長財布使ってますか? | 5番の日記~日々好日編~

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気の向いた時に気の向いた事を勝手に書いています。
よってテーマは剛柔バラバラです。

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書店で平積み、いやワゴンセール状態になってた
『幸せな成功者が教えてくれた 長財布のヒミツ』
という本。

著者は、はづき虹映さんという人。
古代ユダヤの「カバラ数秘術」を元にした独自の運命診断法「誕生数秘学(誕生日占い)」を確立。
恋愛・仕事・人間関係に至るまで、様々な問題解決のサポートや、自らの神秘体験を元に、独自のヒーリングノウハウやチャネリング技術を駆使して、スピリチュアル分野を中心に活躍中…

何だ、オカルト本か..( ̄ー ̄;

曰く、
『企業の経営幹部をはじめ、成功者といわれる人のほとんどに共通するものがあります。それは「財布」です。注意して見てください。二つ折りの財布を使っている人はいないと思います』

この方の説によると、成功者の共通点は「長財布」だそうです。
財布はお金の家のようなものでそこにお金が住むんだって。
もし家の中がごちゃごちゃしてしまったら当然住みにくくて友達を呼びたくなくなる。財布も同じで、きれいな財布であれば、お金が自然と集まる。それはお金がその財布の中に住みたいから。
また、お金の気持ちになってみて考えた時、二つ折りだと窮屈。お金だってのびのびとしたいはず。長財布ならそれば可能…

ひとつ間違えればカルト宗教ですね (>_<)

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一方、世間では長財布が流行ってるのか、
『稼ぐ人はなぜ長財布を使うのか?』
という本も平積みになっていました。
こちらの著者は税理士で経営コンサルタントの亀田潤一郎さん。

タイトルにインパクトがありますが、内容はお金について心構えとか当たり前の話がほとんど。
(ま、当たり前の事ほど言われないと改めて気づかないもんですけど)

どんな財布を使うかで、お金に対する意識が違ってくる。財布はその人の生き方の姿勢を表している…と書いてるんですが、この人によると、

「使っている財布の値段×200=その人の年収」

という鉄板の法則があるんだそうで、例えば5万円の財布を使ってる人の年収は1,000万円くらいが標準。財布の値段をみれば、使用者の年収はだいたい分かる…と持論を展開しておられます。

他人の財布をしげしげ眺めて値踏みする趣味はありませんが、少なくともこの方の持論は私には当てはまらないですね。

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私の財布です。
一応、長財布。外側=黒、内側=オレンジ色。左は小銭入れ。財布の方に小銭は入れません。
実は20代の頃は二つ折り財布を使ってたんですが(当時私の周りでは若い奴が長財布を使うのは「ヤンキー」のイメージがあったんでイヤだったんです (;^_^A)、いつの間にか長財布に変わりました。

友人・知人の結婚式がポツポツ増えて来ると、ご祝儀に新札を用意しますよね。
せっかくの新札が二つ折り財布だと入れた瞬間に新札ではなくなってしまいますが、長財布ならそんな心配は要りません。
そういう年齢になった... 長財布に変えた理由はそういう事。

あと、私は世間の男性がよくやってる「ズボンのケツのポケットに財布を入れる」のがイヤなので、たいてい上着の内ポケットかカバンに入れてるんですが、二つ折り財布を上着の内ポケットに入れると上着が妙に膨らんでしまうので長財布の方がスマート… ま、こんな理由で特に深い意味はありません。

財布には小銭は入れず、別に小銭入れを持つのは昔からずっと同じ。

ちなみに、私の長財布のお値段は1万円に届くか…ぐらいですから、私の年収は亀田説によると200万なんですね。


稼いでいる人たちが長財布を使う割合が多いのか少ないのか、私にはよくわかりませんが、これだけは言えます。
長財布を使ったからといって稼ぐ人にはならないし、長財布を使ってる人が稼ぐ人とは限りません。

血液型性格判断と同じで、「法則」と言い切るにはあまりにも例外が多すぎます。

「ポイントカードで財布が膨らんでいるとお金が逃げる」とか、失礼ながら妄想みたいなご意見もありました。

ご本人曰く、税理士としてお金の流れを見てきたからわかるんだそうですが、私も社会生活をそれなりに経験して色んな人を見てきたからわかります。

絶対に間違いない法則=「そんなゲン担ぎでお金が貯まるなら誰も苦労しません」
(私は 占い・迷信・まじない・ゲン担ぎの類いは大嫌いです)

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この手の啓蒙本ってなぜか売れてるみたいです。
どれもタイトルにインパクトがありますが、内容は普通の事が書いてあって、一部に持論を展開されてるのは同じ。
私も話のタネに何冊か買ってますけど、「長財布云々…」に触手は伸びませんねぇ。