仕事関係から歌舞伎のチケットをいただいた。観劇だけに感激！なんちゃって。正規だと15000円だそうで、平日だけど、こりゃ休んでも行かなくちゃ。

というわけで仕事は午後休にして京都へ。始まるまでの時間、しばし散策。

オトメ用品って、なんだろうね？　平日の昼間、誰もいない店に入る勇気がなかった…

東山の六道珍皇寺（ろくどうちんのんじ）は、元祖・陰陽師である小野篁（たかむら）の屋敷跡で、篁は夜な夜な自宅の井戸をつたってあの世とこの世を行き来していたという。写真の右に写っているのが、その井戸です。

さて、鴨川へ戻ると、南座の脇に石碑が建っている。むかし、鴨川の河原で出雲から来た阿国という女性が踊りや芝居をしたのが、歌舞伎の始まりです。今は男ばかりになったけど、最初は女だった。

で、きょうの演し物は、秀山祭三月大歌舞伎、「俊寛」と「舟弁慶」。その間に、中村又五郎と歌昇の襲名披露があります。南座前で妹たちと合流。チケットは4枚もいただいちゃった…

中央部分のアップ。出し物のイラストです。

「秀山」というのは先代の播磨屋・中村吉右衛門の俳号だそうで、この一門の公演はこの冠を付けているらしい。吉右衛門といえば我々には『鬼平犯科帳』ですね。ずいぶん前に終わったのに、飾られた胡蝶蘭には「鬼平スタッフ」からも届いてました。それにしても、胡蝶蘭の数（写ってないけど、もっとたくさんありました）

幕はこの箱に入ってたらしい。

事前に予習した他人様のブログによれば、従来南座の幕の提供は「大丸」と決まっていたんだそう。ところが今回のスポンサーは…
JR京都伊勢丹！
京都の百貨店の勢力争いの一端がこんなところにも表れているんだ。

　

幕は他に２種類ありました。幕の間に食べるのは、もちろん幕の内。高島屋で「観劇弁当」とシルクエビスを買って出かけたのです。

　古い小屋なので、座席が少し狭いです。

あら！　肝心の芝居のことを書くスペースが

予想通りではありますが、吉右衛門と愛之助が光っていましたね。やっぱり千両役者は違うと感じた。歌舞伎って、芝居を見に行くというより、役者を見に行くものですね。

ハリマヤ！