1900年代の北半球情勢を全く理解してなかった私、
こちらの本を読みながら少しずつ理解できました。

パレスチナ、イスラエル、共産主義、満州国、不可侵条約、など
文字と音だけ知っていて
意味を理解しておらず
なんとなくの雰囲気しか把握していなかった単語たちと向き合う。

私は30代後半。

子ども向けの本が、分かりやすく、本当に有難い。

とはいえ、本を閉じて、説明しようとするとできない。

数こなすべきか、
一冊と分かるまで向き合うべきか。

これまでは分かるまで向き合うタイプだったけど、
いまは数撃ちたい。

杉原千畝さんの幼少期の話も多く、
その平和な頃の話は
普通に楽しかった。

以上
著者
香山リカ

ISBN
4-7593-0937-3

2006年11月17日第1版発行

40歳間近なので手に取ったが、
いまの私にはあまり響く言葉はなく
サラサラ読んだ終わってしまった。

ただ『よい甘え』と『悪い甘え』という単語が気になった。

子どもを授かったり、仕事を持つと、
周りに「たすけてください!」と言えるようになる必要がある。

周りに甘えられなくて
体調や心を壊してしまう人も困りものだけど、
『私、人に甘えられないんです』と言いつつ
自分に余裕がなくなってくると
素直に「助けて」と言えないかわりに
『察してよ!』と不機嫌全開になる
実はかなりの『甘えん坊』も厄介。

わたし、、、この両方の複合型。
お恥ずかしい。

『良い甘え』ってなんでしょう。
早めに、気持ちよく
『助けてくださーい』って手をあげることかしら。
そして、相手が助けられなくても逆恨みしないことだろうか。
もしくは、あらゆるソフトや仕組み、サービス、家電を駆使して
自分が気持ちよく甘える環境をつくることだろうか、、、。

よい甘え。
早く習得したいです。
著者
歌川たいじ

2018年10月15日初版発行

ISBN
978-4-04-631827-5

タイトルに惹かれて図書館予約したら、
子ども向けに改稿した文庫が届いた。

子ども向けだからこそか、
Kindleで一部立ち読みした
もとのコミックエッセイより読みやすかった。

感動したり胸が痛くなる場面がいくつもあったけれど、
意外だったのは最後の『あとがきにかえて』。

歌川氏が読者とされる子どもたちに向けて、
助けが必要と思われる子(いじめられている、虐待されている子)は
全力で逃げよう!
ここに連絡してみて。
あなたのような子を助けたいと思っている人は、あなたが思っているよりたくさんいるんです!

と子どもSOSダイヤルを記載しています。

意外だったのは
そのダイヤル番号のあとに続いていた言葉。

『クラスメイトをいじめるのがやめられない、あなた。
ある意味、あなたが1番苦しいことでしょう。
自分の心の中に、自分では歯がたたないものが生まれ、それに呑み込まれそうになっているのかもしれません。
でも、今ならきっと、何とかなりますよ。
あなたの苦しみをわかってくれとは絶対にいます。
あなただけは勇気を出して、上に書いた電話番号に電話をかけてください。
そしてあなたに起きていることを話してください。』

そうだよなぁ、、、。

加害者にも、ブレーキをかける
キッカケがあれば止められるかもしれないんだな。