下村文科大臣 | NPO法人グローバル推進機構 理事 中園のブログ

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教育業界に身を置いて思うこととまわりの景色に感じることをつれづれに書きます。


 板橋11区から選出されている下村博文文部科学省大臣は、昔地元で塾「博文館」を経営している人であった。小学校3年生の時にお父さんを交通事故でなくされ、交通遺児として母親の手ひとつで育ったことを聞いたときは結構衝撃を受けてしまった。その後奨学生として早稲田大学を卒業し塾を起業した後政治家の道を進んだと聞いている。

 同じ塾業界出身ということで、国会議員になられたころから設立された「博友会」(下村先生を囲む会)に私が参加することで知り合いになったと思う。若かった私はアッシー君として、大臣が大阪に来られるときにはいつも新大阪に車で迎えに行っていたのだ。

 そんな下村先生を応援している中でおととしの12月末に文部科学大臣に任命されたということを聞いて私も気色だったのを覚えている。身近な下村先生が超有名を通り越して大臣に任命されるとは。

 常日頃から日本の教育を変えたい!とおっしゃっていた彼がその一番のところに立ち、彼の考えや決断が日本の教育制度を新たにしていくところになったのだ。
 しかし実際はいくつもの具体的な課題が勃発し、進むべき道を防ごうとすると言っておられた。既得権益を手放さないやからや官僚の思惑が錯綜する中でもがくように小さな前進を重ねているような話を聞かされて本当の挑戦をされているんだと新たに感動しました。

 今やSPもついて、新大阪に来られてもVIP待遇の大臣は用意された車で移動し、近寄る時も怖い男のSPの人ににらまれてなんとか会うことができるくらいになられた。
 そんな偉い人になった大臣ではあるが、うちの学校の入学式の式辞をくれたり、飲み会では気安く話しかけてくれるその人柄に多くの人は共感するのだと思う。

 ますますのご活躍を祈るばかりである。