最近無茶してるわりに、足の調子がいい。

なんだか病人じゃなくなったよう。


それと私の周りには痛風患者が多いことがさらに判明。

先週のある商社ゴルフコンペでは、私の組四人中、

なんと3人までが痛風であった。


そのうちの一人はなんと、尿酸値10以上


上には上がいるものと、思わず感心してしまった。


いつものことながら、


左足が微妙に痛い。。


今週は非常に無茶をしてしまい、

我ながら、どう考えても痛風患者の食事じゃないと

実感してしまいました。


ちなみにこんなものを食べてきました。


月曜日

昼食:トンローのシズラーにてサラダバー:激痛度2

夕食:エンポリアム・スイート内の高級中華料理屋(名前失念)にてふかひれ料理:激痛度3


火曜日

昼食:抜き

一回目の夕食:山葵庵(トンローにできたばかりの小粋な料亭):激痛度4

二回目の夕食:MARU(トンロー・ソイ3)のカウンター席で、一匹4000バーツのオコゼのお造りなど:激痛度3


水曜日

昼食:Duilios(スクンビット・ソイ49)でイタリア料理:激痛度3.5

夕食:スクンビット・ソイ51にある、最近一番お気に入りの和家でパーティー:激痛度4


木曜日

昼食:社食でクイッティアオ(タイラーメン):激痛度2

夕食:トンローの馬酔木(アシビ)にてこれまたたらふく食し:激痛度4


金曜日

昼食:またしてもシェラトン・グランデ内のロッシーニでビジネスランチ:激痛度5

夕食:スクンビット・ソイ16にできた九州台所よかよかにて、懐かしい味を堪能:激痛度4


土曜日

昼食:ラチャダー界隈最高級五つ星ホテルSwissotelの中華料理屋にて飲茶ビュッフェ:激痛度4

夕食:エカマイのお好み焼き屋みちずれにてプリン体たっぷりのお好み焼きを2枚:激痛度3


まあ、普通、痛風でこの食事を続けていたら






明日には死んでるはず。


たしか痛風専門医が、医者の不養生で痛風になってしまい、

「ビールを飲んでも痛風は治る」とかいう本を出版していたようですが、


私も、「痛風のショック療法:美食は痛みに打ち勝つ」などの本を

書いてみようかと思ってしまいます。

家から3キロほど離れたサウナとジムへ、

お向かいのイサーン人(タイ東北部出身の人)と行った。


車2台で行くのはばかばかしいので、普段はどちらかの

車一台に相乗りしていくのだが、その日はそのイサーン人の

車で行くことになった。


サウナやプールでの修行を終え、いざ帰ろうとしたとき、

そのイサーン人は疲れが溜まっているので、マッサージを

受けたいとのこと。


すでにその日の午後、日本式マッサージを済ませていた私は、

じゃあタクシーで先に帰ると伝え、サウナの前でタクシーを待った。


連休最終日の午後11時過ぎ。

さすがにタクシーがつかまらない。


まあ、3キロだし運動がてら歩いて帰ろうと、片道二車線で

両端は民家などなく、タイ特有の湿地帯が広がる暗闇の

をとぼとぼ進み始めた。


最初の10分程度は、銭湯帰りの涼しい夜道をそぞろ歩く

日本的な感覚であった。


しかし次第に闇が広がり、犬のいななきがあちこちから

聞こえ始める。


暗闇に蠢く影、私を凝視する鈍く光る双眼


不気味な雰囲気があたりを漂う。


痛風の左足も微妙にじくじくしてきた。。


突然





ぎゃうぅ、ぎゃうっ、ぎゃうぅぅぅ





昼間は寝てばかりの野犬どもが牙を剥き出し

威嚇してくる。


その数、およそ5匹


丸腰の私にとっては、微妙に分の悪い状況。


とりあえず、下手にびくびくした態度をとると、

こいつらは図に乗ってくる。


完全無視、そして何食わぬ顔して通り過ぎるに

こしたことはない。


チャカチャカチャーン

「○○は素通りに成功した」


頭の画面にメッセージが映し出される。

ドラゴンクエストの主人公になった気分。


しかし、まだ道のりは長い。

そして、さらに闇が深くなってくる。


時折通り過ぎる車のライトを照明弾代わりにし、

次なる敵の位置を確認し、そのルートは

可能な限りさけてとおる。


しかし、ゲーム同様、さまざまなトラップが存在する。

午前中の土砂降りのせいで、20メートルはあろうかという

