夜空のエスケープ

 

わかってないな この胸の地平線の先は

そんな空みたいなキレイな色に染まっていないのに

 

わかってたいな 君だけのSOSのサイン

今日は見逃してあげないんだから

 

馬鹿みたいでしょ その手を掴んで

仕方ないから君となら怒られていいよ

このつまらない世界から連れ出してあげよう

ひとりきりじゃきっと出来ないでしょ?

 

だからそんな風に黙ってないで

辛くなって 恐くなって

逃げてもいいんだよ? 逃げ続けないなら

 

そう 遠くまで行けばいいさ

キライな場所 キライな人

見えなくなれば ほら 優しい色になるんだね

笑っていたい せめて君と今だけは 空を見ていたい

 

キミの手が私の手を拾ってくれたから

ちょっとキョトンってしたけど でもね イヤじゃなかったの

窓際の席からは離れていたけれど

急に強い風に渫われたんだ

 

くだらないよね 私の想いが

キミとはたぶん 分かり合えるはずもないけど

この世界から一緒に飛び出すだけなら

キミと私だけで充分だよ

 

だからこんな風に堪えてないで

イヤになって ヤケになって

投げてもいいのかな 受け止めてくれるなら

 

そう 遠くまで行けばいいんだ

違う匂い 違う音に 塗り替えられたなら

柔らかい風になるんだね

追い駆けていたい せめてこんな夜だけは キミを見ていたい

 

君のキモチなんてわかってないけれど

言葉に落としてくれなくていいよ

ずっとね ずっと側に居てあげるよ

この夜空が ひと粒ずつ 星になるまでは

 

だからそんな風に黙ってないで

辛くなって 恐くなって

逃げてもいいんだよ? 逃げ続けないなら

 

そう 遠くまで行けばいいさ

キレイな場所 キレイな色

近くで見ていたら あの星になれるかな 

 

だから こんな風に堪えてないで

ふたりだけ 逃げ出して

いいんだね ホントはね 逃げ続けたいから

 

そう 遠くまで行きたいな

スキな場所 スキな人 

何かに出逢えたら キモチがキレイになるんだね

忘れていたい ずっとキミと私だけ 夜のままでいい

 

MAD-SCIENTIST

赤いフラスコに 青いビーカーを注ぐ Si-Si-Si・・・
千のシャーレに 億の細菌を灯せ Re-Re-Re・・・

終わりなんて見えないHistory ただ不毛な闘争のRepeatに
僕がこの世界に断罪を 痛みすら溶かしてあげるよ

I'm MAD-SCIENTIST You're the SILENCER 
夢に堕ちていいのさ What do you want?
何も焦燥しなくていいんだよ
やっとFreedomになるんだね

I'm MAD-SCIENTIST 今はSILENT-NIGHT
影を消して生きればUnderground  
夜毎創造したRegeneration
君に調合しているんだね

僕はMessiahに 君はCreatureに
やがて・・・夜は明ける

白いFlowerに 祈るViewerが消える Di-Di-Di・・・
黒いカーテンに 時を遮って 灯せ Re-Re-Re・・・

生み落としてしまったVIRUSが この不浄な惑星を洗うのさ
僕が独裁者たちに終焉を 痛みくらい味わうべきだろう?

I'm MAD-SCIENTIST You're the SILENCER
闇に堕ちてゆくのさ What's your name?
何も欲求しなくていいんだよ
やっとNothingになるんだね

I'm MAD-SCIENTIST 未だSILENT-NIGHT
月が満ちてゆくようなWonderwork
夜毎追求したDislocation
君に投与していくんだね

僕はAloisに 君はHelgaに
やがて・・・全て終わる

きっと僕だってこんな終末を望んでなかっただろう?
いっそ僕だってこんな才能を持たなけりゃよかった…なんてね
もっと平穏な歌を もっと平等な朝を
分け合えるだけでよかったはずなのに

I'm MAD-SCIENTIST I started SILENCE-WAR
この腐敗と不滅のAbsurd World
僕を狂想化させるが細胞が
君を浄化していくんだね

I'm MAD-SCIENTIST You're the SILENCER
神が創成し得ないWonderland
何も抵抗しなくていいんだよ
やっと本能になるんだね

僕はMessiahに 君はCreatureに
やがて・・・

I'm MAD-SCIENTISTそして再連鎖
この球体が繰り返すHoly War
振りかざした正義と言う感情が
僕をJOKERにしたんだね

僕は支配者に 君は不能者に
今日も・・・夜は明ける

 

大キライ

 

 

お気に入りだった胸の開いたチュニックを
何も言われずに選んでいいんでしょ?

