このところ、「カラーメンタリズム」発刊イベントで各地を回ってきましたが、
今日は「空間色彩設計」の講演会です。
テーマは
「色彩で人と街を元気にする」
~ウェルネスを生み出す視覚効果と法則~
一般社団法人山梨県建築設計協会 様
にお招きをいただきました
同協会では、年6回、連続研修会を開いているとのこと。
私はその第3回目を仰せつかりましたよ。
実は私のご先祖様は
武田信玄公の時代に神官を務めていたそうで、
子供のころに母から見せられた『四割菱』の家紋は、
別名『武田菱』ということも今回初めて知りました。
お招きいただいたのも
ご先祖様が結んでくれたご縁かもしれませんね。
色の基本、心理的効果、各色の生理的作用などに始まり
建築物における色彩設計の効用について、
具体的な事例を交えてお話をしてきました。
約30名の出席者の皆さん。
山梨県の県立美術館や県内の消防本部・防災センター、
医療福祉センターなどの建築設計を手掛けておられる方々です。
実際の施工例に基づいたお話では、熱心なご質問をいただきました
色彩設計は、同じ建築コストで見た目の印象をよくするだけでなく、
設計の意図を明確にする役割があります。
「誰にとって」「何のための」「どんな効果を期待する建築物か」
これを色彩で表現することにより、それを求める人々が暗黙の了解で集まってきます。
「癒し」「安らぎ」「わくわく」「穏やかさ」
言葉で書くのではなく、色彩で表現すれば、誰の目にも明らかなのですよね。
私がこれまで手掛けてきた病院や介護施設でも
「入居者が落ち着いている」「入居率が高い」「スタッフ間の関係性がよくなる」
など効果が上がっています。
これまでに経験したことのない超高齢社会の今、
機能性やデザイン性で新しいものが求められる今だからこそ
さまざまな建築設計の現場で、
もっと色彩の力を取り入れてほしいな~と
切に思っています!!
フラックスの空間色彩設計の施工例はこちら
http://flax-cubic.com/index.php
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