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2009-11-22 16:41:47

学生オペラ オルランド・フリオーゾ

テーマ:音楽(クラシック)
金曜の夜、プリンツレゲンテン劇場で
州立演劇アカデミーミュンヘン音大の学生たちのコラボによる
ヴィヴァルディのオペラオルランド・フリオーゾを観ました。

19時半の開演に合わせて劇場到着すると
周辺は観客と思われる人たちで何やらものすごい混雑振りだ。当日券売り場も長蛇の列でびっくり。
多分身内関係も多いのかもしれませんが、とにかく満員御礼で始まる前から熱気ムンムンで
こちらまで期待感が高まるというもの。

イベントカタログやチラシを確保し(ゴミを持って帰るなーっという夫の声が背後を襲う・・・)
一部3ユーロのプログラムも買って座席に着いてしばらくすると
おじさん(教授かな?)がマイクを持って登場する。
むむ・・きっと病気降板のお知らせだわね。
案の定、3人ほど風邪やインフルエンザ(豚インフルとは言わなかったが~あやしい?)でダウンしたので
役にかなり変更がありますとのこと。
熱のこもった密接な演技ですから、感染も避けられませんで・・・なんてユーモアたっぷりの言葉に
会場中ドッと笑いが沸き立ち、初っ端からくだけた雰囲気が学生オペラらしくていい感じ。

..................................

ルネッサンス時代の詩人アリオストによる叙事詩オルランド・フリオーゾは
後世数々のオペラの題材に取り上げられていますが
中でもヴィヴァルディとヘンデル(「アルチーナ」「オルランド」)はお馴染みですね。
恋する二人アンジェリカとメドーロへのオルランドの横恋慕・嫉妬の果ての発狂。
ルッジェーロ、ブラダマンテと魔法使いアルチーナの三角関係。
それでなくても人間関係が入り乱れてるのに
この演出では
それぞれに常に行動を共にする「友達」があてがわれ、アリアを一緒に歌い上げるという形をとる。
それは影武者であり、自分を客観的に見てるもう一人の自分でもあり
なかなか面白い趣向でありました。
また、オリジナルは4時間もかかるそうですが(抜粋版CDしか知らない私)
レチタティヴォをかなり省略したり、ところどころドイツ語に訳してみたりといったアレンジで総計2時間ちょっと。
こんな奇抜なアイディアも実験が許される学生オペラという場だからこそ可能だ
とは演出家クリストフ・ネル氏のお言葉。

さらには病気降板者が3人も出たとあって
代理は演技と歌を分担したり、2人分ひとりで引き受けたりと
必然的に人間模様はさらに混沌とした様相を帯びるのであった・・・。

・・・・・・・・・・・・・・・

演奏:
ミュンヘンの宮廷楽隊の長い歴史をも受け継ぐバロック・オーケストラ
Hofkapelle Münchenの古楽器によるエレガントな響きを堪能。
限りなく繊細なピアニッシモから激しさまでテンポ豊かで生き生きとした演奏は
指揮ミヒャエル・ホーフシュテッター氏の手腕でもありましょう。
彼は目下人気上昇中の若手指揮者、今後も注目怠らないようにしよう。

そして肝心の歌:
舞台に立つ若いオペラ歌手たちの大熱演に拍手喝さい!
学生と言っても、もちろん皆さん数々の舞台やCD録音にも参加経験済み、
例えば主役オルランド役のカウンターテノールValer Barna-Sabadus
来年シュヴェッツィンゲン音楽祭でも大きい役を歌う予定とか、有望格のようです。
細身長身で長髪ラテン系な風貌も狂気のオルランドにピッタリで目立っていました。

そもそも、カウンターテノールが3人登場するとあって、これが一番楽しみだったのですが
中でもルッジェーロを演じたRoland Schneiderが良かったの~。
厚みと安定感のある声質で歌うSol da teの熱に浮かされたような美しさ艶かしさに
私を含めた観客全員うっとりと聴きほれてしまった。
このフルートとの掛け合いの長いアリア、確実にハイライトの一つでしたね。
(新聞各紙でも特筆されていた)

$ミュンヘン・ カフカ通り徒然日記      ミュンヘン・ カフカ通り徒然日記
愛の妙薬でアルチーナに一目ぼれするルッジェーロ    ・・・は「モーリス」のジェームズ・ウィルビーにそっくり!