広い道の所々に大きな水溜りが残っている。


ひどいところでは歩けるのは1メートル幅程度だったりする。

もちろん、その唯一のまともな抜け道の先には、敵が

うようよしている


その数30匹以上。。。。。


草履のまま、何が落ちているのか、どこに穴があいているのか

全く見当もつかない、どろどろの水溜りの中を迂回するか。


もしくは戦うか。。


後者を選択した私は、道端に落ちている手ごろな石と、

木材というアイテムを入手し、そのまま進軍。


ぐるぅうううぅう


低い唸り声があたり一帯に響き渡る。


先制攻撃あるのみ。


石をぶち投げ、棒を振り回し、犬を蹴散らしながら、

しかし悠然と進む。


モーゼのように犬の海が割れる。


おそらく通りすがりの車から見れば、基地外の独演状態


次から次に現れる敵をやり過ごし、

40分後に家についたころには、

汗だくでさらにどろどろ状態。


結局家で再度シャワーを浴びる羽目なり、

サウナに行った意味なし。


真夜中の実録ドラゴンクエスト、体験したい人はいつでも

ご連絡を。



数日前にお伝えした奇跡の件ですが、


「本当の話?」


という問い合わせが多かったので、

はっきりさせておきますが、


完全に真実です。


ちなみにその彼女の病気「脳腫瘍」は、


悪性グリオーマ


という5年以内の生存率が2%にも満たないような

恐ろしい病気です。


グーグルなどでこの名前で検索をかけると、

非常に多くの説明がみつかりますが、

まぁ、どれも希望を失うような文章です。


それに対して、今回の奇跡は、これまで希望のない

生活を続けてきた悪性グリオーマに侵されている

患者さんたちにとって、はじめて救いになる

話ではないでしょうか。


悪性グリオーマの皆さん、

前向きに考えましょう。

治ります、あなたの腫瘍も僕の痛風も。


追加:

今回本当にこの病気が治った彼女からも、

このブログを読んで、楽しかったという

電話をもらいました。


彼女としても、今自分自身が生存しているという事実が、

脳腫瘍をはじめとしたたいへんな病気になっている人たちに、

一抹の希望の光を差し込むことになればいいと

思っているのではないかと。

ロッシーニのディナー会の翌日。


案の定、微妙に左足、重い。


とりあえず、痛みはないが重い。


しかし負けない。薬だけは絶対に飲まない。。


今日は水を8リットルぐらい飲んだから、もう大丈夫と思いたい。


うぅ。

本日、シェラトン・グランデ・スクンビットホテル内の

絶品イタリア料理店「ロッシーニ」にてイタリアで

ミシュラン星付レストランで腕をふるっている

シェフによるディナー会が開催される。


このシェフは、2006年のイタリア最優秀若手シェフという

輝かしい称号を得た新進気鋭の職人である。


実は痛風ながらも今週の月曜日にもこのシェフの

作品を味わったのだが、いや、もう完璧。


香りの魔術師


スモークサーモンから香るチップの匂い、

チョコレートに内含されたトリュフの芳香。


何を食べても、文句のつけようがない。


今日はさらに素晴らしいメニューを堪能することが

できると期待している。


明日、痛風で歩けなくなったとしても大丈夫なように、

ちゃんと明日は有休とっておいたし。


彼は今月末までロッシーニにいますので、

今日のある方はぜひこの機会をお見逃しなく。

2週間前、友人が死んだ。


特殊な悪性脳腫瘍に侵された彼女は、すでに医者に長くても1年程度

という宣告を受けていた。


私は彼女の交際相手であるAさんからの電話でその死を告げられた。




午後1時頃に心停止で医師により死亡確認がなされた彼女の亡骸は、

その場に立ち会うことができなかったAさんとの最後のお別れをため、

彼女が生前借りていたマンションの一室に数時間ほど安置されることとなった。


未だに生活感が漂う、しかしシーンと静まり返った彼女の部屋に、

Aさんが息せき切って入ってきたのは、午後4時過ぎ。


ご両親の配慮により、一人っきりで彼女とあうことになったAさん。

その遺体の脇に座り込み、祈りともあきらめともいえない声で呼びかける。


 


