双極性障害社会不安障害解離を抱える私の日常

私には姉がいる。

五つ上だ。

姉は疑り深いのだかよくわからないが、私の過去の日記を探り当て、読んでショックを受けたようである。

過去の私が感じたことは私の経験だし、今現在の姉に対してなんか、色々なこと思ってないのに、傷つけたようである。

姉は癌らしい。

転移してるとかなにかで、家族とは一切連絡がとれないように、番号を変えた。

何でだか弟には非通知で酔っぱらって電話を掛けているらしいけど。
ガンで転移してることだけ伝えたらしい。

私の方が姉といる時間が長かったのだから、離れてる弟に話しても、弟には、本当なのか？と疑念が残ってるらしい。

私は、本当だと思う。

死ぬ前に私の心のなかを覗きたかったのだろう。
今生きてる私に直接聞けばいいものの、過去の私に聞いたものだから、それは答えが違ってくる。

お姉ちゃんは、いつもお父さんとお母さんが飲みに行って仲良くする時間を設けたときに、弟と私の面倒を見てくれた。
内気なしたの私たちは、親がいないとぎゃん泣きするのに、根気よく付き合ってくれて、兄弟だから気持ちをそらすのにゲームをしてるところを見せれば、落ち着くのを知ってて、ゲームが上手だった。

お姉ちゃんはあまり勉強ができなくて、お母さんがよくヒステリック起こして、夜中勉強を教えてた。
机の明かりが眩しくて寝付く前その姿が脳裏に焼き付いているのだけど、小さいながらに心苦しかった。
勉強はできなくても、ゲームの上手なお姉ちゃんだからそんなに怒らなくてもいいのにって思った。

お姉ちゃんは飴が大好きで、一日止めないと一袋ペロッと食べてしまった。
あと梅干しも止めないとあっという間に食べてしまう。
兄弟だなと思うのは、私も止められなかったら同じ物を食べ続けると言う癖を持っている。

お姉ちゃんは、家族では自己主張が強いが、人には言えない。
傷つけることが怖いのだろう、優しい性格なのである。

お姉ちゃんは、小学生の妹と、その友達が家に来たときに材料を買ってきて、クレープを作ってくれた。

お姉ちゃんは、立派なお母さんの代わりをしてくれるくらい、リトルママなのだ。

亡くなる前だからとは思いたくないのだけど、喧嘩してる誤解も解きたいけど、お姉ちゃんを深く傷つけてしまったことには変わりがない。
、お姉ちゃんは口足らずでいつもけろっとしてて、それに私も甘えているかもしれない。
でも時間がないと考えたら、今の私の気持ちが届けばいいのだか。

いくつになっても私のお姉ちゃんは世界に一人しかいないのだ。

お姉ちゃん、読んでたら連絡ください。
届くか届かないかはわからないけど、生きててください。