カロリー高いから我慢していたカヌレも
今日は好きなだけ食べてもかまわない


あなたがいないから ひとりでいられるから
ありったけの大スキをぜんぶ並べられるから

だから大キライ 私らしく笑っていたいのに 
鏡の前 コートの襟から出て来たりしないでよ
だから大キライ これくらいで変わったりしないから
あなたも・・・あきらめてよね

趣味じゃないけれど貰ってあげた時計も
ちょっと派手過ぎる金色のピアスも

ふたりで居る時の方が不自由だったし
ひとりで味わえる幸せも知ったし

涙を隠すのも慣れっこだったのにね
くすぐったいくらいの痛みが恋しくて

だから大キライ 私らしくぼんやりしたいのに
紅茶の前 コートの袖から出て来たりしないでよ
こんなことで傷ついてあげたりしないから
あなたも・・・ひとりで居てね

たぶん一瞬だけでも 何処かに目を背けたら
この日常はきっと涙で滲む

だから大キライ 私の手を振りほどいたくせに
頭の中 何食わぬ顔で優しくしないでよ 

だから大キライ 私らしく前を向きたいから
睫毛の向こう 知らない顔して通り過ぎちゃってよ 
だから大キライ 大キライって…キライって思えたら 
 

あなたを忘れてあげる
 

ナイショの話

転ばないようになって差し出した
僕の手をすっと払いのけて
君はまるで紋白蝶のように
白詰草の空を駆けてく

あの頃の僕と君はきっとね
駆け上がる丘のその向こうにも
同じ景色が広がっていると思っていたんだね

今日はどうしたの 君はずっと俯いたままで
初めて一緒に遊んだ時のように黙り込んで
君にね 恋をしたことさえ気づかずに
隣に座っていた

顔を覗き込んだら 君はあっちを向いた
じゃあ 誰にも言わない これは ナイショの話

君は今 何を思い出して悩んでいるのかな
たくさん一緒に遊んで 君を見て来たはずなのに
大人になったような顔して見せるから
なんだかね 寂しかった

涙なんていらないよ どうか笑ってほしい
じゃあ 君には教える 僕の ナイショの話

明日なんていらないよ ずっとこうしていたい
そう思っているのは 君に ナイショの気持ち

じゃあ 誰にも言わない これは ナイショの話
 

 

アナキズムラブ


そうね あれから他の人に 触れられるのが嫌になったの
瓶の底の綺麗な水が 濁り出してしまいそうで

同じ形の体寄せて 同じ匂いを嗅ぎ合うだけ
同じような体温なのに 重ね合って 熱を持った

この世界から 互いを塗り潰す

君のことを想っていただけなら この痛みも知らず生きていたの
真っ逆さまに Latata 湖の底に 落とした石を拾わせてあげる
この痛みは君に貰ったもの その不条理が強く惹きつけ合う
揺れる水面に浮かんだ泡みたいに 君の声が弾けては消える・・・アナキズムラブ


何もかも許されのなら ここで心を剥いでほしい
他の何よりも醜くて 綺麗だって 教えたくて

もしも生まれ変わるとしても もう一度この体がいい
たとえ離れ離れになっても 何度だって嗅ぎ付けるの

混ざり切るまで 何度も入れ替わる

君のことを嫌いになるとしたら この私の存在に仇なすこと
真っさらな手に Latata 細い指に 垂らした糸を絡ませてあげる
ただ此処には君と私とだけ 不純なものはもうなんにもない
開いた傷に湿った布を当てて 君の声が途切れたら甘く・・・

苦し紛れに放った怒りにも似た言葉が 
幾千の擦れ違いを潜り抜けて実ったの
すぐに冷めてしまいそうな微熱ほど体を離れない
鼓動だけが今でも互いを認め合う

君のことを想っていただけなら 真実さえ知らず生きていたの
真っ暗闇に Latata 沈まないように 潤んだ水を飲み干してあげる
もうなんにも声にならなくていい この温もりだけが導き合う
神様より本能に従うだけ 背負った罪を分け合って 君と・・・アナキズムラブ
 

