弾が切れたと呟いておりました。
間髪入れずに次は30匹の襲撃。
もはや撃退する力は残されておりませんでした。
全員が狼の爪牙にかかり命を落とすことになることを予感したとき、大久保翁がついに口を開きました。
「昼型(デイタイム)を前に出せ。それで狼どもは納得するじゃろ。」
信じられない一言でございました。
申し訳ありません。
今日はもう時間が無いようです。
この話の続きは、次回にさせていただきます。
それでは御機嫌よう。
第4話
維新の巻 第4話
百匹の狼の襲撃は巧みな波状攻撃でございました。
対ゾンビ用に遺伝子操作された動物たちは肉体の強度も格段に上がっており、通常の銃弾をいくら撃ち込んでも殺すことはできません。ましてそれを斬ることなど達人の域に達した時計 ブランド casio
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武人にも難しいことでございます。
マシガニオの一番隊隊長、沖田春香(おきた はるか)の技の冴えは天下無双と呼ぶに相応しいものでございました。
しかし、限度というものがございます。
さすがの沖田でもこれ以上の数を捌き切ることは無理だったのです。
私たちにこの危機を脱する術(すべ)はもはや皆無でございました。
昼型(デイタイム)を生贄に捧げるという大久保崇広(おおくぼ たかひろ)の発案は、「火に油」だと誰もが感じました。
当然でございます。
遠隔操作されている狼の群れは、この知床(しれとこ)の地に侵入するものを抹殺するのが使命なのです。相手がゾンビだろうが人間だろ