株と不動産は投資の両輪と言われる。
株は手を出しやすく、実際に私も取引をしてそこそこの利益をあげることができていますが、 不動産は本当に分からない。新築住宅や中古住宅の広告の物件を見てもお買い得なのかどうかわからない。
そして、広告にのっている物件を不動産業者がいくらで手に入れて、どれだけの利益をあげているのか分からない。
不動産は実に手を出しにくいビジネスである。
マンション投資の勧誘もよくかかってきて、そのたびに私は一応話だけはよく聞くのだが、儲かるかどうかすら分からない。 たとえば、マンション投資で不動産業者から出た話は、2000万くらいの投資用マンションの1室を月々70000円の420回払いというものだった。 420回払いってことは35年にもなる長いスパンである。この投資の話にYESと言えば、35年間も関わってくるのである。
業者側は、不動産の減価償却などの経費で不動産業としての収支がマイナスとなり、毎年20～30万程度はプラスになるとの見積もりを立ててくれたのだが、
毎月の収支がマイナスになる可能性もあること
最初の購入時の諸費用が100万近いこと
不動産を購入すると、取得税がかかること
固定資産税がかかること
ローンの金利が変動金利 なこと
などからどう考えても確実においしい思いができる話ではないと思った。
しかもこの上記のことは私が尋ねるまで業者の方からは言ってくれなかったのである。いかにも怪しい・・・
結局、不動産業のことを理解していない20代の私にこんなマンション投資の話を持ってこられても困ったものである。彼らの一貫した特徴として、電話での話が超長く、私が切ろうとすると話を長引かせようとするのです。私はなぜこの仕事ではないフリータイムにこんな長話を聞かされてるんだろう、まるで DQN患者やDQN家族へのムンテラのようだ、実に苦痛だ・・・と思って電源をぶちっと切る羽目になりました。
「なぜ、この業者はここまで必死なんだろう・・・研修医や医者なら他に世の中はいて捨てるほどいるだろうに。私でなく年中無休慢性睡眠不足状態の思考停止気味の研修医を狙い撃ちすればひっかかるかもしれないのに。さらに、自分でマンションの賃貸をしたらいいのに、なぜ医者にマンションを買わせて賃貸させようとするんだろう。。。」
実に分からない話である。
実際に医者を狙って勧誘してくるマンション投資で儲かった医者はいるんだろうか？
（業者によると医者・歯医者・弁護士・教師・パイロットの５つがすぐに銀行から融資が受けられるので狙っているそうです）
ただし、自分が不動産のことは分からなくて無理もないと思いました。（もしかしたら、こういう業者は、まだ不動産のことなど分からない無知な研修医を狙い撃ちしているのかもしれません、それで電話が長くしつこいのかも。）
不動産なんてものは、多くの人が一生に一度か二度しか購入しないものではないだろうか。
つまり、多くの人はこの領域のことを知らない。
知らないってことは、鴨にされるってことだ。 ってことは、自分自身が不動産に詳しくなり、将来お金が余ったらこの仕事をやり出したら儲かるのではないだろうか。
日本の人口は減る傾向にあり、不動産も下火になる可能性はあるが、都会の地価は上昇しているし、需要はある一定のレベルはあるだろう。
さらに、不動産について詳しくなることは、自分が不動産を購入するときにも大きなメリットになるはずである。不動産についての知識は避けては通れないものなのである。
実際、「金持ち父さん、貧乏父さん」の著者のロバートキヨサキ氏は不動産投資で成功もしてるし、失敗もしている。不動産投資は、金持ちになるための投資の両輪のひとつなのである。 今住んでいる所が、持ち家であれ、社宅であれ、アパートであれ、マンションであれ、住む場所にはある一定のコストがかかっている。生きている限り、これから逃れることはホームレスにならない限り無理である。
不動産も勉強しよう。そして不動産屋になって儲けよう。
私の大学の医師が言ってました。
「不動産ほどぼろい商売はない。」
「不動産はヤクザと一緒だ。詐欺まがいのことも平気でやる。」 と。
