![](https://stat.ameba.jp/user_images/20190603/17/changokushi/11/d0/j/o5504309614421495573.jpg?caw=800)
さぁ、お昼も飲茶に行きますよ。老舗の蓮香楼へ。
陳氏書院をあとにし、地下鉄1号線で陳家祠から長寿路まで戻ります。
蓮香楼は朝に行った広州酒家のほど近くですが、朝とは違う道の目抜き通りを通って向かいます。
目に付くのはカットフルーツのお店。瑞々しそうな南国フルーツが本当に美味しそう。
暑さで参ってたのか早く着座したかったのか店の外観の写真を撮るのを忘れましたが、縦に「蓮香楼」と大きく目に付く看板があるのですぐ分かります。
ちょうど混み出した頃でしたが、3階の丸テーブル席に着座。今度はすんなりプーアル茶を頼みました。
まずは運ばれてきたお茶で食器を洗うのが作法だそうで。やり方分からないので適当に洗ってみました。洗ったお茶は机の上にあらかじめ置いてあるボウルに捨てます。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20190603/17/changokushi/64/e0/j/o0640048014421503977.jpg?caw=800)
蓮香楼のメニュー。お値段は広州酒家より同じくらいか少し安い感じ。ここでも4品頼みました。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20190603/17/changokushi/9d/14/j/o4108308214421514877.jpg?caw=800)
【上汤净云吞】 あっさり味のスープでツルツルっと食べられる感じの雲吞。生姜甘酢につけてもよし。
【鲜虾干蒸皇】 シュウマイ系頼んでないよね、と頼んだ海老焼売。こちらもあっさり食べられる感じで美味。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20190603/17/changokushi/c6/09/j/o0640048014421504060.jpg?caw=800)
【八宝糯米鸡】 豚肉や椎茸やその他いろいろ入った中華粽。包んでいるのは蓮の葉?とっても美味しい。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20190603/17/changokushi/e9/63/j/o0640048014421504097.jpg?caw=800)
【凤凰流沙包】 デザート系。ふわふわの皮に包まれたカスタード饅頭。プーアル茶とよく合います。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20190603/17/changokushi/6c/96/j/o0640048014421504110.jpg?caw=800)
横のテーブルでは友達なのかそうでないのか、単なる常連なのか、代わる代わるおじさんたちが相席で料理を楽しんでました。石焼春雨みたいなのめちゃ美味しそうだったw。おじさんたちの中にすでに故人の私の旅の師匠に生き写しの人がいて、あぁ、生まれ変わったらこんな感じで大好きな中国を堪能しはるんやろなぁ、と感慨深かったです。広州で会えるなんてミラクル!
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20190603/17/changokushi/c7/44/j/o0640048014421504133.jpg?caw=800)
蓮香楼の味付けは広州酒家に比べるとあっさり目な感じでした。
蓮香楼の1階はお土産物売り場になっており、蓮香楼のクッキーやその他お菓子など買うことができます。
お腹もふくれ、次の目的地に行くべく、蓮香楼を出発。
私が広州で皆が飲んでいるという「涼茶」を飲んでみたいと言ったので、はなさんが調べてくれて、行く途中にある涼茶スタンドで涼茶体験。「涼茶」とは暑い広東や香港で、体の温度を下げたり、調子を整えたりする漢方のお茶。効能などにより何種類かあるようです。私はオーソドックスな一番上に書いてあるものを頼みました。カップかボトルかを選べ、持ち歩きようにボトルを選ぶとボトル代が加算されます(ここでは2元)。早速飲みましたが、思ってた通り美味しい飲み物ではなくて、苦い。良薬口に苦し、薬だと思えば大丈夫だけど、飲み干す、のは初心者にはなかなかツラいです。効能とか身をもって分かって飲み慣れたら好きになるかも。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20190603/17/changokushi/3f/3d/j/o0640048014421503049.jpg?caw=800)
涼茶を堪能し、改めて広州芳村の茶葉市場へ向かいます。蓮香楼から歩いて20分ほど、地下鉄1号線の黄沙駅から乗り芳村駅へ向かいます。汗をガンガンかく、という感じではなかったけど、外はめちゃめちゃ蒸し暑い。涼茶の効き目がどうか分からなかったけど、楽にはなっていたのかも。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20190603/17/changokushi/a8/20/j/o0640048014421504822.jpg?caw=800)
