これってとっても大事だということは、皆さんご存知ですよね♪
『大きな音をだしましょう』
よく言われてしまう言葉だと思います
耳元で大きくなるのは、近鳴りといって、楽器本来の特性でなってしまうことも残念ながらありますが、
絶対にそれだけではないんです。
近鳴り特性のある楽器でも、ただ がむしゃらに力任せで弾けば、当たり前ですが近鳴りがします
ただ 煩いだけです
では、どうしたらいいのよ(泣)
それは、以前からも記載してますが。
まずは弓を持っている、使っている!という概念がある方は、それを払拭できるように練習あるのみです
では、練習は?
綺麗にまず弓を持っている(触れている)ことを確認して。
Vnの上(20~30cm)から、ゆっくりと弓を下ろして、弦に接地(到着)させます
その際、腕の動きは、ロボットの様にならないように、弓無しの空気弓の手状態で、ス~と弓置くイメージで
練習して、そのイメージどおり弓を持っても出来るようにします
接地したら、怖がらずに腕をそのまま弦に乗せるつもりで。
此処での注意。
手首はへの字になってますか?
脇が開きすぎで、肩から腕までの筋肉たちが、ぴきんと硬くなってませんか?
肩が腕の付け根の部分が本来繋がってる肩より高くなってませんか?
弓を持ってる手の指の関節は、サスペンションorバネの様に軽く重さを吸収するように曲がってますか?
弓の毛は少し自分側に多く見えてますか?
弦と接地している部分の毛は少ししなってますか?
↑これらが出来ている事を確認した上で、しなりを利用して、引っ掛けてスタートさせます。
そして、そこで引っ掛けた弦振動を生かすために、スッと脱力します。
そのままだと、ぎぎ~(しずかちゃん奏法)聞くに堪えない音と化します。
(そうすると大抵の皆さん、乗せずに弾きだす・・・これは絶対に逃げですので、やめて下さい)
この、抜く感覚は、引っ掛けてスタートの振動後、何パターンも脱力方法を試して、録音して、
引っ掛けた音からそのままの振動を維持できる、弓の圧力=弦に腕を乗せる重さを 調整していきます
弓の圧力=弦に腕を乗せる重さ
何故=なのか? 圧力と書くと、人差し指をクイっと倒して簡単に圧力をかけれます。
そうすると、力任せで圧力が調節することが簡単に出来ます。
ところが、そんな弓のもち方だと。。。いろんな奏法をするときに、障害にしかなりません。
ですので、簡単に出来る弾き方は、直ぐに頭打ちが来て、将来弾きたい曲を諦めるなんてことになってしまいます
実際、その奏法を直したら、大曲を簡単に弾けるようになったりするんですよ。。。
でも、直すのは、壊してしまった時間と、そのままでいた時間×3倍~10倍の根性と時間がかかるはずです
それも、直す=悪い癖を壊して、再建するのですから、半端じゃなく辛いです。
自分が経験したからです。悪いとかそんなんは、生体力学的な構え(VN、弓)が日本に入って来て、
直す必要があったからです。今まで身に付いた物が、×。。
当然、直すときは、気持ち良く初心者顔負けな演奏になります。
下手もいい所です、そこで頑張れるか頑張れないかで、また未来が変わります。
ですから、負けずに
さてさて、説明で多少脱線しましたね。
ダウンもUPも方法は同じです。
弦の上から弓を下ろす時のイメージが付かない方へ
まず、下の方で弓を持ってください。
そのまま、下から上に向かって反時計周りに○を描きながら、Vnの上まで持って行き
その○の延長上で弓を下ろします
「ま~るく、おててを上から乗せて」と声をかけながら(私はリズムを付けてことばと一緒にさせてます)やります
不思議と、子供も大人も、リズムをつけると、声かけで出来るようになります
これは、慣れで壊れたな~ってときでも声かけをすると、反応して直してくれてます♪お試しアレ
大は小をかねます。
上記のボーイングをマスターしたら、きちんと裏板まで振動が伝わり、楽器全体で音が振動して
音が飛び出してきます。
当然楽器全体が振動しているので、裏板は低音部分(一音でも低音の周波の部分)を支えて
芯のある音が出てきます。
裏板がきちんと仕事をしている大音量を出せることが重要です。
耳元で煩いだけでは駄目です。
本当の意味での大音量は、遠くにも音が飛んでくのです。勿論楽器のポテンシャル範囲ですが。
楽器も成長します。だからより良い音が生まれ、育っていきます。
大は小をかねる。
小は勿論、ただこすった音では、聞こえません。
音量が小さくてもきちんと音を立ち上げて(引っ掛けてから発音をさせて)弾く事が、
小の弾き方です。
大に対して弦への腕のせが少し減るだけです。
振動後の腕乗せが減るだけ。
大をきちんと出せない人は、小さな音は聞こえません。
ただ、小さいだけで何を弾いてるのか聞き取れないのです。
そして、歌って~と声をかけられると思いますが。
歌心を伝えるのも、音量も手段の一つです。
音量だけでも、豊かな演奏になります。
そして、音量だけではつまらないから、しっとり、ねちっこく、さっぱり等を
加えてまたいい演奏に仕上げていくわけです。
ただ、淡々と弾くならば、Vnである必要がありませんから。
Vnは、色んな表現、声の代替楽器です。
勿論声では出せない音域まで出ます。
それを生かす演奏を、素人であれ、苦労とであれ大事にしたいものです
音量は、力任せでは出ません。ただ煩いだけです
昨日、音量の出る楽器所有者のレッスンがありました。
煩いだけで、楽器に助けられていて、なぜ、がさがさ音が混じってるとか、
響きを大事に!といわれてるのかを分かろうとしないで居ました。
「違う 違う」でスパルタ的に体感するまで、やってもらいました。
音が丸く上ってくの分かる。
これだと首絞められた鶏だよ!とか
間違った奏法であることを、認めたくない雰囲気でしたが、
認めざるを得ない状態にしました
「」先生だからいい音で、私だからこんな音しか出ない・・」
言い訳であることを、認識してもらいました
本当に煩いんですよ。
小さい生徒さんは、正直に、「大きい音なのに、汚い音だから煩い!」と言って耳を塞ぐんですよ
それで先週傷ついてらっしゃるのにな~・・・
改善しようとしなかったようで、昨日は私にシッカリ絞られました。
どうしてか、それは、将来の為も勿論あるんですが
楽器がかわいそうなんです。
そんな汚い潰した音しか出さなかったら、そんな声に変わってしまうんです
何時も綺麗に弾いてあげるとどんどん良い声に変わっていくんです。
これは新品でも中古でも換えていくことが出来ますが、
最初の所有者があんまりにも音汚くすると、音が駄目になってしまいます
それは、間違いないことです
また、脱線しましたが、音量、フォルテはただ大きいだけでなく、響き渡るクリアなイメージで出しましょう。
勿論最終的には、その時に必要なフォルテの音で弾いてくださいね♪重たい音だってあります
音楽性にも関わる部分です。 頑張りましょうね♪