【MHF】私とボクの思い出【小説】第二十三話 | チョコっとMHブログ♪

【MHF】私とボクの思い出【小説】第二十三話

広場へと帰還した一行
またしてもお手柄だったルンバと別れ、ゲモンを飼育場まで送る。
それから二人はその足でギルドの報酬受け取り窓口へと向かった。


フラウ
「新しい装備楽しみだねぇ!
ボクはいつも見た目で選んじゃうんだ~♪」

フローラ
「アタシもです~っ!
可愛い装飾の防具が大好きなので~♪
この今着ているキリンSシリーズも
見た目で選んじゃいましたっ!
フラウちゃんのそのルクスシリーズも可愛いですよねっ
特にそのしっぽ♪」

フラウ
「えへへ♪
この装備は作るの苦労したよ~;
ネットカフェってところにたくさん通わないと生産券が貰えないの><」

そんなことを話しているうちに受け取り窓口に到着
手続きを済ませるフローラ。

受付嬢
「お疲れ様でした!
こちらが今回の報酬です。どうぞ!」


“天地の書を手に入れた!”


フラウ
「次は工房だね!」

工房にはいつものように職人達の威勢のいい声と、ハンマーで鉄を打つ音が鳴り響いている。
門を開けるとムワッとした中の熱気が外に溢れ出す。
中には溶鉱炉が設置されているせいで尋常じゃない暑さだ。
しかも鉄の温度が下がってしまうとの理由で門の解放も厳禁とされている…。そんなわけでちょっと汗臭い。


工房の親方
「ィらッッッ!シェェエイッ!!
お嬢さんのォッッ!ご来店でェェェいッ!!」

職人達
「ラァッッシェェェエエイッ!!!」

若い女子二人の来店でテンションが上がる職人達。
これ見よがしに腕をまくり、パンパンにパンプアップされた上腕二頭筋をアピールしてくる。

親方
「オメーらァ!
サボってねぇでしっかり仕事しろぉィッ!」

「さて、今日はどんなご注文でぃ?」

天地の書を親方に手渡すフローラ。

「これのレディース一式をお願いしますっ!」

親方
「おっ、こいつぁ新作の“リオデュオ”だねェ!あいよ~っ!
明日にはこしらえておくからァ、
明日また受け取りに来てちょーだいッ!」

フローラ
「よろしくですっ!」





―帰り道―

フラウ
「ねぇねぇ、まんまるお月さんだよ~」

フローラ
「わぁ~ほんとだぁっ」

空には無数の星達と共に、大きなまんまるが一つ浮かんでいた。

星空というのは不思議なもので、眺めていると色んな思い出が蘇ってきたりする…




フローラ
「ちょっと、座りませんかっ?」


第二十四話へつづく。