最悪の試合 | コネーホのフットボール現在地&レイソリスタ

最悪の試合

 一昨日の試合は、サッカーの試合として最悪だった。目を覆いたくなるようなシーンの連発…。

 一番残念だったのは、バウルのタックルによる田中達也選手の骨折。一部を除いた柏、浦和両サポーターとサッカーを愛する人々は、残念に思っていると思う。とにかく、早期回復を祈る以外ない。

 それにしても、相変わらずJリーグ審判、試合のコントロール下手が露呈している。

 「審判がヘタクソなら、相手選手に怪我させてもいいのか?」

と、いう人がいるとは思う。確かに、土屋のタックルはラフプレーだし、重い怪我をさせてしまった事実は変わらない。それは、土屋本人が田中達也に謝罪なり、様子を見にいったりして両選手同士で解決する問題。

 それより、全てとは言わないが、試合が荒れてしまった原因の一つである、主審のゲームコントロールについて考えてみたい。

 確かに審判はルールブック等に記載されているファウルの場面でカードを出している。しかし、それはあくまでも規定、基準であって、状況を見極めてカードを出したり出さなかったりをしなくてはならない。
 そもそも、イエロー・レッドカードは円滑にフェアプレーの精神で試合を進めるために存在している。それを、昨日の試合では、試合を荒らす用途に使われていたように思う。
 Jの審判は、カードに該当するファウル、審判への抗議、遅延行為にすぐカードを出す。退場者が出れば、試合が荒れる可能性があるのに、安易に出す。一枚目はすぐに出したとしても、二枚目までの間に厳重に注意したり、次ぎ同じようなプレイをしたらカードを出すぞということを臭わせて、ラフプレーを抑える必要があり、選手への精神的なコントロールをするべきだ。

 その過程が、明神、波戸、両退場者にあったとしたら、それを周りの選手も意識するだろうし、あんなことにはならなかったんじゃないかなぁと思う。あくまで『タラレバ』だけれど。

 田中達也も心配だし、土屋の今後の精神的なものや、プレイスタイルへの影響も心配だ。

 最後に、ネット上のあちこちで、土屋を酷い言葉で罵っている人達はただのニワカか騒ぎたいだけのサッカーとは何の関係もない人であることを信じたい。サッカーを、浦和というチームを、田中達也を愛している人ならば、田中達也自身のコメントを読んで、そんなことを言うはずはないからね。