芳村駅を出て茶葉市場までは大通りをひたすら真っすぐ徒歩で15分ほど。ひたすら歩くってなかなかしんどい。途中で見かけた自動販売機。児童書から教科書のようなものまでいろいろな本が入ってます。見た瞬間にこれもミラクルの一つ?らじおちゃの本自販機むらやさんエロ本話で盛り上がり(当たり前ですがエロ本は入ってなかった)、さらに歩いていくとお茶のお店が並びだしました。もうすぐ。ほんと暑いけど雨降ってなくてよかった。
ようやく到着しました広東芳村茶業城。茶聖・陸羽像と童子。三国志でもそうだけど、老師とか隠者とかには必ずお利口な童子がついてきますね。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20190603/17/changokushi/7e/6f/j/o0640048014421504885.jpg?caw=800)
中に入って真ん中の吹き抜けから見渡すと大紅袍、鳳凰単欉、台湾茶、福建白茶、安渓鉄観音、緑茶、、、色んな茶の名前が見えます。お茶の店を探すべくうろうろすると、やはり普洱茶(プーアル茶)のお店が多い様子。飲茶での普洱茶の需要が多いからでしょうか。そして通路の至る所に小青柑(小さい蜜柑に普洱茶を詰めたお茶)がドーンと積まれています。1階、2階は茶葉の店、3階は茶具の店が入っていました。平日なのでガランとした様子。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20190603/17/changokushi/60/d1/j/o0640048014421504960.jpg?caw=800)
広東の茶葉市場はメインの芳村茶城の周辺にもいくつか茶城があり、全部回るのは結構大変。陸羽像の後ろに見える茶葉市場にも行ってみました。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20190603/17/changokushi/06/d0/j/o0640048014421505362.jpg?caw=800)
そこでは私が広東で買いたかったお茶、広東省の英徳紅茶。そのお店があったので入ってみました。英徳紅茶は私が初めて飲んだ中国紅茶。広東のお茶なので是非買えればと思っておりました。もともとどこでも紅茶だけを取り扱っている店は少ないですが、広東の紅茶なのに思ったより専門のお店は少なく感じました。気さくなお姉さんにスマホと筆談で話しながら4種類ほど飲ませてもらい、飲んだ中で一番高いものを半斤買って帰りました。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20190603/17/changokushi/57/fb/j/o0640048014421505315.jpg?caw=800)
その次に入ったのが芳村茶城の大きな道路側にある安渓鉄観音のお店。ここでは今年の春茶を値段別に2種類、いい値段のお茶葉は清香と濃香を、そしておまけで35年物の鉄観音を飲ませていただきました。若いお兄さんが店主のようです。爽やかで甘い春茶の香り。飲んで美味しかったので清香の新茶を1斤購入。お店で茶葉も小分けにして売れればいいなと思います。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20190603/17/changokushi/63/8c/j/o0640048014421505257.jpg?caw=800)
広東芳村茶業城と大きな道路を挟んで向かい側にも大きな茶葉市場がありました。
敷地内をよさげなお茶屋さんはないかとウロウロ。そのうちにだんだん空が曇ってきました。
ようやくここにきて雨!満を持して持ってきた傘を広げたのは後にも先にもこの時だけでしたが。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20190603/17/changokushi/20/1b/j/o0640048014421505375.jpg?caw=800)
ちょうどはなさんが目をつけた鳳凰単欉のお店があったので、そこに入ることに。
ここでは蜜蘭香、八仙香を飲ませていただきました。
茶盤の前に着座してしばらくすると風雨が強くなりだし、店のお兄さんとお姉さんも凄いねーと顔を見合わせていました。そんな折、ゴロゴロゴロピカッツ!と雷が!そして目の前を見ると見たことある物体が!劉備の茶寵ではないですか!「君と世だ!」というタイミングを逸してしまいましたが、偶然としてもスゴイ、ミラクル。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20190603/17/changokushi/a2/9c/j/o0640048014421505164.jpg?caw=800)
茶城を跡にする頃にはもう雨も上がり、外はすっかり黄昏時。
お茶も持ち歩くのは大変なので一旦ホテルに帰ることにしました。
帰る道中、はなさんにTwitter経由でとある情報が入ったと。
広州の五つ星ホテル、花園酒家に三国志をモチーフにしたレストランがあるよ、ということです!