ついCTに目がいきっぱなしだったんですが(ごめんなさい!)
アルチーナは難しいアリアを(私のCDよりずっとずっとアップテンポで)見事にこなしてました。
日本の方が二人も登場したのも嬉しい限りです。
演技自体にまだちょっとのめり込んでない様な印象でしたが・・・。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

カーテンコールでは観客の大拍手とブラボーと床を踏む音が鳴り止まず。
学生たちのオペラに、これほどの熱意と関心が示されるのだなぁと感動しました。
バロック時代がとりあえず終わってしまったミュンヘンのオペラ座ですが
もっともっとバロックオペラを見たいんだって意思表示ではないかと思えます。
ホーフシュテッター氏がインタビューで、ヘンデルの後はさらにヴィヴァルディ
そしてマイナーな作曲家の作品が開発されるはずだと話していました。
ミュンヘンもその波に乗って欲しいものだわ。つくづく・・・。

オマケ:
プロの各御仁によるSol da te
聞き比べしてみましょー:

マグダレーナ・コジェナーは同じ頃川向こうで同じ歌を歌ってたはず
http://www.youtube.com/watch?v=0XZlBmgHGLw

艶かしさではチェンチッチも
http://www.youtube.com/watch?v=7Hk5ritk7Cs

恋の憧れに浸る青年の姿が浮かびたつPJ君
http://www.youtube.com/watch?v=BpVNMAi0p1w

フランコ様のもちゃんとアップされてるのだ!
http://www.youtube.com/watch?v=lxtWqzLONl0
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2009-11-22 04:30:23

ボージョレ・ヌーヴォーその他

テーマ:常日頃
$ミュンヘン・ カフカ通り徒然日記
Jacques' Wein-Depot
Leopoldstraße 139 
80804 München

私たちが時々足を運ぶワイン屋さんJacques' Wein-Depot からは
月2回程の間隔でお勧めワインのダイレクトメールが送られてきます。
このところ暫くご無沙汰していたら、50ユーロ以上のお買い上げに10ユーロ商品券なんてお知らせが届いた。
そろそろな~まとめ買いしなきゃなあと思っていた矢先なので、さっそく10ユーロに釣られて行ってきましたよ。
ゲンキンな人間。

19日に解禁になったばかりのボージョレ・ヌーヴォーを1カートン、酸味の少ない白を少々。
普段用に5リットル入りのボックスワインなども調達しました。
クリスマス前にまた来ることにして・・・

ミュンヘン・ カフカ通り徒然日記 仄かにクローブの香りのする爽やかなワインでした
 
お店の一角にはイタリアやフランス産の食用油各種、瓶詰め食品やお菓子も置いてまして
ここを素通りできないのがワタシの辛いところ恋の矢
今日もやっぱり、気がついたら可愛い包装のヌガーに手が伸びていた。

ミュンヘン・ カフカ通り徒然日記

ワイン屋を出た後、さらに100メートルほど歩いて
オーガニック製品の大手スーパーBasicへ。

ミュンヘン・ カフカ通り徒然日記

ドイツ中に支店のあるBasic、一時は破竹の勢いで勢力を伸ばしていたのですが
数年前にディスカウントスーパーLidlとの経営上の関係が表面化して、消費者たちの大抗議を受けました。
何しろポリシーもイメージも中身も正反対にあると思われた双方ですからね。
それでなくても物価上昇も手伝って、割高のオーガニックスーパーで毎週定期的に食料品買出しも考えもので
すっかり足が遠のいていた。
が・・・すごーく久しぶりに行ってみたら、いやぁやっぱりたまにはいいですね。
比較的手頃な価格のBasicブランドのトマトソースとかペスト、ミューズリやら香料無添加ハーブティとか。。。
レンズ豆を一袋買って、今夜はレンズ豆のスープを作ろう。

お供はボージョレだっ。なんという組み合わせ?!
2009-11-20 10:46:13

ナショナルチーム親善試合

テーマ:サッカー
おととい水曜日は来年のサッカーW杯を目指して
欧州でも各グループ2位のチームによる最後のプレイオフ試合だった。
すでに出場権を獲得しているドイツコートジボワールとの親善試合である。

エンケの急死にサッカー界だけでなくドイツ中が哀悼の意に包まれた感がありました。
選手をはじめ関係者一同ショックのどん底、とてもサッカーをする状態ではなく
去る土曜日のチリとの試合は中止になり
翌日の追悼式に参列後、初めて通常練習に入ったという。

とはいえ、選手たちの表情に刻み込まれている悲しみと困惑が目にも明らかなこの夜。
ベンチには控え選手たちの間にエンケのユニフォームが置かれる。
ミュンヘン・ カフカ通り徒然日記 

ナショナルチームのエンケに宛てた手紙(der Abschiedsbrief→ )も発表されました。
 君がこんなに悩み苦しんでいたのに、なぜ僕らは気づいてやれなかったのか。
 なぜ一言でも僕らに打ち明けてくれなかったのか。
 そんなやりきれない思いにとらわれている。
 今夜の試合は君に
 永遠に我らナショナルチームの一員であり良き友であり続ける君に捧げよう・・・。
 