僕が女の子だったら

いつかは僕も忘れてしまうさ これから誰かと出会い別れて
行先の知らない船に乗って 今とは違う景色になるのは

ツライツライ 何もいらない ミライミライ ありふれている
スカイスカイ 欲しいものなら 此処にあるのに

だから届かない僕の夢は どうかそのままにしてほしい

だってずっと側に居たいんだ 同じ空を見ていたいんだ
悲しみってふいに訪れて君を困らせる

だからいつも側に居たいんだ 君の笑顔を守りたいんだ
きっと僕が女の子だったら叶えられるかな
嗚呼 叶っていたかな

いつから君しか見えなくなった 僕を追い越して駆け寄っていく
同じ制服の背中を押して 悪戯な子供のように笑う

高い高い この空の下 淡い淡い ちゃんと見えない
狭い狭い 同じ景色の中に居るのに

だから大切な君の夢は どうか喜びにしてほしい

だってずっと側に居たいんだ 君の涙を掬いたいんだ
淋しそうに笑顔振り撒いて 僕を惑わせる

だからあの日君が泣いていた 理由を今でも探してるんだ
きっと僕が女の子だったら分かり合えるかな
嗚呼 分かち合えたかな

手を伸ばしてみたって 声に出したって 壊したくなくて
その答えは一緒 そう言い聞かせていたんだ

だってずっと側に居たいんだ 同じ空を見ていたいんだ
悲しみってふいに訪れて君を困らせる

だからいつも側に居たいんだ 君の笑顔を守りたいんだ
きっと僕が女の子だったら叶えられるかな

だけどずっと側に居たいんだ 君の想いを留めたいんだ
切なさがギュッと押し寄せて 僕を悩ませる

いつか君もこんな恋をして 違う空を眺めるのかな
きっと僕が女の子だったら ただ その背中を
嗚呼 押せてあげたかな 

嗚呼 叶っていたかな

ナイトシェイカー

「笑わないから」って言って 
「比べないから」ってつられて
ひとりよろけてバカみたい
他人のリズムに合ってない
私なんていないみたい

A-tata tata 偏頭痛が治んない
To-toto バランス感覚なんてない
零さないように真っ直ぐ歩くなんて出来ない

立ち眩みそうなmomentだって
泣き出したいemotionだって
誰かに起こしてもらっていないのに いっそ
何だってforgetしちゃって
真夜中にfallingしちゃって
踊ろおっか shaking in my tight room

「深く考えないで」なんて
「仲間でしょ」だって呼ばれて
ひとりハモれてないみたい
聴いたことない曲みたい
私いなくたっていいじゃん

ラソソソソ 主旋律が掴めない
ドドド 主人公じゃないみたい
外れないように 正しく歌うなんて出来ない

迷い込みそうなmazesだって
声にしたいamazingだって
誰かと分け合ってしまえたらいいのに やっぱ
何だって放置しちゃって
ひとりぼっち蜂起しちゃって
踊ろおぜ shaking in my dark room

誰も完全なんかじゃないのに
みんな感性なんて違うのに
ちょっとズレてるだけで「息苦しいなぁ・・・」なんて
ずっとこうしていたいだけ
ずっとこうしていられたらいいのになぁ

明けることないmorningだって
明日からのremotionだって
誰かが教えてくれたならいいのに でも
何だって騒音だって
出来やしない理想論だって
踊ろおっか shaking in my tight room

立ち眩みそうなmomentだって
泣き出したいemotionだって
誰れも起こしてくれやしないなら いっそ
何だってforgetしちゃって
真夜中にfallingしちゃって
眠ろおっか sleeping in my lonely room

 