「●●、おい、起きろよ。」


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

























いきなり

遺体が

ムクリと

おきだす。





呆然とするAさん。


まるで永い眠りから覚めたように目をこする彼女。



しばしの沈黙を破ったのは、Aさんの声。













「あぁぁぁ、

お前、

ユーレイ??」



「うぅん」と答える彼女。




創造もしない遺体の反応に、反射的にAさん、





「とりあえず、水飲む?」




「うん」




寝起き、いや死に起きの水をおいしそうに飲む彼女。



「私、何してたの?」


無邪気に聞く彼女に、


「お前、死んでたの」



次第に冷静さを取り戻す二人。



「とりあえず、実家に帰りたいから送って」


という彼女に、



「お前は死んだことになってるから、車に乗せて

送ってる最中にまた死んだら、俺が死体遺棄

つかまる」


というAさん。


まずは病院に電話。婦長さんが電話にでる。


「あっ、●●ですけど。」



婦長さん 「??????????!!??」



どうもこの事実がうまく飲み込めないらしい。



ようやく婦長さんに信じてもらい、まずは病院へ。

死亡届提出をストップしなければまずいことになる。



病院で医師もあまりの奇跡を目の当たりにし、驚愕。






その後、彼女の母親に電話をかけるも、通じず。

とりあえず実家にAさんに送ってもらう。



家の中にはだれも見当たらない。ただ、お風呂場の電気はついている。



コツッコツゥ


母親 「□□ちゃん?」


息子の名前を呼ぶお母さん。



ガラリッ



急に開いた扉の向こうに、湯煙に浮かぶ姿は紛れもない娘、●●。



「ゆうれい・・・・・・・」



半失神状態のお母さん







愛は人を呼びもどす。

奇跡は起こる。





後日談:

更なる奇跡



本日、Aさんから私に電話があった。


なんと、MRT(脳スキャン)の結果、


決してなくなることのないはずの、




悪性脳腫瘍が完全になくなっていたとのこと。



医者にも説明がつかないらしい。

もちろん機械の異常もない、医師は2人。





過去に例がないらしい。




奇跡は必ず起こる。


私のちんけな痛風も必ず完治するはず。


勇気をもらった真実の強さ。

火曜日、私の痛風の先輩がタイにいらっしゃる。


すでに十数年来痛風と仲良く暮らしてきたその方は、

私と同じ3●歳で発症。


それもやはりタイで。



タイは痛風を発症させる何かがあるのだろうか。



今日のレストランは、バンコク最高級和食処 「MARU」。


痛風患者同士とは思えない選択肢。


イカのごろ焼きのような干物


日本産霜降り肉のしゃぶしゃぶ


などなど、プリン体のストライクゾーンをこれでもか

これでもかと突っ走るメニュー。


やっぱり旨い、プリン体の多く含まれる食事は旨い!!!



私が尊敬するこの先輩は、このような食事をこれまで継続してきたが、

それでもあまり発症しないらしい。



プリン体と個体差を測るべく、私は食べる、食べてみせる。


明日の左足の運命は・・・












日曜日の昼。


射撃場で思う存分乱れ撃ちをしてから、バンコクに戻ってきた。


そして痛風患者パーティー。


とりあえず、痛風に直撃するような食べ物を集めて、

数人の痛風患者で食い散らす


集まった食べ物


珍味中の珍味 京都名物 いわしの鈍刀煮


ラヨーン産 しらす干し


銀だこ たこ焼き いっぱい


こぶくろ


その他もろもの


・・・


久しぶりに食べると旨い、旨い、旨い




そして次の日





一人発症



それも激痛、歩けない状態



日本からの旅行者であるその人は痛み止めをもって

いなかったため、タイの痛み止めティレノールと冷水で

足を冷やすも、焼け石に水。



私は左足がじくじくしつつも、大丈夫。


さらにシェラトン・グランデ・ホテルのロッシーニで

期間限定ミシュランシェフによる特別メニューを堪能。



勝利の味。











それはバンコクから一時間ほどのところにあるサムットソンクラーム県の

アンパワーという町を訪れていたときのこと。


この町は週末の夜に水上マーケットが毎週開催されるという非常に

素敵なところ。さらにその水上マーケットでチャーターした船に乗ったまま、

蛍見学にもいける抜群のロケーション。


観光化されたダムヌンサドゥアックやバンコク近郊の水上マーケットとは

一線を画す、かなりの穴場。


その市場を夕涼みを兼ねて闊歩していた私の眼に入ってきた風景。



dog1


dog2


なんとわんちゃんが物乞いのおばさんのお手伝い。


物静かに、でも確かに

「さぁ、当然みんな僕のバケツにお金を入れてくれるんでしょ」

という自信にあふれたまなざし。


まけました。在タイ7年目ではじめて物乞いに50バーツあげちゃいました。


感服です。


ちなみにこのわんちゃんは毎週そこにいるそうでので、

少し足を伸ばして彼に会いにいってみませんか。

心洗われること、必至。