チタンチャンバーをリリースします。

近年のNSRブームに乗っかって。っという訳では無いのですが。

昨年は当社の20周年でしたが、気が付いたのがレースシーズンが終わってから？。それじゃあ集大成で何か・・・と思った時にチタンチャンバーが頭をよぎりました。

やるからにはキッチリと。素材が変わればデータも変わる。色々と検証しながら作り直しです。

ステンレスよりも軽量で硬度も高いチタン素材は４サイクルのマフラーでは当たり前になってきましたがチャンバーでは殆ど見ませんよね。それは素材の加工の難しさがあるからなんです。２サイクルマシンでも一部のワークスレーサーには採用されていましたが、はっきり言って量産はとても厳しく、ハンドメイドのチャンバーでは採算が取れません。また、近年は材料のコストも上がっていて以前よりも状況は悪くなっています。

チタンン素材自体もピンからキリまでありますからボルトなどに使われる最高硬度の64チタンや、医療用で使用される純チタンやニッケルチタン合金など様々です。その中から軽量で硬度も高く、耐熱性に優れ熱変化量の小さいチャンバーに最適な素材を選び出しています。

薄肉のパイプが流通している４サイクルマフラーと違い、チャンバーは薄板を正確に切り出して、ロールで丸めて、寸法を合せながら角度をつけて形状を整えてゆきます。この工程だけでもスチールやステンレスに比べて数倍の神経を使い精度が求められます。

こうして出来上がったピースを溶接で繋いでゆきますが、この溶接に悪戦苦闘です。溶接部分が酸化しないようにシールドガスを表と裏に流しながら溶接を進めますが、裏側のシールドが非常に難しい。特に膨張部の径の大きな部分などがシールドガスが不足してしまいがちです。その為各部を溶接するために専用の治具を一つづつ作って溶接を進めてゆくため膨大な時間が掛かってしまいます。ですがこれをやらないと表側は見た目は綺麗な溶接になっていても裏側が酸化していてここから亀裂が入って割れてしまいます。振動の多いバイクのチャンバーではひとたまりもありません。

こうして丹精込めて製作したチャンバー。テストを重ねてようやくお披露目できる日を迎えました。（時間掛かり過ぎて２１周年に突入しちまったぜ）

採算が合わないので5セットの限定生産です。

金額は￥350000-（税抜き）です。

所有できる方は限定されてしまうかもしれませんがドッグファイトレーシングの

20年の集大成として開発したチャンバーです。

是非ＮＳＲをこよなく愛されるオーナー様に装着して頂きたいと望んでおります。

そ・し・て、このチャンバーを体感して頂くチャンスをご用意させて頂きました。

今週末の５/２８日にツインリンク茂木で開催されるＮＳＲイベント

「ＡＲＥＡＮＳＲ」

https://www.facebook.com/events/1892753164332107/?fref=ts

コチラのイベントでチタンチャンバーを装着したＮＳＲを展示。エンジン始動。更に試乗体験会を開催します。

持ってみて軽さを実感。

エンジン音を聴いてみてレーシーなサウンドを堪能。

そして試乗して加速を体感！

是非このチャンスにチ・タ・ン　を体感してみてください！

当日はオリジナル商品の特価販売や、当社のレース活動をサポートして頂いている関連メーカー様の商品をバーゲンプライスで販売&予約受付します。

ご来場お待ちいたしております。