こんな背景があると、試合はどんなだろうかと思われたけど
正直、選手自身もキックオフになってやっと少しは心が癒されたのではないでしょうか。
そこここに故人の面影が浮かび上がる、何とも不思議な1時間半でした。

さて、前置きがつい長くなってしまいましたが(ワタシも相当センチメンタルになってたものでねしょぼん
この特別な意味を持つ試合は2対2の中々見ごたえのあるものでした。
それに、何があっても今日は厳しい責任追求はなしとは分かっておりましたよ。
例えばこれ:
ホームスタジアムで晴れのナショナルチームデビューを果たした
シャルケ04のマヌエル・ノイアー君大失敗↓



ドイツの攻撃陣ではクローゼはご子息の新型インフル疾患に伴って自宅待機。
目下ブンデスリーガのトップ・ゴールゲッターであるキースリング(レバークーゼン)が初登場で
いいプレイ振りでありました。
そして、ゴールを決めたのは2本ともポルディことポドルスキー
天を見上げるこのポーズが・・・いいですねぇ。。。(涙ほろり)

ミュンヘン・ カフカ通り徒然日記

バラック怪我欠場にあたり、フィリップ・ラームが代理キャプテンを勤めたことに関しては
先の所属クラブを辛辣に批判した爆弾インタビュー(→)に引っ掛けて
テレビのインタビュアーがチームマネジャーのビアホフに突っ込んだ質問を浴びせてました。
あ~あ、これがジャーナリスムというものなのね。
ビアホフ氏、下手なこと言うとバイエルン・ミュンヘンからまた反撃が来るに決まってますから
クールかつ無難な返答ぶりでした。ト・ウ・ゼ・ン!

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

こうしてドイツのテレビが「エンケ追悼試合」を中継している間に
パリではこんなドラマが繰り広げられていた:



フランス対アイルランドのプレイオフ戦。
このゴールでフランスのW杯出場が決定したのだが・・・
二日経った今日も新聞やインターネットで大問題になっているアンリの「神の手」
アイルランドは試合やり直しを申請中だそうです。
サッカー協会はいつだっていわゆる大国(サッカーか経済か??)の見方なのさ、と
相当怒りに狂っているらしい。
ワタシはアイルランドはチームもファンも情熱的で大好きなので応援してたんだよね~。
どうなるんだろうか。多分だめ・・・かな。
2009-11-19 17:01:06

パステル色のカフェ (改訂版 ケーキ証拠写真付き)

テーマ:ミュンヘンとバイエルン
同じミュンヘンにお住まいのRioさんと茶飲みデートするのに
どこがいいだろうか・・とネットチェックしながら
手作りケーキが評判というNona'sがワタクシの目に留まった。

ある晴れた日の午後
私は地下鉄2号線のホーエンツォレルンプラッツ駅から裏道を5分程ぶらぶら歩く。
シュバービングも裏手界隈は、庶民的な雰囲気の中に型にはまらない若々しさも溢れ
小粋なブティックや昔ながらのカフェ、知る人ぞ知る隠れたスポットが分散してるので
当てもなく散策するのが楽しいんです。

そんな通りの一つ、ヘルツォーク通り78番地。
外にイス&テーブルと今日のケーキが記された立て看板が出ている。
お天気が良いから外でもよかったんだけど
パステル色調のレトロな明るい内部がこれまた居心地良さそうなので窓辺に座ることに。

戦前までに建てられた集合住宅建物は一般にAltbauと呼ばれますが
こういう地階の造りなど典型的なんだろうな、と思う。
入ってすぐのスペースにはカウンターとケーキやその他もろもろの焼き菓子が入ったショーケース。
左手に2,3段ステップを上がるとキッチンだ。
忙しそうに楽しそうに太ったオバちゃんがケーキ作りに励んでる。
右手の中二階部分がカフェスペースになっていて、
店内中の壁棚にはジャムやらお茶やコーヒー、チョコやキャンディーやワイン等がところ狭しと並ぶ。
とにかく私たちの乙女心!!がときめく可愛らしさなのだ(ぶふふ・・にひひ)。

ミュンヘン・ カフカ通り徒然日記
こういう商品レイアウトと品揃えにめっぽう弱いワタクシである。

ミュンヘン・ カフカ通り徒然日記
このオバちゃん(もしかして私より若いんだろうか~?)がケーキ作っております。

$ミュンヘン・ カフカ通り徒然日記 パッケージデザインからしてそそられるレオーネのキャンディー各種も。

「今日のケーキ」は
マーブルケーキ、濃厚チョコケーキ、洋ナシチョコケーキ、チーズケーキ
リンゴケーキ、ラズベリークリームトルテ

ベル携帯カメラゆえ色も画質も最悪ですが・・・
ミュンヘン・ カフカ通り徒然日記        ミュンヘン・ カフカ通り徒然日記
ちゃんとお茶葉で淹れたチャイがうれしい          洋ナシチョコケーキは普通の倍の大きさ

