前回の詳細です

彼から電話がきました
曰く声が聞きたかった、と

それからいろいろ話。

ちゃんと会いたい
一緒に海に行きたい
話もちゃんとする
忘れられない
一番好き
結婚したい
貯金は満月満月円(私から見ても少ない)だけど(笑)って
どんな形になっても
恋人でなくても
moaの味方でいる
守りたい、って

それと
お別れするまえの…浮気相手についてとか、弁解だったりを少し
あ…浮気については謝って貰ってないかも
弁解だけかな

だけど、私は悲しくて
でも彼の声を聞けるのは嬉しくて
寂しかった気持ちを吐露して泣きました

「俺も少し成長したよ」

――うん、仕事の件、自分で立ち上がって偉かったね

そう誉めてあげました

――一緒に、海、行こうかな

次の月、会う約束しました

彼に手を差し伸べられたと
その時私は思ったのです

せっくすもしたいと言われました
私は泣いて、
私の身体は今たぶんできないと嘘をつきました
(嘘ではないけど…もう気持ちが枯れてそんな気持ちになれないのです。
病気の症状のうちのひとつみたいです)

「それでも一緒にいたい
満月満月(新しい車)で迎えに行けば来てくれる?」

そう言われて

――(お別れする)前はよく△△(前の、私がよく乗せて貰っていた車)で迎えに来て貰う夢を見たよ

そう、私は言いました

そしたら
彼は泣き出して

「ここのところいつもmoa(私)の夢を見る」
「彼女と一緒でもmoaがちらつく」
「彼女とmoaとの思い出の場所ばかり行く」

…そう、ここで初めて、
鈍い私は
彼を信じきっていた私は
彼にお付き合いしている彼女がいると私は気付いたのです

もちろん寂しがりの彼ですからその可能性も考えたけれど

(…「一番好き」って告白じゃなかったのかな)

頭が真っ白になってしまいました

――私との思い出の場所に、行ったんだ?

「…××(お気に入りの店)だけは行ってない」

(…でも、トーマが告げたお店は私がトーマの誕生日に予約した思い出があるのにな…)

「彼女を間違えてmoaって呼んで何度も怒られた」
「彼女にはmoaが忘れられないって言ってない」
「彼女の服を一緒に買いに行ってもmoaに似合うものを探してしまう」

もう1年、お付き合いしてるそうです

ああ…好きって言った、
あの、海で星を見た日
もう彼女と、付き合っていたんだね
私にキスしたのに
好きって泣いて言っていたのに
その時にはもう、大切な人がいたんだ

私の中で何かが壊れた音が聞こえた気がしました

心が、軋んで、歪んで

壊れた

――いやだ

―――そんなひと、嫌い

―――うそつき

彼女を大事にしないなんて、最低…
一人でいられないから、すぐ彼女を作ると思ったけど
その彼女がいながら、私に好きって言ったんだ
お仕事でのいろいろ、…支えてくれた彼女(これは私の推測だけど)が、大事じゃないの?
相手が悲しむかなとか、考えないの?

もちろん、
このことは私に大変失礼で、
それはそれで怒っているけれど

彼女に対してしたことが
私の時と全く同じで
全く、全然
女性に対して誠意がなくて

私が、本当に欲しかったのは
大切にする気持ちだったのに

真逆をぶつけられて



悲しくて
悔しくて
涙がただただ零れて



詳しくはよく覚えいません

泣いて泣いて、目からも鼻からも
身体中水分が無くなるくらいとめどなく流れ続けて

最後は頭が痛いから、と電話を切りました
海の話も、考えさせて、と約束をやめました

その後脱水症状からか
薬を飲んでも水分塩分補給しても頭が痛くて
眠れませんでした


…私が好きなら、彼女は何なの?
彼女が好きなら、私のことをどうして一番だと言うの?
好きって言うのに、
守りたいと言ったのに
どうして

私が悲しむことばかりするの?

まだ

頭が痛む

気を抜くと
人の前でも
涙が出てしまいそうになる

moa