退院 | 通信2年課程で看護師国家試験合格したひとのブログ

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最近燃え尽きてきた四十路ナースのつぶやき

ウズラです

退院て、私ではないんです、もちろん。

受持ちの患者さん。

今日退院で。

今頃はおうちについたかな~

私は中勤で退院日には会えなかったんですけど。

昨日日勤終わりでお別れはしました。

舌癌で

若くて

キレイなママさん。

お子さんも二人いて。

摂食嚥下を今年は重点的に学びたかったので

入院前から、私が受持ちしたい❗

って、立候補していました。

はじめましての日は、

二人で泣きながら

頑張ろうね、頑張ろうねってハグして。

術後の安静期間、

喋れないこと

飲み込めないこと

暑い

痛い

苦しい

たくさんたくさん言いたくても言えなくて

筆談がもどかしくて

きっとつらかった

絶対つらかったと思う。

彼女の術後からは

仕事が終わって家に帰っても

大丈夫かな、辛い思いしてないかな

どうしてるかな、泣いてないかな

文字通り、

寝ても覚めても、ずっと気になっていました。

早く時間が過ぎて、

3週間後、歩いて笑顔で退院する姿を想像して、

ハヤクハヤク

って思ってました。

このひとつひとつが、笑顔の退院に繋がるんだと思って、

関わっていました。

若い彼女はまだ痛々しいキズを残しながらも、

順調過ぎるぐらいの回復力で

すたすた歩くし、しゃべるし、食べられる。

まだこれで終わりではないけど

もうここでは会わないことを願って。

『ウズラさんが担当で良かった。

この病院で手術してよかった。

みんな優しくて、すぐ来てくれて、

ほんとに・・・

また、たくさんの人を助けてあげてください』

ありがとうございます。

あなたの言葉がまた力になります。

泣いたり笑ったり、感情の振り幅が大きくて、

看護師向かないなー

って、ずっと思ってきた私ですが。

最近はもういいかなーって。

いろんな患者さんがいるように

すいません、たまに泣いちゃう看護師もいます。

20年の看護職としての関わりのなかで、

忘れられない患者さんが何人かいます。

一緒に戦った彼女のこともきっと忘れないなー。

心配性で、先行きが見えないと不安になるYちゃん。

がんばれーがんばれー

ずっと応援してる。