【MHF】私とボクの思い出【小説】第四十話 | チョコっとMHブログ♪

【MHF】私とボクの思い出【小説】第四十話

老人
「…ハァ…ハァ…」

フローラ
「戦闘復帰玉を使って
アタシをどこかに飛ばそうとするなんてっ!

でも…もうこれまでですっ!

あなた達を私は許しませんっ!

おじいちゃんの体を解放しますっ!」




そういってフローラはアグニを振り上げたッ!













…やはり何かが変だった。











老人が最後に言っていた“面白い事を思いついた”とはなんの事なのか?










そして最後、多くの技を持つ祖父の知識がありながらも
苦し紛れにしてきた攻撃がアイテムを投げつけるだけ…











フローラの頭にはずっと違和感がまとわりついていて、最後まで拭えなかった。











嫌な予感がした。











良い香りがした。

















ザシュッッ!!





ドバッ…











老人の顔が真っ赤に染まった。











「思い出す…。










思い出すなァ











フラウよ…。











お前が死んだ時も
背中から一突きだったなァァ?

クククククク…!
ククカカカ…ッ!!

ヒャーハッハッハッ!!」









フローラ
「…ぐはぁ…っ!」

(フラ…ウ…ちゃん…?
どう…して……?

さっ…きの復帰玉は…

このた…め…
でも…フラウ…ちゃん…
ど……うし……て…)











フラウ
「ひぐっ…うぐぇっ…ひどいっ…よ…こんなの……ないよ…っ!
ごめ…えぐっ…なさい。
フローラちゃんっ…違うの…ごめんなさい…っ!
うぇぇ…ぇん…!

うわぁぁぁぁん…!」






老人
「…ククク…
フラウよ…よくやった。
すぐにお前の友達も元通りになる。
お前は何も悪くないぞ。
いつものように鬼人化を解き、一眠りすれば忘れられる…。
お前はよく出来る子だよ…。」



フラウ
「ひ…どいっ…!えぐっ…ひぐっ…もう嫌だよ…!」




老人
「いいから一眠りしなさい。


…さて、早く医療班を呼ばないとなぁ。

やはり我々が“正義”だったようだなぁ。
フローラよ…。」











エピローグへ―