よしもとばなな
いろんな〈さきちゃん〉が出てくる5編の作品からなる短編集。
最近本(小説)を全然読んでいなくて💦
活字中毒であるのにー
休日の前にどしても本が読みたくなって本屋へ。久々の読書だから軽く読めるのがいいかしらなんて思って何の予備知識もなくこの、よしもとばなな氏の短編集を手に取ったのでした。
。。読了。。。
うん。これは、いまの私に必要な、、
呼んでいたというのか、、
そんな本でありました。
どの短編にもでてくる"さきちゃん"は
境遇だったり環境だったりがちょっと変わっていてもしかして不幸?とも言えるかもしれない状況だったとしてもみな淡々と生きている。
もちろん悲しかったり切なかったりはしているのだけれど。
だけど悲壮感はなくて。
その境遇で誰かを責めるではなく
淡々と。さらりと。だけど。
正直に真摯にそして優しく生きています。
(~作者あとがきにあった言葉)
読み終わってなんだかすごく優しい気持ちになれた。さわやかっていうのとはちょっと違うけどピッタリ合う言葉が見つからないけど。そんな感じ!
このところの私はすこうし切なくて固まった澱みたいのが心の底に沈んでたりそこから抜け出そうともがいたり、、
てな事があったりするわけだったのだけど
この短編集読んだら
するっとめんどくさく考えなくてもいいんだなーなんて思えた。
めんどくさい事はめんどくさいっていってもいいんだよって。
恋や仕事にちょっぴり心が疲れてる大人女子にオススメな1冊ー☆