うらやましいんだったら、不動産業やればいいのです。
まず、1億は軍資金が欲しい。これだけあれば、中古住宅などを格安で手に入れ、これを転売するだけで儲けが取れる。実際、転売というのは充分ペイできる可能性がある。
私はラグナロクオンラインというネットゲームをやっていたが、これをやっていた理由のひとつが商人を使って販売ができるという点で、実際に、私は転売商人として、例えば、オリデオコン（武器の精錬に必要な鉱石で需要がかなり高い）を17000～20000くらいで購入して集め、24000くらいで売っていた。これで充分ペイできていたのである。末期には、自分の販売価格以下のオリデオコンはすべて買占め、自分の思うままの値段で売ることができ快感であった。これは株式市場において、相場を動かすのは個人投資家ではなく、大金を持った機関投資家であるということを理解するのに役立ちました。さらにはレア装備を中心に買い集め、あるときは、2M（200万）で買ったSOS（スタッフ・オブ・ソウルというレアな魔法使いの杖）を6Mという高値で売りぬけたこともあります。このゲームは転売を行うときの快感を実に分かりやすく与えてくれたゲームでした。時に、レア装備の暴落もあったり、自分の購入した装備が需要がなくて売れなかったり、どうでもいいものが売れ出したり、と本当にビジネスを味わえるゲームでした。
そう、需要があり、供給が少なければ高値で売り抜けることや、ゲーム内でどれだけ出回っているかによっても需要供給関係は変わること、店を出すときの看板の題のつけ方、、、、ゲームの世界であるが、様々な意味で勉強になったのである。
実際に今やってる株も安めの株を買って高めで売るという転売ゲームにすぎないのです。ただ、勝率をあげるために、日々の勉強・研究がかかせないですが。
ところで、私の町に株式会社やすらぎという中古住宅を扱った不動産会社があります。ちゃんと上場している会社で、本社は関東にあるのです。なのに、遠い私の町まで進出しているのです。
不動産の中古売買は充分ペイできる産業なのでしょう。 こういう不動産業では私がラグナロクでやったように、2Mで仕入れて6Mで売るということも可能なのかもしれない。
どうせ、一般人は一生に一度くらいしか買い物しない。だから、高い物件を売りつけられても、文句を言わない。彼らは相場を知らないのだから。。。
ただし、不動産業は扱うものが高価なため、100万や200万のお金ではできない話である。まずは、お金を不動産以外の方面から作り出すことを考える方がいいということでしょう。
でも、中古住宅を800万で仕入れて1200万で売ったら＋400万・・・とか考えるとワクワクしませんか？（これ、不動産業者から聞いた相場なんです。）
不動産仲介業や司法書士もおいしいですね。１回の取引で数十万入るのですから。 しかも、契約にしっかり書いて説明さえしておけば、私ら医者のように「割り箸が刺さってるのを見抜けないとはなんて医者だ！」みたいに罵倒され裁判になることもありません。
早く、勤務医師以外の自立したビジネスを持ち、それで食っていけるようにすることです。そうすれば、social slave（＊）となることはありません。
さあ、がんばって資産を作り、会社を作るか。名前は HOME OFF って名前はどうでしょう？
（＊）social slave・・・社会的奴隷。赤ひげの時代とは異なり、今の日本では、安い自給で長時間こき使われた挙句、割り箸事件、心筋炎事件、腸閉塞事件などのように厳しい社会的制裁が待っており、さらに、医者は報酬を考えず長時間働くべきだ、産婦人科医のなり手がいなかったり僻地に医者がいないのは医者が金儲け志向で社会貢献の意識が足りないなど、バッシングされ続け、今や医者は社会的に奴隷の立場に追いやられているのでは？と危惧した小生の造語です。実際、先進国の中で最も少ないレベルの医療費ＧＤＰ比と医師数、看護師数で日本の医師は働かされているという事実をこの国の人には知って欲しい。これすらもマスコミはあまり報道せず、医者を叩くし、医療訴訟も容赦ないから医者はsocial slaveなのです。
