本日、何気なく インターネットで情報収集をしていましたら、自分の書いたブロ
グが出てきて、日付(20160701)を見てビックリ仰天し早速書いています。
ブログ最終日を見て、単動式電子ジャカード 2号機の「棒刀・ふみせ」の実機
の様子が、片方の棒刀針にコンクリートブロック(@10kg×4)をぶら下げ、両方
で80kgの重量にて 回転数(180回転)で実機テストを行っている時の様子で
した。
あれから、2017年には、単動式電子ジャカードを「3台納品」しました。
1台は、シャトル織機(棒刀仕様)に、2000口の単動式電子ジャカードを納品
し、残り2台は、レピア織機に 5000口×2台 を納品しました。
2018年は、納品した2号機の単動式電子ジャカードの様子を静観しました。
問題がありませんでしたので、11月からは自信を持って営業に入りました。
振り返れば、ソフト業界から、要望もありハードメーカに2005年から入る事を
決め、はや、足かけ13年目です。
めくら蛇怖じず・・とはよく言ったもので、正しく私の事でした。
何だ、カンだと苦境にたっては模索しながら大騒ぎし、開発を続けてきた2号機
の単動式電子ジャカードを最初動かした時の稼働音を聞いた時の感動は、私は
身体から出る震が押さえられませんでした。
機械音痴の私ですが、電子ジャカードから出る安定した音を聞いた時 「できた」
と無意識に涙が流れました。 同士(社員)達も同じ思いだったと思います。
暫くしゃべる者は、だれ一人無く、呆然と立ちながら電子ジャカードを見ながら、
自然に皆笑みがでていました。
私は代表として、同士達に1号機と同じ目に合わせる訳にはゆきません。
昨年は営業を自粛し、アナウンスしながら予算取りの見積だけ提出しました。
「鹿を追う者は山を見ず」、まさに 電子ジャカードを開発している時の私はそ
れでした。
繊維業界のメーカもなくなって来た業界だからこそ、伝統工芸の織物を守り
たく単動式電子ジャカードまで開発するのが夢でした。
「言うは安し行うは難し」 今、麓を見る余裕が出来たからこそ、何でも言えち
ゃう!です。
事業は、コストが大事です。
私は、開発を進めながら、日本人の持つ人柄、技術力は、先人達が造られた
製品を見ながら関心しました。
日本人の人間性・言葉が通じる事の素晴らしさを誰も普通と思っていると思っ
ていますが、国宝と私は思いました。
私も同士達のお陰で、国内唯一のメーカとして単動式電子ジャカードを完成さ
せ、今後、皆様に喜ばれる様に頑張ってゆきますので、ご愛顧賜りますように
宜しくお願い致します。(合掌礼拝)
以上