本日は、ピン太(中2)のストラテラ処方日で、発達のクリニックへ。
クリニックの予約時間から、
前日から携帯の充電を満タンにして、FIFAワールドカップ女子決勝戦に備え。
(ガラケーのワンセグで観戦しようと思っていた)
・・・しかし、家を出るころには、なでしこ、まさかの3失点で。
そうなると、もう、携帯は、見ず。
途中、
「大儀見、一点返した!」
なんていうのを、電車の中で聞きながら、クリニックへ到着。
クリニックのTVも、やっていた。
息子の大事な診察日なのだが、なんだか、注意力散漫になる要素満載。
丁度、試合が終了した頃、呼び出された。
診察室で、
特に、様子が変わったことは無いけれど、
授業中のノートの取れないことについて相談するが、
医師からは、「とらなくてもよい環境」「理解してくれる環境」
があることを告げられ。
私からは、
「今の公立の中学校、私達の頃とは違って、内申点が大きく入試に影響している。
それには、提出物も含まれる。
態度評価がかなり落ちる。」
と告げると。
医師:「そうか~。大変だな~。」
・・・で、相談にはならず。
なんというか、いろんな意味で、期待を裏切らない医師である。
そして、残薬からの、次回の受診日と。
それから、残薬を引いての、受診日までの処方量。
一秒もかからない、まったく、私のついていけない、凄い処理速度で、
入力し、終了。
内服薬は、ストラテラ75mgのまま、続行。
薬局によって、薬を受け取るときに
薬剤師さんに、副作用や、薬の効きなどを尋ねられる。
様子を話すと、
薬剤師:「コンサータと違って、飲み忘れ、そんなに気にしなくていいですからね。」
薬剤師:「効きはマイルドですよね。人格が変わってしまうような薬ではないけれど。
飲むと、少し良くなった状態が、常になると、なかなか効果があるのかないのか、
わからないように思うような薬ですけど。
そういえば、怒られる回数減ったなとか。
ちょっとだけ、集中の時間伸びたなとか。」
私:「あくまでも、飲む前の困った状態との比較ですか?」
薬剤師:「そうですね。今の量ですと、もう少し上限増やせますけど、
副作用との兼ね合いもあるから、
本人がちょっと良くなって、副作用なければ、適量かもしれませんね。
その辺りは、先生(医師)とも話していただいて。」
私:「はい。
今は、区の医療証使えますから、無料ですけど。
中学校卒業したら、医療証ありませんから、かなり、お高いのが気になってます・・・。」
薬剤師:「そうですよね。この量ですと、3か月で2万&&&円になりますね。」
私:「わお・・・。」
薬剤師:「状態にもよりますが、医療証については、別の種類の医療証の申請についてとか、
そのうちに、減量の話なども先生(医師)から出てくると思います。」
などなど。
たまたま、他に、利用者がいなかったので、長話。
帰宅後、
ピン太(中2)が、参加する、塾の夏期合宿の「健康調査票」を書く。
現在、病院にかかっている病気の欄に:「ADHD」
現在、日常的に飲んでいる薬の欄に:「ストラテラ75mg/day」
と、記載。
それをピン太(中2)に塾に持っていくように話すと、
ピン太(中2):「ADHDって、なんだっけ?何の略?」
うっ。あなた。それ、昔から話してきたのだが。
すぐ忘れるらしい。
私:「アテンション・ディフェクト、ハイパラクティブ・ディスオーダー
(Attention Difect hyperactive Disorder)の略。」
ちょっと、ドキッともするが、もともと隠してもいないので、そのまま話す。
ピン太:「それって、どういう特性だっけ?」
私:「だから、直訳すると、注意欠陥多動性障害。」
ピン太:「どうなんの?」
私:「じっとしていられなかったり、注意が保てない。」
ピン太:「じっとしてられないっていうか、体が勝手に動いちゃうんでしょ。」
私:「そうそう。成長とともに体が動くのは収まってくるけど、不注意が残ると言われている。」
ピン太:「あ。そう。」
・・・で、すぐにピアノを弾き始めた。
今までの繰り返しの説明とはいえ、
私の語り口は率直過ぎて、
なんだか、ショックは受けていないか心配になって、
ピアノを弾く彼の肩をポンと叩き、
私:「あなた、ショック受けてない?」
ピン太:「何が?」
私:「あなたが、ADHDだと、聞いて。」
ピン太:「なんで?全然。それで、良かったと思って。」
ピン太:「なんか、そのほうが、面白そうじゃん。色んなことが。」
お前は・・・。
思わず、両頬をスリスリしたら。
思春期・蛹ちゃんは、一瞬「にやっ」としてから
「むっ」と、していたけれど。
母さんは、スキップしそうだった。
色んな意味で、覚悟がいるな。