こんにちは!

先日は、久しぶりにブログを更新しましたが、温かい励ましやご心配くださるコメントをいただきましてありがとうございました。

しっかり読ませていただきましたが、まだ返信が出来ていなくてすみません。


今日は、私が今回受けた抗がん剤治療についてご報告させていただきたいと思います。


治療に用いた薬は以前にも使用した、「シスプラチン(点滴)」と「TS-1(服用)」でした。

この薬の副作用は、過去の記憶ではさほどキツくなかったと感じておりましたが、

退院日早々に気分が悪くなり、寒気がしたり、早くも味覚にも障害が出て、食欲が全く湧きませんでした。

翌日からはひどい寒気に襲われ、体温調節が出来なくなりました。

熱が続き、吐き気がひどく、嘔吐も止まらなくなりました。

大好きなコーヒーや、食べ物の臭い、我が家のワンコのにおいでさえも敏感に反応してしまい、

吐き気や嘔吐が止まらなくなるので、ワンコのいるリビングにはいられなくなりました。

飲み物すら受け付けなくなり、数日間ベッドから動けずに、寝たきりで過ごしました。

立ち上がる事も出来なくなり、吐く為に用意した容器を片手に、数年前に経験した止まらぬ嘔吐を久しぶりに味わい、あの頃の事を思い出したりしていました。


自宅に様子を見に来てくれた母が病院に連れて行ってくれて、その結果脱水症と診断され、入院を勧められましたが、

過去の入院歴の記憶から体も心も入院を拒絶してしまい、病院から割と近い実家で療養させてもらいながら、

数日間は母に付き添ってもらって、タクシーを利用して点滴を受けに病院に通っていました。


点滴によって少しずつ体調を取り戻しましたが、今までのように元気に日常生活を送る事は出来ず、

吐き気や嘔吐、倦怠感、下痢、腹痛、味覚障害による食欲不振の日々が続いております。


抗がん剤治療初回から、何故こんなにも副作用が強く出てしまったのか、それには訳があります。

私は数年前に比べて体力もだいぶ回復したと感じていたし、都内の信頼するドクターからは、「抗がん剤が効くタイプ」だと仰っていただいた事もあり、

治療初回からガツンとガン細胞をやっつける為に、使用する抗がん剤を最強のMAXでお願いしてしまったのです。


「喉元過ぎれば熱さを忘れる…」と言うように、死んだ方がマシだ!と思ったくらい、あんなに苦しんだ過去の経験もすっかり薄らぎ、

最強のMAXで抗がん剤治療をお願いしてしまった自分をつくづくアホだと思い、後悔しました。


生きているからこそ味わえる苦しみですが、やはり私は、美味しいものを食べたり、外出出来たり、痛みや苦しみ、苦痛を味わう事なく、笑って過ごせる通常の日常生活を送りたいと改めて思い知らされました。

そこで、たった1回の治療になりましたが、抗がん剤治療を断つ決断をして、現在の主治医にその旨をお伝えしました。

主治医も私の意見を尊重してくださり、抗がん剤の点滴治療を止め、TS-1の服用だけを続けたらどうかと言う提案をくださいました。

TS-1の効果としては、ガンを押さえる効果がありますので、何も治療をしないよりは安心感もあると思い、

TS-1だけは続けてみようと決断したのが5月10日、約1ヶ月前のお話になります。

その後の経過について、さらに決断した事等、また近々改めてブログにてご報告させていただきます。


ガンが発覚してから、早ければ3ヶ月、もっても1年と宣告された私の寿命は、お陰さまでもうすぐ5年半が経過しようとしております。

一般的な医学の統計やデータに振り回される事なく、これからも元気に笑って日常生活を送り、長生きしたいと思っております。

途切れ途切れのブログになってしまいますが、腹膜播種でも長生き出来ると言う証を今後もブログに書き続け、同じ病によって現在不安を抱えていらっしゃる方々の希望や光になればと思います。

そして、皆様にもお元気にご快復していただきたいと心から願っております。

今後ともどうぞ宜しくお願いいたします。