左まわり。
平面図
2コーナー奥の引き込み線からスタート。
コーナーは3回。
スタートして160mくらいで2コーナー。坂をゆるやかに下りながら向正面へ。
向正面の途中で下りきると短い上り坂があり、3コーナー手前付近で上りきる。
3コーナーは下り坂。
4コーナーを曲がり切る辺りで馬群が横にバラけて最後の直線(525.9m)に入ると上り坂がある。
上りきってゴールは平坦。
施行されているレース数は多く、重賞は
G2:毎日王冠、アイルランドT府中牝馬S
G3:共同通信杯、エプソムカップ、東スポ杯2歳S
が行われる。
また、アイビーステークスとスイートピーステークスは
2019年よりリステッド競走に指定されている。
▽ラップタイム
毎日王冠
G2 3歳上オープン 別定
2020年
1:45.5 稍重 11頭
12.5 - 10.7 - 11.3 - 11.7 - 11.8 - 12.1 - 11.8 - 11.9 - 11.7 (34.5-35.4 H)
1着9サリオス 54ルメール 4-4-4 34.1
2着5ダイワキャグニー 56内田 3-3-3 34.9
3着7サンレイポケット 56荻野 5-5-5 34.4
2019
1:44.4 良 10頭
12.9 - 11.3 - 11.3 - 11.5 - 11.5 - 11.6 - 11.2 - 11.3 - 11.8 (35.5-34.3 S)
1着9ダノンキングリー 54戸崎 10-10-9 33.4
2着3アエロリット 55津村 1-1-1 34.5
3着4インディチャンプ 58福永 2-2-2 34.4
2018
1:44.5 良 13頭
12.8 - 11.0 - 11.5 - 12.0 - 11.7 - 11.7 - 10.9 - 11.2 - 11.7 (35.3-33.8 S)
1着9アエロリット 55モレイラ 1-1-1 33.8
2着5ステルヴィオ 55ルメール 6-8-8 33.2
3着1キセキ 2-2-2 58川田 33.9
共同通信杯
G3 3歳オープン 別定
2020年
1:49.6 稍重 9頭
13.2 - 11.9 - 12.5 - 12.9 - 12.7 - 12.1 - 11.2 - 11.4 - 11.7 (37.6-34.3 S)
1着6ダーリントンホール 56ルメール 4-4-3 34.1
2着2ビターエンダー 56ミナリク 2-1-1 34.3
3着7フィリオアレグロ 56デムーロ 2-4-5 34.6
2019年
1:46.8 良 7頭
13.1 - 11.7 - 12.3 - 12.4 - 12.0 - 12.0 - 11.2 - 11.0 - 11.1 (37.1-33.3 S)
1着1ダノンキングリー 56戸崎 3-4-4 32.9
2着4アドマイヤマーズ 57デムーロ 1-1-1 33.5
3着6クラージュゲリエ 57武豊 4-5-4 33.7
エプソムカップ
G3 3歳上オープン 別定
2020年
1:47.7 不良 18頭
12.5 - 11.2 - 11.6 - 11.9 - 11.9 - 12.1 - 11.8 - 11.9 - 12.8 (35.3-36.5 H)
1着6ダイワキャグニー 56内田 3-2-2 36.1
2着1ソーグリッタリング 57藤井 6-5-4 36.0
3着18トーラスジェミニ 56木幡育 1-1-1 36.7
2019
1:49.1 稍重 13頭
13.5 - 12.2 - 12.7 - 12.6 - 12.9 - 12.3 - 11.0 - 10.8 - 11.1 (38.4-32.9 S)
1着9レイエンダ 56ルメール 2-2-2 32.7
2着6サラキア 54丸山 1-1-1 33.0
3着4ソーグリッタリング 57浜中4-5-5 32.8
東京スポーツ杯2歳S
G3 2歳オープン 馬齢
2019年
1:44.5〔R〕 良 8頭
12.9 - 11.1 - 11.4 - 11.8 - 11.7 - 11.8 - 11.7 - 10.8 - 11.4 (35.3-33.9 S)
1着6コントレイル 55ムーア 5-5-5 33.1
2着5アルジャンナ 55川田 6-7-7 33.6
3着1ラインベック 55ビュイック 2-3-2 34.9
アイルランドT府中牝馬S
G2 3歳上オープン 牝馬 別定
2020年
1:48.5 重 8頭
13.0 - 11.5 - 11.4 - 11.5 - 12.2 - 12.7 - 11.8 - 11.9 - 12.5 (35.9-36.2 H)
1着4サラキア 54北村友 4-5-3 35.7
2着6シャドウディーヴァ 54内田 7-5-6 36.0
3着8サムシングジャスト 54松山 8-8-8 35.9
2019年
1:44.5 稍重 15頭
12.4 - 10.9 - 11.6 - 11.8 - 11.6 - 11.9 - 11.3 - 11.2 - 11.8 (34.9-34.3 M)
1着8スカーレットカラー 54岩田康 14-14-14 33.2
2着6フロンテアクイーン 54津村 6-8-6 34.0
3着15ラッキーライラック 54石橋 6-4-3 34.3
▽展開
以下のどれかになりやすい。
(1) 2F目から仕掛けどころまで余裕を持って進む展開
ラストの加速は大きい時と小さい時がある。
大きい時は全体時計で1秒以上の加速をしていたり、上がり最速は32秒台の末脚を出しているレースも存在する。
上記ではエプソムC2019、通信杯2019、同2020が該当。
加速の大小は馬場状態も関係するかも?
