サイクルトレーラー+ロードバイクで釣りに行く | サイクルトレーラー・ライフ

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リヤカーデザイナー兼ネットショップ店長兼フリーライター(怪しい?)をしている40代男子が、おもにタメにならないことを書いたり書かなかったりします。お酒・本・釣りの話題が中心でしょうか?
ロードバイク+サイクルトレーラーの生活も(販促がてら)紹介します。


さて、先日予告したとおり、ロードバイクにサイクルトレーラーをつないで釣りに行ってきました!


連れて行ったトレーラーはこちら。

・・・すいません、スカしたキャッチコピーつけちゃって・・・。


こいつは連結シャフトの長さ調整幅が大きくとってありまして、ミニベロから700Cロード、しかもホリゾンタルフレームのやつにもドンピシャのセッティングが出ます。


取り付けた時の佇まいは、たぶんミニベロあたりがポップでいいかな、と思ってましたが・・・


なかなかどうして、ロードでもイカスではありませんか。(はいでた自画自賛)


まあ宿命的に異常に目立つので注目を浴びますが、とりあえず恥ずかしくはありません。ここ重要。




6/30(日)午前中の遅い時間、自転車をエレベータでおろし、駐車場で車から出したトレーラを接続。


でもって、小型のクーラーとタックル、バッグを載せました。




ロードバイクで釣り、トレーラーなしでも不可能ではないのです。


道具を背負い、ロッドもパックロッドだったら。


ただし、釣った魚をもって帰れない。クーラーだけはどうしても積めない。


しかし、サイクルトレーラーがあれば問題なし!でかいのはダメですけどね(笑)。


今回のクーラーBOX、トレーラーの荷台幅33cmにギリギリ横向きに乗りました。いえい


氷が2kg入って、500MLのペットボトルが3本、350の缶が1本(何かはあえて言いませんw)。


9フィートのシーバスロッドに2500番のリール、タックル一式入った肩掛けバッグと食料。


ざっと9kgといったところ。大したことないけど、でもロード単体ではどうにもならないボリュームです。


これに、トレーラー自身の自重が7.9kg。


はたしてどの程度の足かせになるのか、が一番の焦点です、今回の。




なにはともあれ、出発!


2輪のトレーラーの特徴の一つ、「牽引する自転車のハンドリングに悪影響がない」のは当然健在。


といいますか、自転車自身のふらつきを抑制してくれる作用があるのでした。面白いでしょ?


スタートしてしばらくは下り。慣性で30km/h以上出ちゃう勾配です。


あえて速度を上げ、ブレーキングを試します。


全く問題なし。背後から押される感じもないです(総重量50kgくらいからは感じられるようになります)。


そもそもですね、わたくし身長180cm(数ミリサバ読んだ)で体重が60kgアンダー。


人体の軽量化が極限まで進んでおりまして、少々の荷物を引いてようやく人並みの総重量なわけです。


この程度でブレーキングがどうのとか、あるわきゃないのでした(笑)。


下り坂の終わりは直角カーブ。いつもどおりの速度でエイヤと侵入してみますが、何事もなし。


会社周辺でテストしたときは坂がなかったので、ここでの感触によっしゃと満足したのでした。


信号待ちの車の横のすり抜けも、気を使うことは全くなし。コンパクト万歳!


全幅490mmでは、正直ぶつけるのは困難です。体が接触しても、トレーラーは多分ぶつからない。


平地から、かすかな上り勾配、楽勝です。


トレーラーなしの時より、ギヤ1速ぶんかな?その程度の差です。速度が上がったらもっと差は小さいかも。


車椅子用12インチタイヤ、そこそこお値段するだけあって走行抵抗は小さいです。イイネ




釣具屋さんに到着。


トレーラーは自転車から外して店内に連れて行きます。ノブ数回転で外れるから簡単。


「うおっ、荒井さんそれなんすか!!!」


さっそく顔なじみの店員くんが食いついてきます(笑)。


「サイクルトレーラー。自転車につなぐの。うちで作ってる」


「まじっすか!!!これやばいっすよ、超カッケー!!!いくらですか」


「高いよ、4万円」


「いやー、するでしょそのくらい、やばい超欲しい」


「ママチャリの荷台にモノ乗っけるよか、ぜんぜん快適だよ。ロードバイクなら横須賀まで行けるよ」


「うわーいいなー。安くならないっすか?」


「じゃあルビアス(←リール)安くして」


「うーん」


近日中、見慣れた名前の注文が入る気がいたします(笑)。




仕掛けとエサを調達し、7km先の釣り場に向かいます。平坦ルートです。


とにかく目立ちます。


追い抜いていく車の助手席の人が、ほとんど例外なく食い入るように見てる。


ふん、そのうち珍しくなくなるんだぜ!おもにトーホー工業の功績によってだ!!(←本気)


