曇りのレー王宮 | 心の暴風警報 in INDIA

曇りのレー王宮

「写真84:レー王宮」 の続きです。


レー王宮へ続く路地。


レーに到着した次の日、早速 、まずはレー王宮へ。

地元の人に聞きながら行ったので、路地をくぐりぬけていくハメに。

ちゃんとした道があったらしいんだけれど、それは後から知りました・・。

路地を抜けながら、写真のように、王宮の真下から登りました。

この斜面が、ウ○コだらけ!

究極に乾燥した土地なので、どのウ○コもカラッカラに乾いていて

そんなに汚い感じではないんだけど、でも、「だらけ」でした。

なので、地面に手を着かないように(よろめかないように)登りましたよ。


いつでも、真っ青すぎる青空と強烈な太陽のはずのラダックですが、

なぜかこの時、急激に不気味な程に曇っってしまったんです。
(といっても1時間後には、完全に晴れていた)

見上げると、くらーい空に廃墟の城・・・。


こんな風に、黒いカーテンが空から降りてきているような天気。

こういう場所では、気象現象がジオラマの如くに見えます。

それが、朽ち果てた王宮をいっそう不気味にしていました。

向こうに見える雪山だけが妙に光っていて、不思議な景色でしたが、

この雲、「忍び寄る悪魔の手」みたいで、うす気味悪かった・・。


王宮の入り口。


ここから見ると窓枠などだけが、やや修復されている感じが分かりました。

ここから中に入るのですが、中は前回の記事でも書いた通り、

スッカラカン。

まっくらで、なーんにもありませんでした。


わずかに、お寺だけが不気味に残っていて、

その写真が、「見舞いだ!!」 で暑中見舞いに使ってみた写真です。


中に見所がないので、屋上に出て周りの景色を楽しむしかないのですが、

景色ならば、この王宮の横から続く急斜面を登ってツェモ・ゴンパに

行けば比べ物にならないほどの絶景が見渡せるという事なので、

このあと私達は、ツェモ・ゴンパに登りに行きました。