宵闇の国

其処のお嬢ちゃん 何処へ行くの?
夕焼け小焼けはもう消えちゃったのに

あれれ どうして 泣いているの?
お目々閉じておいで いたいのいたいの飛んでゆけ

嗚呼 幽玄な四季 悠遠なシーン 遊星じゃない
悍ましき夢見たの? そう・・・
今宵はまだ おねんねしなくていいよ

おいでなさい ねえ 一切合切は花に
嫌いな名を付けて飾りましょう
結んで開いて散って 返されなくて
遊んでいたいの宵闇の国

此処で何を 待っているの? 
かごめかごめはもう切ちゃったのに
何時になれば 夜と言うの?
お目々開けてごらん うしろの正面だあれもいなくて

嗚呼 幽艶な四季 有名なシーン 愉快じゃない
芳しき空見たの? そう・・・
何だっていないいない無何有郷へどうぞ

ほんじゃら バイバイねって 届かなくて
持て余していたつらいつらいの実
お手々繋いでいたって 安心じゃなくて
ひとりでいたいの宵闇の国

ねえどうして お星様たちが この国の空にはいないの?
今はカラカラカラ さらら カラカラカラ さらら
あした天気になあれ

おいでなさい ねえ 一切合切は花に
綺麗な名を付けて枯らしましょう
通りゃんせ もういっかいって 帰らなくて
夜に紛れる宵闇の国

ほんじゃら バイバイねって 聴こえなくて
結んで開いて散ったつらいつらいの実
お手々繋いでいたって 安心じゃなくて
月と逸れる宵闇の国
 

FATMAN

キミはなんなの? 人のフリして 誘い乗っ取り騙り成り済まし
いつの間にか脳味噌を吸い尽くしていたんだね

僕はなんでもキミにおまかせ 2平方メートル程の国で
ずっと同じ空気を吸い続けていたみたいだね

僕が今日まで取り込んだ薄っぺらい思い出は
キミにあげるから 全部消してもいいから
カラになった脳の中に無敵で万能な
術や記憶を書き込んでくれないか?

キミはなんてたって無限の知能と不感症なココロ備えた
AI-FATMAN SKILL&DATA FATMAN
僕はなんだってんだ制御不能で超感傷な心抱える
HUMAN-FATMAN MEET&SUGAR FATMAN
タラリラリラリラ

ボクはなんなの? ヒトに生まれて 気配感情匂い奪われて
滞りなく戦果を搾り取られていたんだね

ボクが今日まで読み込んだ記号や暗号は
君にあげるから 流れ出してもいいから
カラになった箱の中に何処かで聞いたような
愛や命を投げ込んでくれないか?

君はなんてったって無限の自由と未完成の希望を残した
HUMAN-FATMAN eat&sleeping FATMAN
ボクはなんだってんだ制御コードと恒常性を叩き込まれた
AI-FATMAN I’m no name FATMAN
TARARIRARIRARIRA

ねえねえねえどうして色んなモノを貰って生まれたのに
譲ってしまって嘆いて貪っているの?

そうやってぽっかり空いてしまった空虚を埋めるように
詰め込むモノをボクにも分けてくれないか?

キミはなんてたって無限の知能と不感症なココロ備えた
AI-FATMAN SKILL&DATA FATMAN
僕はなんだってんだ制御不能で超感傷な心抱える
HUMAN-FATMAN MEET&SUGAR FATMAN

いつかどうやったって無限の自由と最先端の未来を奪って
HUMAN-FATMAN ただのHUMAN-FATMAN
ボクはなんてったって無限の知能と人間性を叩き込まれた
AI-FATMAN I’m keeping FATMAN
TARARIRARIRARIRA

ヒトヨ サヨウナラ

Anchor

くらくらしたいのsherry ゆらゆらしてんのlazy
邪魔しないで此処は私が落ちた孤絶

笑わせないでCharlie いらいらしてんのcurly
とうに針も陸も海図も捨てたのに

馬鹿な私はその声に縋り付くために
冷たい水に体を投げて波を掻き分けたのに

だけどアンタだって同じ 救い上げる力もないのに
知ったような言葉投げかけて 辿り着いたら消えてしまうのね
アンカーそっと沈ませて空と海の絵図をすり替える
私ずっとひとりで居るから 助けないで今は温かいsoupが欲しい

きらきらしないでWendy うとうとしてんのSandy
醒まさないでそれは不埒な蜃気楼なの

セイレンが惑わしたような荒れた海原に
私の心掻き乱すような物は何ひとつ無い

ずっとアンカーなんて沈ませて手枷足枷されているけど
自由なんて捜し始めたら こんな静かな朝は来ないのに
アンカー切って帆を上げて 今になって何処へ行けばいい?
誰も航路なんて見えてない 気にしないで今は暖かい毛布でいい

嗚呼 このまま 私を 何処かへ 連れていかないで

そうねアンカーそっと沈ませて夜と朝の色を入れ替える
いくら風の向きが変わっても 私の船は今日も動かない
アンタだって同じ 何をずっと追い駆けていたの?
ぜんぶ海の底に捨てなさい 側においで今は体温だけが欲しい

此処へおいで 今は愛されなくてもいい