う」。日本のサッカーファンの心に長く記憶されるだろう鮮やかな代表初ゴールが値千金の決勝点となった。
 大歓声がわき起こる中、Jリーグの試合と同じ、矢を射るパフォーマンスを披露した。左足ボレーは「小学生の時から繰り返し練習してきた」得意技だった。
 20日前の初戦ヨルダン戦に出場してから、プレー機会がなかった。だが、気持ちを切らさず、練習に打ち込んだ。試合後、「もう1回チャンスが来ると思っていた」「最後に俺がヒーローになると、毎日、思い続けていた」と興奮した様子で打ち明けた。
 J1・柏で出場機会に恵まれず、広島へ移籍したのが2009年。そこでもベンチを温めたが、昨秋、主力の負傷で巡ってきた機会に得点を重ねた。これがザッケローニ監督(57)の目に留まり、代表に呼ばれた。
 在日韓国人4世。韓国の19歳以下代表候補に招集されたこともあるが、代表からは漏れ、日本代表でのプレーを目指して06年に帰化申請した。翌年、認められて08年の北京五輪に出場した。「日本の中で、日本の文化で育った。日本代表のメンバーとしてアジアを制覇し、最後に自分が決勝点を取った。誇りに思います」。苦労を乗り越え、一夜でシンデレラボーイとなった若者は喜びをかみしめた。(ドーハ 大塚貴司)

→http://www.yomiuri.co.jp/sports/soccer/representative/news/20110130-OYT1T00561.htm?from=any

あけまして、おめでとうございます!
定期テストで忙しく、更新が滞りがちで、スミマセン…。

さて、新年1発目はこちらです!


- - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -

ハミルトン・フィッシュ著『日米開戦の悲劇―誰が第二次大戦を招いたのか―』


 筆者は共和党議員であり、戦後に著した日米大戦についての回顧録である。筆者自身、開戦時(真珠湾攻撃時)には参戦に賛同する。しかし、戦後になり、実際には当時のルーズベルト大統領以下、政権中枢部が、ハル・ノートのような日本には到底呑めないような挑戦的な交渉を秘密裏に行い、ひいては日本側に先制攻撃させて、対日参戦しようとしていたという隠された事実を知り、本書の中で繰り返し大統領たちを批判する。
 しかし、私は本書に対して疑問を抱かざるを得ない個所がある。それは、ハミルトンが日米交渉において「日本はかなり譲歩する用意があった」と述べている点である。これは疑問である。なぜならば、当時交渉のメインは中国問題であったが、日本の関東軍は統帥権問題を悪用し、内閣による軍事政策決定を妨げ―これについては、明治憲法上の問題でもある―、事実上の独立軍状態であった。すると、仮に筆者の言う「譲歩」が日米間で締結され、開戦が回避されたとしても、当時の日本政府がそれを順守し得たかは、大いに疑問である。
 以上のように、疑問な点もあるが、いわゆる教科書的な日米開戦の歴史ではなく、国内では表に出てこない―しかしながら、こちらも見過ごせない、日本人が知っておくべき―1つの可能性と事実を、日本人ではなくアメリカ人から知るという点においては、必読の書であると言える。


- - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -
以上、今年1番目の書評でした。

明日も更新します!