第5回 「 道順はヨタヨタの問題 」
例題:たて4本 よこ5本 でできた碁盤の目の道路がある
左下の A地点から右上の B地点まで行く
最短経路は 何通りあるか
A地点を出発して B地点に着くまでに、
たて(上)に4回(よこ道が5本あるので、たて(上)に4回)
よこ(右)に3回(たて道が4本あるので、よこ(右)に3回)
進むことになる。
この進み方(道順)が何通りあるかを求める問題である。
たてに進む記号を タ 、よこに進む記号を ヨ と記すことにする。
A地点から B地点に着くまで、たて・よこ合計7回進むことになる。
これを記号を使って表してみる。
たとえば、(タ・タ・ヨ・タ・ヨ・ヨ・タ)
この記号は、A地点から、たてに2回進み、よこに1回、たてに1回、
よこに2回、たてに1回進むと B地点に着く事を表している記号である。
つまり、道順を ヨタヨタの記号で表したものである。
これは、7回のうち ヨ を3個並べる組合せ 7C3 通りである。
残りの4個は自動的に タ となる。
つまり、道順を ヨタヨタ の記号と考えることで理解しやすくなるのである。
以上 「 道順はヨタヨタの問題 」 でした。