どんぐり拾いが大好きで毎年ブローチを
つくっています。
数年続けていると
その年によって自然のコンディションも
私の方も違うなぁということを
感じるようになってきました。
雨が少ない年はカチカチだったり
実の大きさだったり気候変動の影響を
感じます。
都会育ちで稲作の経験がないですが
昔々のご先祖様の時代から
自然神へ五穀豊穣を祈願して
生きてきた人間の切なる願いも
ほんの少しだけ
感覚として理解させてもらったような
気に勝手になりました。
どんぐりのような自然の生み出すものは
いくら文明が進んでも
人間ではつくりだせないもの
この小さな奇跡の一粒の誕生に
想いを馳せてみて下さい。
長い年月 自然の豊かさ
木々の成長 大地の力 眩しすぎる光
葉や枝を揺らす風
雨の恵み 鳥や虫たちの生命 地中の世界
すべて当たり前ではなくて
地球という星の豊かさ 豊かさ 豊かさを感じ
胸がいっぱいになります。
自然に宿る生命の輝きは
目に見えなくとも
本当にかけがえのない地球のカラダといっても
過言ではないんじゃないだろうか。
真に価値あるものをしっかりと見つめ直し
護りながら未来に繋げていって欲しい
自然界はそう言っているように
思えてなりません。
どんぐりを拾う度に感じる豊かさや楽しさ
茹でてお風呂上がりのように
タオルに並べた時に香る芳醇な森の香りからは
もっと奥にある自然の奥深さ
古代の植物の知性 叡智のようなものすら感じ
られる氣がします。
縄文時代には私たちは主食として食べていたこと
もあったそうです。身近で親しみやすく感じるのは
幼いころ拾った経験だけではなくて
日本人の細胞のどこかで覚えているのかも
しれないですね。
自然の豊かさを享受し
感謝とともに護り繋いでゆく心を持って
幸せになりますように
願っています。
chokki 村野真来