父と家族の末期がん闘病記 -10ページ目

父と家族の末期がん闘病記

2012年6月末、当時65歳だった父が突然、末期の食道小細胞がんとの診断を受けました。
現実と向かい合うため、父との日々を忘れないための記録ブログです。


6日に手術を終え、その日はICUに入った父。

翌日には一般病棟に移り、痛め止めが効いているおかげで傷口が痛くないどころか、どこにメスを入れたかすら分からない状況だったそうです。

主治医と話をして声枯れしていないことを確認され、

 「 (半回)神経を傷つけていないみたいで良かった。
  今日から歩行練習だけど、体にコードが沢山ついているから大変だ。 」

と、8日の朝に報告メールが届きました。


そして今日は、甲子園で東京都大田区で生まれ育った父の出身:東東京代表の淑徳高校と、私が現在暮らしている大分代表の大分商業高校が第三試合で対戦ビックリマーク

結果は6対2で東東京代表 淑徳の勝ちでした。

離れた場所で試合を見ながら、
 「 あっという間に逆転されちゃった! 」
 「 どっちが勝っても嬉しいし、どっちが負けても悲しいよね。 」
などと父とリアルタイムでメールのやり取りをしながら、父の術後経過が今のところ安定していることが分かり、遠く見守る私の気持ちも和みました。


入院期間は2週間程度だそうで、お盆を病院で過ごすことになります。
体調が安定している分、入院嫌いの父の気が滅入りそうだけど、抗がん剤も投与するとすれば免疫が下がってしまうので、大事を取ることの方が大切ですね。


さておき、今月22日から、急きょ夫と共に実家に帰省することが決まりました!

術後の父を見舞うためではなく、夫の仕事関係のイベントに参加するためなのですが、そのイベントから我が実家から1時間ほどの距離で行われるため、実家にお世話になることにしたのです。

このことはまだ、父には内緒。
9月中旬にも実家に帰省することが決まってるから、まさかこんな短期間に九州から神奈川まで、2度も帰省するとは夢にも思わないんじゃないかなぼー


帰省まで、あと10日ちょい。
父の、びっくりする顔が楽しみですドキドキ


8月5日に入院し、8月6日に無事手術を終えました。


意外に小心者の父はさぞかし病院内で眠れぬ夜を過ごすことかと心配し、夜中にメールを打ちましたが、6日の朝返ってきたメールには、

「 意外とゆっくりと眠れたよ。
 まな板の鯉の気持ちだからかな! 」

と、かわいいコメント。

その後は母が状況をメールで連絡してくれたので、こちらも安心して見守ることが出来ました。



6日は朝9時過ぎにオペ室に移動。
当初、3~4時間のオペだと聞いていましたが、オペが終わったのは14時近い時間でした。

主治医はオペ室から出てくるなり、切り取った親指大の腫瘍を母に見せ、

 「 腫瘍はきれいに取り除くことが出来ました 」

と言ってくれたそうです。

主治医は忙しいのか、あっという間にその場から去ってしまったそうですが・・・

母からの報告メールには「 バンザーイ!! 」の文字。
母もよほどホッとしたのでしょうね。

ただまぁ手術後に容体が急変することもあるし、ただでさえ抗がん剤で体力が衰えている中、肺炎や胸濃の危険性もあります。
半回神経麻痺により、声枯れが発生する可能性もゼロではありません。

なので、あと3日ほど経過を見ないと、安心とは言えないのですが。


ひとまず手術が終わったという連絡以降、母から何も連絡がないので、無事に麻酔から覚醒し、一般病棟に戻っているのでしょう。

体調が安定している中で手術を受けることが出来たので、このまま穏やかに術後経過を見守れることを願うばかりです。
父のがオペが決定しました。

明日5日に入院して、執刀は6日です。


しかし急に決まったオペということもあり、オペ決定に至る理由や諸リスクについては、両親ともに殆ど理解が出来ていない状態。。。

主治医からのムンテラは5日の夕方なので、父はまさに主治医を信頼しきり、主治医の言うことなら何も疑うことなく実行あるのみ!という感じです。

本人に迷いがないのならそれではそれで良いのですが、母は殆ど何も見えていない中で「 本当に大丈夫なのかしら? 」と、メール文面から若干戸惑い気味の様子も伝わってきます。


それに対し、

「 信頼しきってくれるのは、主治医としてやりやすいよね。
 ただ、万が一の場合もあるわけで、そういう時には残された親族が納得しきれず
 後々大きなトラブルに発展することもあるから、本人と親族の納得が大前提。
 "よく分かっていないけど、任せた!"というのは、ちょっと困るかも。 」

というのが、夫談。

父と母の場合、その困るケースに当てはまっているのは、私としても多少なり引っかかるところです。

なので母には、

「 5日のムンテラでは、自分が納得がいくまでしっかり説明を受けなくちゃだめだよ!
 見守る家族としての義務だからね。 」

と、少しキツメのメールを送信。


とにもかくにも、私は遠くからオペの成功を祈るばかり。
オペが上手くいけば、結果オーライ!


父よ、家族のために頑張ってね。