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二年前に始めて一人、槍ヶ岳を歩いてからと言うもの、「遠征に行くのであれば北アルプス」と、南と中央を事実上省き、集中して北アルプスを知りたいと思うようになり、色々と調べていたらこの本にたどり着いたのであります。まだまだ魅力的な山々が列なう北アルプス、年齢からしても時間の余裕からしても、とても他に行くだけの時間も限られている訳で、そう言う観点からも北アの一部分を知るには都合の良いものでもありました。
表紙の写真は、今は使われていない?(使ってる人もいるかも)伊藤新道を三俣連華へ資材を運ぶ歩荷の人達、強烈なインパクトでした。
1955年の三俣小屋、今と比べると・・・。
雲ノ平。景色はいつの時代も変わらない訳で・・・。
番外編は、やっとこの2冊が揃った訳で・・・他もありますが、残りは図書館で十分な訳で・・・。
車を最終地点の琴引スキー場の駐車場に置くため、高野へ向ける林道地点まで送迎してもらう。
ワカンを装着、除雪されていない舗装道路をしばらく進む。
07:00林道から草の城への取り付きを左に曲がると川が流れているので、川沿いに進む。この時点で積雪は昨年のイメージよりも多く、先が思いやられる。またこのルートは登山道ではなく、夏の時期は激ヤブも予想せれるので、注意が必要だ。大万木山から琴引山の厳冬期縦走などのエスケープルートとしては使える道と思う。
しばらく進むと尾根に着いたが、一つ手前の尾根に着いたようだ。最初はGPSのログミスと思って進んだが、そんな訳なかった。痛恨のミスを犯してしまう。そして画面の大きいスマホGPSで等高線を確認すすると、今いる方が比較的緩やかでもあり、本来の尾根と並行しているので、居場所がわかりやすい。
そのまま進む事にした。高度が700メートル過ぎたあたりで、気づいたのだが、やはり尾根沿いには雪が少なく、ワカンもハマらない。傾斜がある所では、キックステップで足場を確保すれば難なく進む事が出来た。
先頭を交代しながら進む。パウダーの雪を想像したが、やはり昨日の雨の影響か、グサグサの雪質。こんな時は雪崩も心配なので、変にルート変更せず、谷や沢筋は通らず、尾根をキープして進む。
すると地図にあった傾斜の緩やかな所が出てきた。昨年のルート(隣のルート)よりは登りやすいかもしれない。一安心。
残すはこの斜面。ここを上がれば縦走路に出る。
昨年の分岐より、一尾根分草の城のピークに近い所に出た。計画では若干パウダーを予想していたので、4時間を見ていた。09:11、2時間11分と半分のスピードで登る事が出来た。
09:18草の城到着。
山頂は雨と風の影響か、雪は固くしまっていた。
一年ぶりの草の城。
一安心な私たち、だがここからも距離はある4分の1の行程が終っただけである。ここからは滑谷920へ向かってひたすらアップダウンを繰り返す。
小山を登っては降り、そして稜線歩き・・・これを続ける。先頭は疲労度が後方の倍はあると思う。ムロちゃんが元気で助かった。
10:20 滑谷ピークの手前、風もなく日が差して来たので、食事を取る事に。
本日のお勧めランチは、西尾の五目ご飯と味噌汁。30分以上の長めの休憩をとる。
後半戦スタートする。ここからは920、930、様々な小ピークが続く。
先ほどの五目ご飯が重く腹にのしかかる。
左手には高野町の山々がきれいに見える。
930ピークを超えると、すぐに分岐の看板が現れるので、ここを左に。
ここから注意が必要となる。登山道は消え、看板も確認した所では1つしかなく、最後の琴引へのアプローチ地点を間違えやすい箇所。なので、琴引方面から来ても同じ事が言えるので、無駄なく行くにはGPSなどで確認しながら行った方が体力も消耗しなく、早く行ける場所。
せっかく高度を上げたと思ったら、約70メートル程下がって、また1013メートルまで最終の登りとなる。
13:00 山頂直下の広場に到着。
そして、13:09 本日最後のピーク、琴引山へ到着。三人とも雄叫びを上げ、お互い祝し合った。後ろの山は三瓶山。
最近クライミングをして、少々登る事が弱くなっていた様に感じたが、本日のルートが出来れば、まずまず復活したかな?と思う次第だった。
三瓶山と飯南町頓原地区
草の城と大万木山方面だ。ズームした写真だが、大万木山への厳冬期縦走、いずれやってみたい。
無事に登れた事に感謝を忘れない、私たち。
琴引山直下に、滑落停止するいい斜面があるので、ここで訓練をした。雪が重く滑らないので、お尻でルートを作り、そこを滑る。
とっさの判断でやらなければならず、不安も残るが、いい訓練となった。
