CD化を願いながらも・・・なかなか実現しなかったレコードがついにCDに!CD
その喜びをみんなで分かち合っちゃおうというコーナー(のグループ編)ドキドキ
「CD化サンキュー・ベリー・ワッショ~イ!」

本日取り上げるのは、パシフィック・エクスプレスの「On Time!」である音譜



パシフィック・エクスプレスは、1960年代に南アフリカのケープタウンで結成され、
1970年代を通してケープタウンのケープフラッツを拠点として活動したジャズ・ロックバンドである。

創設メンバーは、ポール・エイブラハムズ(ベース)、ジャック・モンプル(ドラム)、イッシー・アリーフディーン(ギター)のトリオであり、当初はザ・パシフィックズとして活動した。
結成当初は、さまざまな臨時メンバーが加わっていたが、ピアノのクリス・シルダー、ボーカルのゼイン・アダムとキティ・トシカナが加わり、1970年代半ばにパーカッションのヴィック・ヒギンズも加わってメンバーが固まったのだったラブラブ

グループは、ケープタウンにまだジャズ・スクールというものがなかったころ、非公式な「ジャズ・スクール」のような存在だったという馬
経験豊富なプレイヤーたちが集まり、才能があると認めた若いプレイヤーを新たに加入させ、バンドに同席させたり、後に加入させたりしていた。
トニー・セドラス、ジョナサン・バトラー、アルビン・ダイヤーズ、バジル・コッツィーらがバンドとコラボしたのだった晴れ

そんな彼らは1976年にファースト・アルバム「Black Fire」をEMI South Africaからリリースブーケ1
1978年に「On Time!」、1979年に「Expressions」と3枚のアルバムをリリースし、
その独特のファンキー&ソウル・サウンドは熱狂的なファンを生んだのだったわんわん
ある方面からは“南アフリカのアース・ウィンド&ファイア”と異名をとっていたとかブタ

特に1978年に南アフリカでレコーディングされたセカンド・アルバム「On Time!」は、
フランスでもリリースされ、後に日本でもリリースされることになる。
このアルバム、熱くシャウトしまくるグルーヴィーなチューンがあったかと思えば、ソウルフルなバラード、
AORに繋がるようなメロウ・グルーヴと、まさに名曲だらけの傑作であったキスマーク

オープニングの「We Got A Good Thing Going On」や「Saturday Night」でファンキーに盛り上がったかと思えば、
「I Hear Music」や「Say The Last Goodbye」っではしっとり聴かせ、
「Reaching Out For Your Love」では女性ボーカルがなんともカッコいい。
ソウル・バラード「Give a Little Love」はヒットし、彼ら最大の成功を収めてジャズ~グルーヴ・ロック以外のファン層を国中に広げることになった。

「Angel Of Love」は、一番AORらしいフィーリングの、ブルーアイド・ソウルの傑作だドキドキ



う~ん、ハネるリズムが何とも心地よい・・・
ストリングスと合間見合って、ずっと身を任せていたくなる・・・そんなこみ上げ系メロウ・ソウルな1曲なのであるキスマーク

さて、このアルバムも2012年についにCD化された!
ワッショイ!かに座
心地よさ100%のレア・グルーヴな1枚をじっくりと堪能したいものである馬

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