「燃灯会」そのものも怪しいけれど、
問題は灯籠の山車にあるんだってば!
朝鮮半島における「燃灯会」というお祭りは、新羅時代に確かに存在しました。
けれども次の理由によって消滅してしまいました
1.李氏朝鮮時代は、廃仏崇儒(儒教を尊び、仏教を排除する)のため、
徹底的に仏教が弾圧された。
紆余曲折はあったものの、第16代仁祖の時代に
城内からの僧侶追放令が発せられ、仏教は完全に姿を消した。
よって、仏教に由来するお祭りが行われるわけがない。
2.そもそも、新羅の住民は「元(げん)」によってほぼ皆殺しにされ、
その後「清(しん)」の属国となったため、新羅人は滅んでしまった。
現在の朝鮮・韓国人は元・清の人々と同じDNAを持つ。
では、なぜ今は「燃灯会」が行われているのでしょうか。
そのいきさつについては、兪起濬著「日․韓祭り文化の比較研究」(2007年6月)
(http://hufsjapan.com/journal/pdf_data/32/%EC%9C%A0%EA%B8%B0%EC%A4%80.pdf)
に詳しいのですが、ぶっちゃけ言うと、
1.民間からの声というよりは官主導で計画的に運営された。
2.政府の観光商品化政策によって行われた。
3.地域の文化というよりも地域の特産物・飲食物・映画など、
特定のイベントに焦点をあてた企画ものの祭りもできた。
まとめ:お金儲けのために政府主導で祭りをでちあげた。
そして「燃灯会」は1998年8月の大統領令によって翌99年4月に始められました。
つまり、今年でやっと14年目を迎えるできたてほやほやのお祭りなんです。
それがなぜに文化遺産?
そうそう、生まれたて、つまり最初の「燃灯会」はこんな感じです。
おばさま達が持っている灯籠に注目してくださいね。
しょぼすぎます。
その後、2005年に青森のねぶた祭りが紹介されると、灯籠に変化が現れます。
大きな山車となっています。こんなふうに。
まあ、これでも青森ねぶたには遠く及びませんけれどね。
(なぜ韓国がコピーすると、必ず劣化するのだろう?)
〈ここからはだびょんの妄想〉
韓国のお祭り担当者の考えの変遷
燃灯会を創り上げたのはいいけれど、華がないな~
こんなんじゃ観光客を呼べないなぁ。
↓
もっと華やかで目立つようにすればいいんだ。
そうだ、どっかからぱくっちゃえ。
↓
青森のねぶたの灯籠が立派だから青森人を騙して教えてもらおう。
↓
しめしめ、山車の作り方ゲット!
これで観光客も増えるニダ。ホルホルホルホル……
↓
せっかくだから文化遺産のお墨付きをもらっておこうっと。
というわけで、今回の騒動となりましたとさ。
そして、ここで暗躍したのが電通会長の成田豊さんです。
2002年のサッカーワールドカップの日韓共同開催に続き、
日韓交流おまつりの開催に尽力したとして、ちゃっかり勲章をもらっています。
やはり電通が仕掛け人だったんですね。
青森ねぶたは韓国と電通の闇のタッグにはめられてしまったのです。
http://japanese.yonhapnews.co.kr/headline/2009/03/24/0200000000AJP20090324004000882.HTML
さて、ねぶたの歴史はどうなっているのでしょうか。
ざっと挙げると以下の通りです。
・1593(文禄2) 京都にて秀吉侯の御前で津軽為信「津軽の大灯籠」を紹介、
以後年中行事となる
・1722(享保7) 五代藩主 信寿 ねぶた見物(弘前)
・1716~1736(享保・年間) 油川(青森)でねぶた祭行われる
〔青森ねぶたが記録に現れた最初〕
・1772~1781(安永) 青森ねぶたに踊りがついていた記録あり
・1788(天明8) 比良野貞彦 「奥民図彙」にねぶた絵表す
・1804~1818(文化) ねぶた大型化、人形ねぶたが創案され、
かつぎねぶたも大型化の方向へ
・1843(天保13) 滑稽舎語仏が能代でねぶた見物
当時のねぶた祭りの様子を記録
・1869(明治2) 浜町のねぶた「宝船」は
高さ20mの百人かつぎの巨大なものだった
・1873(明治6) ねぶた禁止令(菱田県令)発令
・1882(明治15) 同禁止令解禁
その後、戦災で一時中止になるも、現在に至る。
為信公のエピソードを抜きにしても、300年の歴史があることがわかります。
図版・写真も豊富です。ほんの一部ですが、こんな感じです。
【江戸時代のねぶた】
天明8年(1788)から翌寛永元年の間に弘前藩士、
比良野貞彦が描いた『奥民図彙』にある「子ムタ祭之図」
【明治時代のねぶた】
ここで、さらに憂鬱なニュースが飛び込んできました。
【ユネスコ本部局長に韓国人女性が初就任】(朝鮮日報)
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2012/04/06/2012040600448.html
何か意図的なものを感じてしまうんですけど。
でも、ここで躊躇してはいけません。
徹底的に抗議の声をあちこちに届けます。
凸・凸・凸!
(凸先は、前記事をご覧ください)