加速大なら末脚自慢の馬にとっては願ってもない。
(2)2F目からスピードを上げて流れる展開
上記では毎日王冠2019、東スポ杯2歳2019、府中牝馬2019が該当。
2019年ってこういう流れのレース多かったのね。
締まった時計なので、力の抜けた馬は強い内容のレースをしていたりする。
上記だけでもコントレイルは2着に5馬身差で2歳レコードだし、毎日王冠はダノンキングリーアエロリットインディチャンプで決まっている。
(3) 中盤で一旦息を入れる展開
乱ペース気味になりやすい。
理由は、スタートがゆっくり(後述)なので、2F目が速いといきなり大きな加速になる。中盤でもう一度スピードを落とすと今度は大きな減速となるので。
息を入れて逆にタフな流れになるなんて世の中矛盾だらけよ。
ラスト3Fは全体時計が掛かりやすくなることから、結果的に前傾ミドルまたはハイペースになっていたりすることも。
上記の府中牝馬2020など。
あくまで感想だけど、加速減速の繰り返しの影響を受けにくい中団かそれより後ろにいて、前を捕らえるだけの速い上がりのある馬が有利かな?捕らえきれる脚のある馬がいないときは先行で粘っこいタイプが残ってるような感じ。
・1F目のスタートがとてもゆっくり。
12秒台後半~13秒台前半で出るのが基本。
大昔(改修前)はスタートから2コーナーまでの距離がかなり短かったので、スタート決めて素早くインの先手を取った馬がそのまま逃げ切ったりもあった。
けっこう昔に改修して、スタートから2コーナーまでの距離が伸びた。
その分、発馬に余裕が生まれるようになった。
重賞で13秒台スタートは最も遅い部類。
ゲートが開いて、慎重に斜めに切り込んでいく感じ。
その「斜めに切り込んだ時の隊列」のままで向正面に入る馬が多い。
2コーナーをゆるっと回れる。
単騎で行きたい馬は2コーナー出口あたりからハナを主張する。
ここから素早く位置を取りにいくので、2F目が速い。
レースの展開を決定づけるときに、「コース形態」や「先団の馬(とくに逃げ馬)の進出ペース」の要因がある。
どちらの比重が大きいかは、コースによって違う。
例えば阪神芝2000m
スタンド前の4コーナー出口寄りから、ちょっと坂を下りながらスタート。すぐに急坂を上る。
ゴール前でも同じ急坂を上るため、テンから飛ばす馬は滅多にいない。
そのため全体のペースはスローまたはミドルがほとんど。
なので展開は「コース形態」の比重がとても大きい。
東京芝1800mの場合はちょっと独特で
2コーナーまでは「コース形態」の要素から、ゆっくり進出せざるを得ない。
スタート直後に2コーナーの内側に向けて馬群が集まるため、勢いよく斜めに切れ込むのは危険に思える。
向正面に入ってからは、打って変わって「前の馬の進出ペース」が大きな要因となる。
そしてここをどういうペースで通過するかで上位馬の脚質や全体の流れが決まる、いわば核となる部分。
それなのに予測するのが難しい。
中山芝コースも(距離問わず)向正面の坂を下るスピードで全体の流れが決まるため、比重の移り変わりが似ている。
そのため逃げ馬は、スタートを決めた上で他馬との兼ね合いがうまくいけば、自身に有利な流れに持ち込む事も出来ちゃったりする。
毎日王冠2018
12.8 - 11.0 - 11.5 - 12.0 - 11.7 - 11.7 - 10.9 - 11.2 - 11.7 (35.3-33.8 S)
1着9アエロリット 55モレイラ 1-1-1 33.8
2着5ステルヴィオ 55ルメール 6-8-8 33.2
3着1キセキ 2-2-2 58川田 33.9
昔は「展開いらず」と言われたコース。
今は逆に、3F目以降の展開によって上位脚質が変わることがあるコース。
昔と比べてスタートから1コーナーの距離が少し伸びただけでなく、コーナーでもスピードが落ちない複合カーブとなった。
地盤も芝の質も改良されている。春と秋はターフの見た目も美しい。
変わらないのは、スタートで気を抜けないことかも。
慎重に行けるようにはなったものの、出遅れちゃうと向正面からの判断が大変そう。
ちなみに出遅れた馬はそのまま腹くくって後方待機か、または向正面で追っ付けて位置を上げていく様子が見られた。
▽血統
色分け
ヘイルトゥリーズン系(詳細記載無しはサンデーサイレンス系)
ノーザンダンサー系
ミスプロ系
トゥールビヨン系
マッチェム系
エクリプス系
父×母の父 で記載
毎日王冠
2020
1着 ハーツクライ × Lomitas(ニジンスキー系)
2着 キングカメハメハ × サンデーサイレンス
3着 ジャングルポケット(グレイソヴリン系) × ワイルドラッシュ(Nearctic系)
2019
1着 ディープインパクト × Storm Cat(ストームバード系)
2着 クロフネ(ヴァイスリージェント系) × ネオユニヴァース
3着 ステイゴールド × キングカメハメハ
2018
1着 クロフネ(ヴァイスリージェント系) × ネオユニヴァース
2着 ロードカナロア × ファルブラヴ(ノーザンダンサー系)
