連日、ハンドピース滅菌が問題になっていますね。

先日、厚労省の発表でハンドピースの滅菌を患者さんごとにしているかの調査で50%を超えたと発表があり話題となりました。

前回は約30%だったのでかなりの改善率だと思います。

 「全て患者ごとに滅菌または殺菌がなされているものだ」という議論は歓迎すべきことです。

当院では10年以上前から導入済みで

すでに1台目の急速滅菌器が寿命で2台目になっています。

入れ替えに120万円かかりました (ToT)

滅菌をキチンとするとなると初期投資だけで150万円近くかかりランニングコストも年間100万円以上はかかります。(実際かなりの負担で辛いです)

移転の時、滅菌コーナーではなく滅菌室として扉をつけてバックヤードではなく診療室並びのフロントヤードに出しました。

どうせするのならアピールしなきゃ損ですものね。

これは患者さんにはさほど響きません。

それはやってくれているのものと認識しているから当たり前でありアピールにならないのです。

それでもなぜアピールし続けるのか分かりますか?

それは自院の立地にせざるを得ない理由があったからです。

移転前、当院は昭和大学病院の目の前にありました。

つまり患者さんの多くが医療関係者だったのです。

プロの目から見られたら

やっていないことがあればすぐにバレます。

移転後も来ていただいてますから手を抜くわけにはいかないのです。

もう1つ理由があります。

それは求職する衛生士は滅菌の管理をチェックするからです。

特に新卒の衛生士は職場選びで滅菌管理をキチンとしていないところは選んでくれません。

お陰で優秀な衛生士を毎年コンスタントに確保できています。

このように特殊な理由がない限りアピール力が薄いところに投資する理由はありません。

やってくれているはず、知っているはずでは自分の体は守れません。

やって当たり前でも当たり前のことを全面出してなければ選んではいけないのです。

今後、歯科医院を選ぶときは歯科外来診療環境体制(通称 外来環)とハンドピースの患者毎回滅菌を謳っているところを選びましょう。

外来環とは滅菌、救急対応、院内感染予防をしている一定の基準です。

最低限揃えないと通らない基準なので今回問題となったようなハンドピース毎回滅菌までは言及していませんが

少なくとも滅菌関連には投資していると言えます。

ないところ選んだ場合、選んだあなたにも責任があるということにもなるのです。



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こんばんは。桜井です。
今回は歯磨き剤のお話です。

経皮吸収という言葉をご存知ですか?

