なんとなく -5ページ目

2010/02/02

【お手紙】



がま君は、玄関の前に座っていました。

かえる君が やってきて、言いました。

「どうしたんだい、がまがえる君。 きみ、悲しそうだね。」

「うん、そうなんだ。」
がま君が 言いました。




なんとなく-Image254.jpg



「いま、一日のうちの 悲しいときなんだ。つまり、お手紙を待つ時間なんだ。そうなると、いつも僕、とても 不幸せな気持ちになるんだよ。」

「そりゃ、どういう訳?」

かえる君が たずねました。

「だって 僕、お手紙 もらった事 ないんだもの。」

がま君が 言いました。

「一度もかい?」

かえる君が たずねました。

「ああ。一度も。」

がま君が 言いました。

「誰も、僕に お手紙なんかくれた事がないんだ。 毎日、僕の郵便うけは 空っぽさ。 手紙を待っている時が悲しいのは その為なのさ。」

二人とも 悲しい気分で、玄関の前に 腰をおろしていました。




なんとなく-Image255.jpg



すると、かえる君が 言いました。

「僕、もう 家へ帰らなくっちゃ、がま君。 しなくちゃいけない事が あるんだ。」

かえる君は、大急ぎで、家へ帰りました。 鉛筆と紙を 見つけました。 紙に、なにか書きました。 紙を 封筒に入れました。
封筒に、こう 書きました。

『がまがえる君へ』

かえる君は、家から飛び出しました。 知り合いの かたつむり君に 会いました。

「かたつむり君。」

かえる君が 言いました。

「お願いだけど、この手紙を がま君の家へ 持って行って 郵便うけに 入れてきてくれないかい。」

「任せてくれよ。」

かたつむり君が 言いました。

「すぐ やるぜ。」




なんとなく-Image232.jpg




それから、かえる君は、がま君の家へ 戻りました。 がま君は、ベッドで お昼寝をしていました。

「がま君。」

かえる君が 言いました。

「きみ、起きてさ、お手紙が来るのを、もうちょっと待ってみたら いいと思うな。」

「いやだよ。」

がま君が 言いました。

「僕、もう 待っているの、飽き飽きしたよ。」




なんとなく-Image233.jpg



かえる君は、窓から 郵便うけを見ました。 かたつむり君は、まだ やって来ません。

「がま君。」

かえる君が 言いました。

「ひょっとして、誰かが きみに手紙をくれるかもしれないだろう?」

「そんな事、あるものかい。」

がま君が 言いました。

「僕に 手紙をくれる人なんて、いるとは思えないよ。」

かえる君は、窓から覗きました。 かたつむり君は、まだ やって来ません。



なんとなく-Image235.jpg



「でもね、がま君。」

かえる君が 言いました。

「今日は、誰かが きみに お手紙くれるかもしれないよ。」

「ばからしい事 言うなよ。」

がま君が 言いました。

「今まで、誰も お手紙くれなかったんだぜ。 今日だって、同じだろうよ。」

かえる君は、窓から覗きました。

かたつむり君は、まだ やって来ません。

「かえる君、どうして きみ、ずっと窓の外を 見ているの?」

がま君が たずねました。




なんとなく-Image235.jpg



「だって、今、僕、手紙を待っているんだもの。」

かえる君が 言いました。

「でも、来やしないよ。」

がま君が 言いました。

「きっと 来るよ。」

かえる君が 言いました。

「だって、僕が、君に 手紙出したんだもの。」

「きみが?」

がま君が 言いました。

「手紙に なんて書いたの?」

かえる君が 言いました。

「僕は、こう書いたんだ。『親愛なる がまがえる君。 僕は、きみが 僕の親友であることを 嬉しく思っています。 きみの親友、 かえる。』」

「ああ、」

がま君が 言いました。

「とても いい手紙だ。」





なんとなく-Image236.jpg




それから二人は、玄関に出て、手紙が来るのを 待っていました。 二人共、とても幸せな気持ちで、そこに 座っていました。

長い事、待っていました。

四日経って、かたつむり君が、がま君の家に 着きました。 そして、かえる君からの手紙を、がま君に 渡しました。

手紙を貰って、がま君は とても 喜びました。




なんとなく-Image237.jpg




【終わり】












…………えっ? 久しぶりな上に これは何ですか?



と、思いました?