3着 ルーラーシップ × ディープインパクト
2017
1着 ディープインパクト × ストームキャット(ストームバード系)
2着 ディープインパクト × ストームキャット(ストームバード系)
3着 ディープインパクト × ドクターデヴィアス(Tourbillon系)
共同通信杯
2020
1着 New Approach(サドラーズウェルズ系) × Pivotal(ヌレイエフ系)
2着 オルフェーヴル × Afleet Alex
3着 ディープインパクト × Rossini
2019
1着 ディープインパクト × ストームキャット(ストームバード系)
2着 ダイワメジャー × Medicean
3着 キングカメハメハ × タニノギムレット(ロベルト系)
エプソムカップ
2020
1着 キングカメハメハ × サンデーサイレンス
2着 ステイゴールド × シンボリクリスエス(ロベルト系)
3着 キングズベスト × マンハッタンカフェ
2019
1着 キングカメハメハ × シンボリクリスエス(ロベルト系)
2着 ディープインパクト × Lomitas(ニジンスキー系)
3着 ステイゴールド × シンボリクリスエス(ロベルト系)
東京スポーツ杯2歳S
2019
1着 ディープインパクト × Unbridled′s Song
2着 ディープインパクト × Tiz Wonderful(Man o′ War系)
3着 ディープインパクト × キングカメハメハ
府中牝馬S
2020
1着 ディープインパクト × Lomitas(ニジンスキー系)
2着 ハーツクライ × Dansili(ダンジグ系)
3着 ヴィクトワールピサ × タイキシャトル(Halo系)
2019
1着 ヴィクトワールピサ × ウォーエンブレム
2着 メイショウサムソン(サドラーズウェルズ系) × サンデーサイレンス
3着 オルフェーヴル × Flower Alley
余談だけど、面白いデータを発見しちゃった
◆4角6番手以下の差し馬が3着内に2頭以上
王冠17
1着 ディープインパクト × ストームキャット(ストームバード系)
2着 ディープインパクト × ストームキャット(ストームバード系)
3着 ディープインパクト × ドクターデヴィアス(Tourbillon系)
王冠16
1着 マンハッタンカフェ × Awesome Again(ヴァイスリージェント系)
2着 ディープインパクト × エルコンドルパサー
3着 ディープインパクト × ノーザンダンサー
エプソム18(雨 重)
1着 ディープインパクト × Rebout's Choice(ダンジグ系)
2着 アドマイヤムーン × Theatrical(ヌレイエフ系)
3着 ディープインパクト × キングカメハメハ
東スポ19
1着 ディープインパクト × Unbridled′s Song
2着 ディープインパクト × Tiz Wonderful(Man o′ War系)
3着 ディープインパクト × キングカメハメハ
府中牝馬2020
1着 ディープインパクト × Lomitas(ニジンスキー系)
2着 ハーツクライ × Dansili(ダンジグ系)
3着 ヴィクトワールピサ × タイキシャトル(Halo系)
ディープ無双!
まぁでも、全く当てはまってないレースもあるんですけどね
↑これ書いたの2020年くらいで、現在は全く参考にならないです。
でもせっかくの発見だから消さずに残してる
▽向いているかも知れない血統
・ディープインパクト × ストームバード系などノーザンダンサー系
・ミスプロ系 × ロベルト系、サンデーサイレンス系
流れる展開に対応しやすい血統がメイン。
▽まとめ
・コーナー3回。
・スタートから最初のコーナーまで160mくらい。ゲート出て斜めに切れこんでいく感じ。
・スタートは主に12秒台~13秒前半、慎重に進めてはいるものの「2コーナー手前で斜めに切れ込んだときの隊列(分かりにくかったらすみません)」のままで向正面に入ることが多いので
斜めに切れ込んだ瞬間にベストな位置に付けていられるくらいのほうがレースをしやすいはず。
・なのでスタートから気を抜けない。
・2F目で急激にスピードアップする時と、そうでもない時がある。
急激なスピードアップの時(1F目12秒台→2F目10秒台など)は、中盤でもう一度スピードを落とすケースも多いため消耗戦に、そうでない時はラストの加速が大きい展開になりやすい。
・出遅れたらちょっと大変そう。流れが向けばいいけど、好ましくはないはず。
・スタート(1F目)がゆっくり。上位脚質は先行馬が少し多いようにも見える。4コーナーで揉まれない位置にいる5番手以内とか。
・有利そうに見える馬「末脚がキレッキレの中距離実績馬」
・軽視できなそうなタイプ「ペース配分の上手な騎手が乗る単騎逃げ」または「速い上がりを出せる先行馬」
また気づいた事など追記していきます。
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