釣りの前に体力使いたくないので、いつもより1速落として楽をします。


ちょっと荷物が少なすぎたかもしれません。楽すぎます。


唯一、気を使うのが段差への侵入。


片輪だけがカーンと乗り上げると、さすがに転倒の危険があります。荷物が軽い時にはなおさら。


とはいえ、トレーラーがひっくり返っても、自転車は引きずられないようになっていますので大丈夫なのですが。


でも傷つけたくないし、竿が心配なので、歩道に上がる時は速度をいつもより落とします。




着きました!




休日の東京湾ですから、人はいます。ということで、止めておいても見られる見られる(笑)。




施錠は、ワイヤーロックで後輪とトレーラーのシャフトをまとめて通せば、万事OK。普通より盗みにくいはず。




さて、今回はインプレ半分釣り半分、なわけですが・・・


はじめちゃったら本気になる(笑)。


開始1時間後。




小物釣りは得意なのです。最近はスズキも好調ですが。


途中から、釣りビギナーのご家族と合流。


釣り方をちょろっとお話したら、みんなすぐコツを掴んで釣っています、ちゃんと。


いやいや、よかったよかった。


ついでに撮っていただいた、自転車またいでる写真がこちら。




ドヤ顔が逆光で隠れてて良かった(笑)。


この日は日差しが強く、日焼けどめを塗っていたにもかかわらず全身丸焼け。仕方ないっすな。


どこかの吹奏楽部が練習をしていましたが、みんな頭からタオルかぶってた(笑)。


まああれです、熱中症対策重要。


タイトル「自転車とブラバンとサイクルトレーラー」




ロード乗りのみなさんが真っ黒けなのも、はい、ようく理解できました。


5時間で60匹ほど釣り、帰ります。


飲み物食べ物を消費したので荷物は軽くなっておりますが、質量保存の法則から、総重量は汗の分減っただけですねw


あ、魚が増えたからきっと同じくらいでしょう。


日差しに当たるってのが案外体力を消耗するもので、日和ったリヤカー屋は極力平坦なルートを選択。


ほかの釣り場を視察しながら帰ります。


顔なじみの常連さんとも情報交換しないといけませんし(笑)。


・・・と思ったら、スマホに「雨降りアラート」入電!!!


あわてて走り出します。


真面目に漕ぐ漕ぐ。


向かい風でしたが、この痩せっぽちでも25km/h以上は楽勝です。


ただ、線路をまたぐのに地下道を通らないといけないのですが、降りて通行しなきゃいけない自転車用通路が狭く、直角の屈曲で内輪差に気を使いました。


うちのこのトレーラーはおそらく世界で一番全長が短い部類ですが、これくらい狭い場合はさすがに意識します。


ちなみに金沢文庫の地下道です。ご近所さんなら「おお、あそこね」とわかるでありましょう。


地下道を抜け、いつもの通勤ルートをいつも以上のペースで走ります。


そして、最後が急坂。


ここにきてようやく、トレーラーの「足かせ感」が出ました。


急坂は、重さ分きっちりきつくなります。まあ物理法則だから仕方ない。ニュートン正しい。


「重くなど!」と、いつもの1速下で頑張ろうと思いましたが、すいませんもうひとつ下げました(笑)。




さて、往復たった18kmでしたが、ロードバイク+サイクルトレーラーで走ってわかったこと。


まず、マイナス面から。


1.段差はそれなりに気を使う(速度を出してコーナリング中は、かすかにトレーラーがスライドしてる)

2.内輪差もゼロではないので、ごく狭い道の屈曲には気を使う

3.急坂はやっぱり重い(笑)


そして、いいところ


1.走行抵抗が、驚くほど増えない。

2.極めて安定していて、ハンドリングがいつも通り

3.体に何もまとわりつかないので、ものすごく快適!


とくに、三つ目はロード乗りの人が頷いてくれるのではないでしょうか?


やむを得ずバックパックを背負って走るとき、爽快感がかなり削がれますよね。


あれがないというのがどれだけ快適か!!


とにかく、自転車自身に荷物を積載するより、はるかに快適です。びっくりしますよ?




結論。


ロード乗り、いや自転車好きは全員買うべき!


手前味噌?


我田引水?


ステマ?


いいえ、真実です。




次は、もう少し長い距離のレポートをしようと思います。テントと寝袋買おうかな?



戻るのが面倒な人のために、も一回リンク(あざとい)



後悔はさせないぜ?