足跡姫。
早くも1週間が経ってしまいましたが、
3/12に千秋楽を迎え、全61ステージ 全員で無事に駆け抜けることができました。
野田さん、素敵なメインキャストの皆様、支えて下さったスタッフの皆様、アンサンブルのみんな、応援してくれた皆様、劇場に足を運んで下った方々、家族のみんな、感謝で一杯です。
ありがとうございました。
6月に余命宣告を受け、闘病しながら研究・執筆活動を続けた私の父。
そんな父の姿に感化されて受けた足跡姫のオーディションは、新作、という情報しか知らずに受けました。稽古初日、台本を初めて読んだ時は衝撃で鳥肌が立ちました。
出雲出身の父を持ち、更に祖母は出雲阿国の研究者でもあったこともあり個人的にも出雲阿国には特別な感情がありました。
そして野田さんの勘三郎さんへの溢れる愛のメッセージ、ラストの猿若の台詞は、そのまま、自分自身の父への想いとしても重なり、涙が止まらなかった。あぁ、呼ばれたんだなぁ、と、震えました。
足跡姫の一員として参加できた奇跡にひたすら感謝しかありません。
本当に、心から大好きな作品。
一生心に残る時間を過ごせました。
自分の未熟さも含めて、周りの方々から沢山のものを学んだ現場でした。
残念ながら父は稽古開始の1ヶ月前に他界してしまったので生きている父に観てもらえなかったけど、きっと、客席から、花道の先、大向こうから、袖から、見守ってくれていたと思います。
お父さんの頑張る姿を見てたからここにいられたんだよ。ありがとうお父さん。
ぐわぁ、が、私を突き動かす。
ぐわぁ、に生かされている。
そのぐわぁ、のガソリンに火をつけて、メラメラに燃やして生きたいです。
感じてることを形にしなかったら何も感じなかったことと同じだから。
もっともっとです。
そうして、また次に進みます!!
ぐわぁ!!