我々は食べ物や飲み物を口を通して取り込んでいきます。

これを経口摂取と言います。

経口摂取の場合唾液で解毒され、さらに肝臓では代謝酵素の働きで有害物質を90%以上分解解毒します。

 食べ物や医薬品を口から取り込むことを経口吸収といい食べ物には即、命に関わるものが多いので防御機能が多く備わっています。

しかし経皮吸収は解毒作用が低く蓄積されやすいのです。

何が言いたいかと言えば口の粘膜から吸収された毒は速やかに吸収されデトックスされづらいのです。

口の中で毒となるのは二つあります。

それは金属イオンと歯磨き剤です。

金属イオンは昔使われていた金属の詰め物に水銀が含有されていて体内に蓄積しやすいと言われています。

掌蹠膿疱症という指先や手の平から膿や水疱が発生する病気との関連があると言われており

金属の詰め物をセラミックに詰めなおしたら

10年以上悩んでいたものが一週間ほどで綺麗になった症例を経験しており

症例報告も多数あります。

しかし関連性は不明とされています。

調べようがないからというのが理由です。

もっと恐ろしいのが歯磨き剤です。

多くの歯磨き剤は合成洗剤です。

名目は発泡剤で正式名称をラウリル酸ナトリウムと言います。

この洗剤は細胞壁を溶かし深部に入り込み血管内に入り込んだり脂肪細胞に蓄えられたりします。

表層では何が起こっているかと言えば粘膜が荒れて唾液中に滑落した上皮粘膜が混ざり唾液が臭うようになるのです。

これは口臭測定で唾液を検査した時に初めて分かりました。

口臭を気にする人は一日に3-5回ブラッシングをします。

ブラッシング自体はさほど問題にはならないのです。

しかし歯磨き剤で口腔内が荒れるので唾液が白濁します。

もっと凄い唾液は黄濁し沈殿している唾液です。

よくよく聞いてみると口臭を気にするあまり歯磨き剤をつけて舌を磨いているのです。

嘘のような本当の話です。

それはドブのような臭いがするのも仕方ないですよね。

しかし本当に怖いのはこの粘膜に入った合成界面活性剤が血液を通って全身に回ることです。

これは授乳中であれば母乳にも含まれ子供の中に入っていくということなのです。

しかも先ほどの掌蹠膿疱症のように感染物質が検知できず原因不明と言われるのです。

因果関係はこれからも証明されることはないでしょう。

何故なら合成界面活性剤は化学物質として安定しており経口のように排泄や解毒されにくいのです。

ですが証明をされるまで洗剤の汚染にさらされ続けるのですか?

使用感やCMに騙されてはいけません。

合成界面剤はシャンプーやボディソープにも使われていますが腕の皮膚を1とすると12倍粘膜の吸収率が高いと言われています。

つまり速やかに吸収され蓄積されるにもかかわらず毎日3回汚染し続ける人が多いのはやはりテレビの力が大きいのでしょうね。

経皮毒は目に見えないし大きく報道されることは今後もありません。

テレビは視聴者を向いていません。スポンサーを見ているのです。

だから正しいことを言えないという事情も考えて真偽を見極めなければならないのです。
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おはようございます。

歯科医院を選ぶ時は綺麗で清潔感があることが大切だと前回お話をしました。

根拠はドクターやスタッフの姿勢が掃除に反映されるからでした。

今回は医院のレイアウトに少し目を向けてみましょう。

昔は歯科医院が少なく1日100人以上の患者さんを治療しなければならない時代がありました。

当然、効率性が重視され流れ作業的に治療がなされます。

その時に考案されたのがオープンスペースという診療室の作り方です。

よく歯科医院にある横並びに診療室が並んでいて簡単なパーテーションがあるだけのレイアウトです。

どこで診療していても通路上に並んでいるため移動が早くでき、同時進行での診療が最大の利点となります。

それが未だ新規開業でも多いのが驚きです。

これが意味することは何かわかりますか?

 治療がメインであり、その治療も数をこなさないと医院が運営できないと考えているということなのです。

治療を一生懸命行ってもすぐにボロボロになるのは治療は痛みを止めたり機能を回復することが目的だからです。

いい状態をキープするにはメインテナンスつまり予防をしていかなければなりません。

多くの人(歯科医師を含めて)は治療をし続ける先に予防があると思っています。

定期検診は予防ではなく治療です。

定期検診のコンセプトは早期発見早期治療です。

つまり悪くなっていないかを確認し悪くなっていたら治療しましょうねというのが定期検診の役割です。

定期検診のたびに悪いところが見つかりどんどん歯がなくなって行くのは予防していないからです。

治療が終わったらしばらく行かなくていいと考えているから歯が残らないのです。

治療が終わったら予防のプログラムを始める。

そして年に一回くらい定期検診をする。

そうすれば痛い思いをせずに歯を長持ちさせることが出来るようになるのです。

しかしここで問題が起こります。

予防の話をしても響かない歯科医院が多くあることです。

それは大学でも臨床でもメインテナンスについて学ぶ機会がないからです。

予防システムは自分で作るかお金を払って学びに行くしかありません。

口では予防が大切と言うでしょう。

しかし予防のプログラムはないし

衛生士もいない、

予防専用の部屋もないとなれば

啓蒙はするけど予防と言いつつ治療されるのがオチなのです。

それを求めている人

つまり「手っ取り早く治したい」

「そんなに来れないので一気に終わらせて欲しい」

という方も多くいるので構いませんが

お口の健康を大切にしたいのなら

少なくとも個室、半個室の診療室を選びたいものです。

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