そしていつものルートを下り始めると、凄まじい光景が・・・。とにかく倒木が至る所にあり、登山道を塞ぐこと数回。悲惨な光景となっていた。
原因は先日の急に振った100センチを超す雪なのだろうが、森林組合の皆様の気持ちを察し上げます。相当悲惨です。
千畳・・・なんとかと言う場所。その後、苦労しながら、倒木を交わしながら、下山した。
14:37 7時間37分、全行程を終了した。
三瓶がきれいに見えた。
今回のルートの詳細は上記のマップを参考にして下さい。草の城へのアプローチは通常の登山道ではありません。楽しめる方のみお勧めします(笑)所々でマップ等で確認を行いながら、安全に登山を楽しんで下さい。これで新雪だったと思うとゾッとしますね。
全行程 : 約8時間・9.3km (休憩トータル約50分)
【琴引キャンプ場 雪中キャンプ】
下山後、キャンプの好きな3人が雪中キャンプを思いついてくれた。自分自身も雪がある場所でテント泊をやった事がなく、マイナス気温の中で、どれだけの道具のポテンシャルを知るか?のいい機会だったのでワクワクしていた。到着すると、大輔が三角の大きなテント(食事場となる)を設営していた。
何も手伝いする事ないくらいに手際がよく、唖然とするくらいだった。そして自分たちのテントを設営にかかる。
えもっちゃん、到着。大輔と、えもっちゃんは「昼バーグ」と言うハンバーグみたいな名前のテントをサッサと設営。前室も広く、魅力的な逸品。エアライズよりも少々重いらしいが、耐久性と設営のし易さ、値段はヒルバーグが優っているようだ。
安物だったが、ワインを忍ばせて来た。
ストーブもあり中は暖かい。ワインが進む進む。その後シャンパンにビールに熱燗に・・・疲れもあってか酔も早い。
疲れきった二人
鴨鍋最高だった
多久ちゃんも遅れて登場。青年部話で盛り上がる・・・。
ところが、下宝珠超をしばらく進むと急に雲行きが悪くなり、その瞬間ピカッ!!と一発。ワンテンポ遅れてドガーーーン!!いきなり落雷だった。さすがに二人共、今いる場所から駆け下り、木から約2メートルの距離をとり、カーボンストック、ピッケルを刺したザックをすてて低い姿勢で様子をみる。
ところが空の色も段々と明るくなりだした。また来るだろうと予想はつくものの、登る事を諦めなかった。だが既に戦意喪失状態。
しばらくすると、尾根が見えだした。あと少し・・・そう思うとまたピカッ!!と光る。今度は離れた所だったのか、音は随分と小さい。だがこれで諦めがついた。尾根に上がると早々に退散した。
その後元谷へ行き、ツェルトを広げて楽しいランチ楽しんだ後、菊信さんへ行き、気になるアイテムを注文して帰宅した。
積雪は昨年の12月下旬より少なく感じました。
暖冬と言われる日本列島、まさにこれだけ降らないと山陰は異常気象の域ではないですかね?やっと週半ばにして寒波が来ましたが、根雪になってくれる事を願うしかありません。雪がなければないで、クライミングなどをしつつ、楽しんではいるのですが、やはり雪山が登りたくて仕方がありません。そんな毎日ですが、以前から気になっていたアイゼンの歯。見るからに丸みを帯びたその歯はクラストした氷に突き刺すには少々ポテンシャルを発揮できない状態になってきましたので、メンテナンスを思いつきました。
はじめに右左間違いが無いように、バラせるパーツはバラしました。案外キレイでサビが付着していない印象を受けましたが、やばそうな所にはクレ55等の洗浄オイルスプレーを用意しました。
鋭さがなく先が丸く、消耗しているのがわかります。
そしてどうゆう角度でヤスリがかけてあるか、チェックをします。前後それぞれ場所によって切り込んである角度も違いますし、理に叶った歯の位置と歯それぞれに強度を出す為に考えて削ってあると思いますので、忘れそうな箇所はメモやイラストしておくと心配がないのかもしれません。
前歯ですが、磨り減ってわかり辛いかもしれませんが、このような場合、前歯の手前と外側だけヤスリをかけるようです。側面はかけない方が強度的に良いようです。ニードルのようになってはダメのようです。そして地味な作業にかかりました。左右40分くらいでしょうか?ヤスリがけをしました。
まずは、前歯から。やたら尖らせても欠ける可能性がありますので、自分なりにこのくらいかな?と思うところまで極端なテーパーにならないように仕上げていきます。向かって左のツメは摩耗して丸みを帯びた状態で、右はエッジを作った状態です。このように前側の歯を全てエッジを効かせていきます。
そして後ろ側の歯も基本前側と同じで、丸みを帯びた歯を基本、エッジが効くように、元のままの仕上げ方を忠実に研いで行きました。汚れも落ちたし、サビも大分落とせました。スッキリと、これで本格的に雪山を迎える事ができそうです。