その日の晩ご飯は腹具合によって決めようということで、事前に決めてなかったこともあり、
そんなに遠くないし、せっかくなので行ってみようということになりました。まさかまさかの三国志レストランへ!
花園酒家、さすがに五つ星、豪華なエントランスに入るとめちゃめちゃいい匂い~。
エレベーターに乗って3階にある中華レストラン『桃園館』へ。
レストランの入口の両サイドに何かオブジェが。右側のウネウネしたものを見たときは気づかなかったけど、左側に青龍偃月刀らしきものがあるではないですか!ということはウネウネはやっぱり蛇矛!
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20190603/17/changokushi/e1/ec/j/o5504309614421496016.jpg?caw=800)
入ってすぐの通路両側に桃園結義と三戦呂布のタイルに描かれた巨大画が。愛嬌のある絵柄で結構大きくて迫力。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20190603/17/changokushi/52/07/j/o5504309614421495408.jpg?caw=800)
着席後お茶のオーダーを聞かれたので、ここはアルコール類はおいていないのかも。
お茶の種類はちゃんと確認できませんでしたが、緑茶、青茶、プーアル茶など結構種類も銘柄も豊富。
今回緑茶を飲んでないね、ということではなさんは信陽毛尖、私は碧螺春を頼みました。
ウォーマーの上にドカッと乗せられたピッチャーからティーカップにお茶を注いで飲むタイプ。お茶がなくなれば一度下げてお湯を足してくれます。結構量もあるので、2人なら1ポットオーダーでいいかも。
緑茶の優しさが落ち着きます。味もしっかり美味しい。ウォーマーの火の上に乗りっぱなしなのでお茶が沸いてしまうのが少し残念。
メニューには三国志の挿絵が入っています。アラカルト料理には三国志にちなんだ料理はなかった(と思う)ですが、洗練された広東料理がいただけます。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20190603/15/changokushi/e1/a7/j/o1065153614421368740.jpg?caw=800)
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20190603/15/changokushi/26/ab/j/o0986166014421368858.jpg?caw=800)
コース料理、『三国美食尊享套餐』。こちらは「草船借籠」、「三英戦呂布」、「諸葛錦嚢」など三国志の名前を冠した料理が出てくるようです。4人で1288元、1人頭6000円弱ぐらいでしょうか。4人で広州に行く折が今後あるか分かりませんが、そういう機会があればちょっと値が張りますが行ってみたいですね。
華佗の関羽右腕手術の絵。黒髪の若い華佗をあまり見ないので。関平りりしい。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20190603/15/changokushi/b7/f1/j/o1059154614421368724.jpg?caw=800)
【鲜莲耳楡炒香芹】 セロリと蓮の実、黒木耳の炒め物。ハスの実のホクホクとセロリのシャキシャキ監事がとても美味しい。
【桃園虾饺皇】 海老の蒸し餃子。桃園ってことではないと思いますが3個入り。食べるのがもったいないくらい綺麗。
【柚皮梅菜扣肉】 豚バラ煮込みの上に梅菜、柚子の皮の白いところ?のようなフワフワしたものが乗って、それがまた煮込みの汁を吸ってとても美味しい。何かしら曹操的な要素をと、梅。。。(#^.^#)
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20190603/15/changokushi/99/b7/j/o1547105814421367945.jpg?caw=800)
【瓦撑腊味煲仔饭】 野菜や腸詰など豪華な具の乗った広東名物の土鍋飯。土鍋で炊かれた米に具の塩梅がちょどよくて。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20190603/15/changokushi/1a/89/j/o0640048014421367939.jpg?caw=800)
お腹いっぱいになってお会計を済ませた後は、店の方に許可をいただいて店内を大撮影大会。
劉備だー!関羽だー!張飛だー!桃園結義だー!
孔明先生!、四面蜀歌の呉主・孫権、趙雲といえば阿斗!
個室の名前にも当然蜀将の名が。大喬の間と小喬の間もありました。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20190603/17/changokushi/9b/3e/j/o3074454914421495046.jpg?caw=800)
入ってすぐにある「結義亭」なるあずまや。ここでも食事できるみたい。もし『三国美食尊享套餐』を食べる機会が訪れればここで食べたいですね。
満腹、満足の2日目。なかなか盛りだくさんで体もすでにパツンパツンですが、
明日の3日目は深圳へ移動します。