八匹目のゴン太君 |  カズの日記

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 関東を中心に活動するSambista兼Drum Circle Facilitatorの活動日記です

先週の土曜日、桜上水でのドラムサークルを終えて、
ダッシュで西巣鴨へ。ここからはサンバ馬鹿の時間です。
サンバ人御用達のお店「マルメラアダ」へ今年初の訪問。
そ…そこで、出会っちゃったんですよ…この子に!!
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ええ…見ての通りクイーカです。ゴン太です。
どうってことない古びたクイーカだけど、これは、自分が長年探し求めていた
Artcelsior社の真鍮クイーカ!!!現在入手不可能なクイーカです。
もー、見た瞬間、鼻血出そうになりました。

で、話を聞けば、前の持ち主さん、買ったものの使いこなせず、
ほとんど使わないで最近手放したというのです。
外見は若干古くなっていますが、全然使い込まれておらず新品同然でした。

当然の展開ですが…衝動買いです。いいお値段でした。懐が…寒い…
でも、いいんです!
まず日本でこれが手に入ることはないのだから、
このチャンスを逃したら次は絶対ないはず。後悔してません(キッパリ)

クイーカ始めた時からいつかは欲しかったArtcelsior社の真鍮君。
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ネットでこの勇姿を見た時から一目惚れでした。
とはいうものの、このArtcelsiorという会社、
職人がしょっちゅう夜逃げしちゃったり、
潰れては復活を繰り返しているとっても微妙な会社でして(楽器はいいのになー)
普通のステンのクイーカもなかなか日本に入って来ない。
(それでもステンは3台持っていますが…)
これが総真鍮となると絶望的。現在は作ってないようだし。

もう一台いつかは欲しかったクイーカがこれ↓
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このジャケット写真見た時から一目惚れ。このごっつい深胴…ああ、かっこよすぎる。
こちらは、サンパウロにクイーカと4連アゴゴを作らせたらピカイチの職人さんがいて
その人の手によるもの。いつか自分も作ってもらうのが夢でしたが、
残念ながら職人さんは数年前に亡くなられたそうです。残念。

真鍮クイーカは音が魅力的なんで、どうしても欲しくて、
このArtcelsior社の真鍮クイーカのそっくりさんを
チームでブラジル発注して作ってもらったりしたのですが↓
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なかなか、自分が求める音と同じにならない。
貧しいポル語力を駆使して、直接Artcelsior社にメールして、
「作れるか」ってお願いしてみたけどダメ。
真鍮クイーカ作ってくれそうな職人さんを捜したり、
ブラジルのクイーカ友達から情報をもらったり、いろいろ挑戦していた矢先に
この子に出会ってしまったのです。
いや~、願い続けてれば夢って叶うのね。

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今日は心を込めて新しい皮を張ってあげました。
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早く鳴らしたいな~。早く乾かないかなー。

何か新年早々、今年の運を使い果たした感じもなくはないですが(笑)
いいんです。幸せです。しばらくはこのゴン太をよく鳴く子に育てたいと思います。
そんなわけで、八匹目のゴン太君です。肉厚で重量級のかわいい子です。
どうぞよろしくお願いします。