ヘルミネーター引退宣言 | ミュンヘン・ カフカ通り徒然日記

ヘルミネーター引退宣言

お寒うございます~ショック!
このところやけに冷え込んでたけど、今朝は何と・・・! 雪の結晶雪の結晶雪の結晶がちらついているっ。
アルプスの山ではきっとまとまった積雪になってることだろうなぁ。

ついに暖房が入った部屋でお茶飲みながらヌクヌクと新聞読んでたら
伝説のヘルミネーターことヘルマン・マイヤー引退宣言の記事を発見。

あらら、彼ってまだ現役だったのか~。もうすぐ37歳ですってよ。
私も年取ったせいか、狂ったように上から滑り落ちるだけのアルペンスキー・ワールドカップスキー
ここ数年関心がなかったもので全然知りませんでした。
早速Youtubeで検索(なんという暇人)。
昨日ウィーンであった記者会見の模様をオーストリアのテレビ局はしっかり報道してたんですね。
何たって、故トニー・ザイラーやフランツ・クラマー(あ、ご存知ない?)と並んでアルペン共和国の英雄なだけある。

彼が彗星の如くワールドカップに登場した頃(あれはもう14,5年前のこと?)、私もよくテレビ観戦してたものです。
ホント、速かった。無敵。それに加えてあの風貌。
サルツブルク地方の訛りで不敵な言葉を発しつつ、何となく憎めない無骨な愛嬌がありました。

彼は長野オリンピックの大車輪転倒と数日後の優勝レース王冠1↓をきっかけに
ヘルミネーターってあだ名がついたんでしたね。
(ターミネーターことシュワちゃんもオーストリアの誇りにひひ


がはは~いかにも日本的ドラマ風に仕上がってますね、これ。
血と汗と涙の根性もの(血は流れてませんが・・念のため)

人気実力とも絶頂だった彼は、2001年にオートバイ事故で大怪我を負い
スキー選手としてのキャリアが危ぶまれただけでなく、片足切断の危機に迫られたという。
それを奇跡的に克服して後年トップクラスに復帰したのも特筆すべきでしょう。

それにしても、久しぶりに見たヘルミネーターは・・・頭髪もこんなになっちゃって。
涙ぐみながら「引退します」の一言をやっとのことで口にする姿にこっちもちょっぴりホロリ。
スキーが命だっただけに将来への不安も入り混じっているのかな。
でも大丈夫、きっとORF(オーストリア国営放送局)が解説者として雇用してくれるわよ。
それに故郷でスキー学校とかホテルを経営する元スキー選手も多いし。