岩は屏風のような横に長い。50メートルあるだろうか?23ものルートがあるらしい。島根の半島とは岩の質も全てが違うように思えた。また場所が場所だけに、石灰岩で見るからにツルツルとした感じで、半島の岩のように指が切れてしまいそうな岩もない。それをどう感じながら登れるか楽しさが込み上げてきた。
リードでさらりと安心感のある登り。
ガッキースタート。
TRの2度目で見事終了点へたどり着く
私も2度目になんとかワンテンで。沖泊の「人間フェイス」のようには行かなかった・・・。
社の前には机椅子もあり休憩でき、大切に使われてる様がわかった。
ジムでは私の一つ上を行くガッキー、本日、外岩では如何に!?核心でノックアウト・・・。それを見て私も急にトーンダウン(笑)
Y田先生には申し訳ないが、二人で何度も登っては落ちるの繰り返し・・・
そしてもう一度「ミセスリエコ」の核心を登ってもらうと、少しだけ見えてきた・・・
ガッキーは普段練習のし過ぎか?指が痛くなりつつも、頑張るが・・・
この先がさっぱり・・・まだまだ修行が足りない事を痛感した今回でした
三人でパチリ!今回もありがとうございました。
明けましておめでとうございます。本年もこのブログをよろしくお願いします。2007年から始めたこのブログも、まる7年を迎え、今年も細々とゆっくりと書いて行こうと思っております。引き続きよろしくお願いします。さて正月も終わり、かなりウエスト周りが気になりだしたりしてませんかぁ?と自分の体を見ながらパソコンに向かっていますが、やはり今年の目標はクライミング体型を作ること、タバコをやめること・・・(?)どうなることやら。男、有言したなら実行しないとね。
年末から尖峰会の行事登山?(笑)が続きますが、毎年元旦は斐川町にある「高瀬山」へ御来光登山を計画しています。今回も正月早々、年始や宮参り、寺参り、忙しい元旦の早朝、たくさんの参加者下で開催されました。
5:30に集合して、6:00より加茂町大竹地区からスタートします
張り詰める空気の中、黙々と高瀬山を目指します
この度のホストは、熱田さん、さぁ念願のご来光は見えるのか?
斐川平野の明かりを見ながらしばしの待ち時間
元々、雲南市の陸協が開催されていた、元旦マラソンを引き継ぐ?かたちで続けてるこの登山は、年を増すごとに段々と参加者も増え、賑やかなものになりつつあります。
保ハートもご満悦(笑)
いよいよです・・・
皆、手を合わせて無病息災を祈ります・・・。ニッポン人は八百万の神に親しみ、私達の登山も様々な神によって見守られながら行えると、皆で手を合わせ合掌。。。。
本年もよろしくお願いします
南光河原の堰堤をわたり、大山寺を目指す。
大神神社を過ぎ、元谷に向かう
新会員の室ちゃん、冬山大山初挑戦の女性の川もっちゃん、を交えて、アルプスのような北壁をバックにパチリ
ガッキーを先頭に進む進む
6合目過ぎたあたりで日光にあたる
川もっちゃんのテンションも徐々にアップしてきた
8合目は絶景だった
悪い人と、新会員の室ちゃん、超健脚コンビは待ちきれず先を行く。腹立つくらい早い。。。
カラオケがうまい、保ハートは久しぶりの大山。
蟻のように歩く歩く
雪山大山初挑戦で、この天候。川もっちゃんは案外もってるかもしれない。。。
なんとも雪が少なく、テンションが落ちたが、みんなと登ればなんだかんだで楽しい
今シーズンもよろしくです
今回の目的は雪山の基本を初参加者に教え合うというもので、アイゼンワークを皆でフォローし合い基本を教え合いながらの冬山登山でした。経験者のみんなは上達してるなぁ、と改めて思う山行でした。そして2015年も全国各地、百名山から日本アルプス、ましてや裏山に至るまで、よく歩いて登った尖峰会。来年も楽しくワイワイとやりたいと思う次第です。
前日の雨の影響で、クライミングが中止になったので、大山に久しぶりに出かけてみた。当初は某沢を詰めてみようと計画していたが、下調べ不足から現地に到着すると肝心な雪がない事が判明(笑)。ちゃんと調べて行けば良かったと大反省。
それならば雪を求めて?夏山登山道に移動すると、下から見る限り雪が多く見えるので、ここに決定。年末の下調べに出かけて見る事になった。
佐陀川横からスタート
ガッキーの冬スタイルは久しぶりに見たようだった。
この辺りから雪がちらほらと。
6合目ではやっと真っ白くなる。手袋もアウターも無しで行ける。
尾根がすばらしい。
氷の樹氷。
今回もいい天気、最近山に登るとついてるなぁ・・・。
どちらか必ず仕事の電話がある二人・・・。
頂上大地はご覧の様。
風が冷たくて気持ちがいい~!
なぜかテンション低目なふたり・・・。
早く積もらないかな。
飯南や奥出雲の山々も見えた。