年寄りの馬は上下の歯がくさび状にのびた出っ歯になってきます。
また、歯で大よその馬の年’が推測できます。
ちょうど前の歯と奥歯の間は大人の手が入るくらいの隙間があって、此処がちょうど馬具のハミが入るところなんですが、ここには歯茎だけで歯はありません。それで、1年に1回、歯医者にきてもらって やすり をかけてもらいます。そうすることによって、とがった犬歯が口の中を傷つけたり、奥歯が均一に伸びてないために、うまく食べ物を奥歯ですり合わせることができず、胃腸に負担がかかるのを防ぎます。
歯医者は人間の歯医者とは違い、馬専門の歯医者の免許を持った人(家の歯医者は女性)が、牧場までやってきて口をあけて固定させる器具を使って、鑢をかけます。
あとは消毒液を口内にスプレーし、削りかすを流し、終わり。これで、1頭7~8000円、所要時間30分はかかりました。
他の馬は歯医者は初めてのこともあって、馬に精神安定剤をのませ、頭がお酒飲んだような状態になったのを見計らって(足がしっかりと たっていられなくなる)、器具を装置して、鑢でごしごし。
合計4頭、2時間ほどで終わり。これで、今まで 1回口に入れた食べた飼料が 歯が合わないため、唇の横からこぼしていたのが、なくなりました。