どれも華やかで繊細なトルテではなく、ママが作った家庭的なケーキって感じです。
しかも一切れが・・・とてつもなく巨大だ!
私は洋ナシケーキと飲み物はチャイを、Rioさんは濃厚チョコケーキとカプチーノだったっけ?
運ばれてきたティーポットもカップもお皿も
夫のお祖母ちゃんあたりが所有していたのではないかと思える懐かしい様式のものばかり。
しかし・・・ケーキが大きい。
このワタシですら途中でくじけそうになった。

スタッフの3人の女性たちはお互いイタリア語でお喋りしてるし、棚に並ぶ商品もイタリア物が多い。
気さくでアットホームな雰囲気でとても感じ良く
何だか私もアルバイトに雇ってくださいって言いたくなってしまったわよ。

可愛いマカロンを手土産に買って帰りました。
表通りはスタバ的カフェに占領されそうなミュンヘンにも、こんな個性的なお店があるのだ。
やっぱり時々は開発せねばと思った次第。

Nona's - mit Liebe hausgemacht
Herzogstr. 78
80796 München
最寄の駅:U2Hohenzollernplatz
     トラム12番 Clemensstr
朝食から夕方5時までの営業でございます


大きな地図で見る
2009-11-18 12:56:37

エターナル・サンシャイン

テーマ:映画
ちょっと前に「タイタニック」がテレビ放映され
秋休み中の息子と一緒に長丁場を最後まで(久しぶりに)見てしまった。
最初に見た時まだ小学校低学年だった彼は
ただ単にタイタニック号沈没大スペクタクルにワーキャー言ってたのが
今回は報われない恋愛とか卑怯な人間の心うちにちゃんと目がいってるではないか(笑)。

いや、「タイタニック」はこっちに置いといて
これまたなぜか親子三人揃ってテレビ映画鑑賞する日がありました(というか誘いもしないのに勝手に加わった子供)。
貴族のお嬢様役オファーにもめげず正しく成長したケイト・ウィンスレットが嬉しい
エターナル・サンシャインEternal Sunshine of the Spotless Mind 2004年
独題はVergiss mein nicht!=ぼくを忘れないで!=忘れな草の意味もあり)。

$ミュンヘン・ カフカ通り徒然日記

平凡男ジョエル(ジム・キャリー)と自由奔放なガールフレンド・クレメンタイン(ウィンスレット)。
性格から生活習慣まで似ても似つかない二人は、このところついにギクシャクした関係になっていた。
バレンタインデーにジョエルはプレゼントを持って彼女の職場に行くが
そのまるで初めて会ったかのようなよそよそしい態度に驚く。
ジョエルに嫌気が差した彼女は、二人の思い出を消去する治療を受けたらしいのだ。
愕然とした彼は、脳断層図上に表示される部分をマウスでクリックするだけで
特定の記憶が消されるという記憶削除手術を自分も受けてやろうと思う。

ここから物語は手術中のジョエルの頭の中で進行することになります。
出会いの時や忘れがたい出来事、喧嘩したり和解したり、数々の思い出がめくるめく走馬燈のように甦る。
そんな夢に浸るそばから、ポツポツとその場面がクレメンタインと共に消えていくのだった。
楽しかった日々は忘れたくないと気づいたジョエルとマウスクリックする側の追いかけっこが始まるが。。。
お互いの欠点を認め合い、欠点から学び人間として成長したら
彼らは関係を一からやり直しできるだろうか?

ミュンヘン・ カフカ通り徒然日記

ミュンヘン・ カフカ通り徒然日記

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

小雪のちらつく海辺や凍てついた池。
美しい真冬の情景を舞台に、夢と現実・過去現在未来が入り乱れ
まるで夢を見ているような詩情溢れるSFラブストーリー
ケイト・ウィンスレットの素顔と七変化の髪の色同様自由で常識にとらわれないクレメンタインって重なりますね。
喜怒哀楽激しい彼女に対して、いつも悶々と物思いに沈むジム・キャリーが最高のコントラストです。
何たってジム・キャリー=「普通の顔ができません」百面相イメージが定着しがちだったけど
心が痛むほどに滑稽かつ純真無垢な男を好演したトゥルーマン・ショーも涙なくして見られなかったな~。

この他
シルバーグレー系のトム・ウィルキンソン
普通の女の子っぽいのにキラリと光るものを持つキルステン・ダンストの役どころも
重要な意味を持ち、物語に厚みを加えてます。

Jim Carrey: Joel Barish
Kate Winslet: Clementine Kruczynski
Kirsten Dunst: Mary
Elijah Wood: Patrick
Tom Wilkinson: Dr. Howard Mierzwiak
Mark Ruffalo: Stan

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