小学校一年生で習う 国語の本に載っている お話しなんですが 作者は アーノルド=ローベル、という 聞いた事のない人です(←激しく 謝罪)


絵が ほんわかしていて可愛いのもあって この お話しに 何故が ジーンときてしまった私。



大人になると 恥ずかしさ、とか プライドとか、色んなものが邪魔して

こういう 素直な表現が 出来なくなりますよね~……


もちろん 何でも素直ならいい、という訳ではないけど

こう………愛情表現とかに関しては やっぱり 素直さとか 純粋さとか…… 分かっちゃいるけど 出来ないんですよねー(-_-)



……ちなみに 私 ブログの更新は 携帯からです。

自分で、このお話しを 取り上げておきながら


打っている途中で 心が 折れそうになりました(笑)







二日目


コウモリとの 共存生活二日目。


相変わらず 窓を一日中開けていたにも係わらず 出ていかず。


でもって このコウモリについて調べてみた。


なんでも “イエコウモリ”という種類らしく 家の軒下や 高速の橋の下なんかに 住みつく種類らしい。

成長しても体長は4~6㌢。 という事は 大人コウモリらしい。


害は ないらしいが やはり 糞害というか 撒き散らすので そこは迷惑らしい(←今の所 その害はない)

イエコウモリが その種類に入るのか知らないけれど

コウモリっていうのは 法律で保護が決められているらしい。

故に 追い払うのはいいけど 退治は駄目らしい(←しないけどね)


煙りを嫌う、という事だったので 母に


『じゃー 蚊取り線香でも 焚こうか』

というと 何と母。


『まぁでも そこまでするのも可哀相だし 保護動物だし いいんじゃない?』


…………………



飼うつもり?


しかし 母のこの発想。

やはり 私と母は親子だな、と思いました。



名前は イエコウモリなので “イエモン”です(←どこかの お茶)





昨日 画像は載せないと 書きましたが 嘘ではない証拠に やはり載せたいと思います(←求められてない)


まぁ ただ部屋の照明が薄暗いのと 私の携帯にライトがついてないのと 画質が悪いのと 遠くから撮ってるので 黒い固まりにしか見えませんけども……


しかも シャッター音で イエモンが目を覚まして バサバサ飛び回ったらどうしよう、とか かなりビクビクしながら 撮りました(笑)



遠目からでも 見たくない方は ここで サヨナラです(笑)



























なんとなく-Image256.jpg

2010/01/16



今日は 非常に興味深い本を 買いました。


これです↓




なんとなく-Image254.jpg


対談で プロデューサーでもあり 東京事変のベーシストでもある亀田誠治さんや Chara等をプロデュース、YUKI等に曲を提供している 鶯谷好位置(ナイスポジション)さん等が載っているのも もちろん魅力的なのですが



何と言っても 音楽製作の ハウツーが載っている事です。


パソコンで曲を作る場合、 バンド形態でレコーディングする場合、 DJプレイする時、 自宅で簡易で録音する場合、


等 その場や 音楽のジャンル等によって 必要な機材 方法が載っているのです。

所謂 専門誌なので 紹介している機材も多く マイクやヘッドフォンも 載っています。


マスタリングや 音楽製作に 興味のある人には 面白いのではないか、と。


読破するのは なかなか大変かもしれないし やってみた方が早い、というのも 一理あるんですが

『もっと こうしたいなぁ』等と思った時に こういう専門誌は 役に立ちます。








☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆



ここから 普通の日記です。


“なう”にも 思わず書いたのですが


私の部屋に コウモリが侵入しています。


部屋に入って 何か違和感を感じる………

と思って 壁を見ると 何やら黒い 鳥らしき物体が………


以前 雀が入り込んできた事もあったので(←どんだけ 田舎?)


“また 雀かな?”


と 思って近づいて見ると 何と コウモリーー!!


小さいとはいえ コウモリ。


窓を開けて 外に出さねば………と 窓を全開にして 突いてみたが


部屋の中を ガンガン飛び回るだけで 全く外に出ようとしない………


揚げ句の果てに 飛び回りすぎて 疲れたのか 壁にへばり付いて 突いても 動かない………


突いたら 威嚇してミャーミャー泣く。



コウモリって 猫みたいな声で鳴くんだね。

初めて知ったよ……(←観察するな)


そのコウモリが子供なのかどうか知らないけど


小さい脚で 必死にへばりついて 小さい顔で小さい口をめいいっぱい開けて ミギャーミギャー鳴いてる姿を しばらく見ているうちに 可哀相になってきて ちょっと可愛くもなってきて


仕方ないので




コウモリと共存する事にしました(←えっ?)


まー 多分 吸血コウモリではないだろうし

私の寝る所には 天蓋かけてあるし 睡眠中に襲われる事は ないだろう。




………今 その天蓋の上で コウモリ寝てるけどね………(←危ないではないか)


爬虫類?虫?系 苦手な方の為に 写真は載せませんが……

やっぱりコウモリって 魑魅魍魎とした生き物じゃないですか?

犬、猫みたいに 一般ウケしないだろうなぁ、と思いまして……f^_^;





ふむぅ(-.-;)……住みついちゃったら どうしよう……?


コウモリと暮らす女、どうですか?(←駄目だね)