世界記録達成の「ミラEV」

>日本EVクラブのミラEVが航続距離で世界記録を達成しましたが、航続距離はまだまだ伸ばせそうです。

電気自動車の普及には航続距離だけではなく、快適性や安全性の確保も重要。

どちらにしても電気自動車の普及には、大手自動車メーカーの理論だけではなく民間の努力も反映せざるを得なくなるのは確かです。


世界記録達成の「ミラEV」に試乗  日本EVクラブ、次は1000kmに挑戦

ソースはhttp://car.watch.impress.co.jp/docs/news/20100305_352562.html
日本EVクラブは2月22日、2009年11月16日に実施したギネス記録への挑戦「東京~大阪途中無充電ミラEVの旅 そんなに走ってどうするの」で使用した、電気自動車「ミラEV」の試乗会を開催した。

ギネス記録へのチャレンジでは、ミラEVで東京・日本橋から大阪・日本橋まで途中で1度も充電することなく走り抜き、途中無充電航続距離555.6kmを記録。2009年10月27日に米Tesla Motorsが打ち立てた501kmを抜く世界新記録で、ギネス申請中だ。

舘内端氏が代表を務める日本EVクラブは、自動車のさまざまな問題を自分たち市民の問題として捉え、次世代のモータリゼーションやモータースポーツの創造を目指す市民団体。

ギネス記録へのチャレンジは、「電気自動車の航続距離はどの程度が適切なのか?」を議論するひとつの材料にするために行われたもの。「電気自動車の航続距離は短い」というイメージを払拭するとともに、「そんなに走ってどうするの」の副題が示すように航続距離を延ばすため多量のバッテリーを搭載することは、車重や車両価格の上昇を招くものであると指摘するためでもある。

 いわば、逆説的な意味も込めて世界記録にチャレンジしたのだが、その意義に関して舘内氏は、自動車レースなどと同じ「クルマに対する夢」の部分であると、前向きな姿勢をみせている。舘内氏は次なる計画として、筑波市にあるオートレース選手養成所のオーバルコースを使用した25時間連続走行による、無充電航続距離1000kmへチャレンジすることを明らかにしている。

 昨年のチャレンジで使用した日本EVクラブ製作のミラEVは、ベース車両のダイハツ「ミラバン」に、三洋電機のリチウムイオンバッテリー8320本を搭載。タイヤには転がり抵抗の少ないトーヨータイヤ「エコウォーカー」を装着する。

チャレンジ終了後も車両のアップデートが行われており、今回披露された車両は、シートはレカロ製、ステアリング、シフトノブ、ペダルはモモ製、ダンパーはビルシュタイン製を採用し、レーシーな仕上がりを見せていた。これについて舘内氏は「あくまで趣味の世界です」とコメント、楽しみながらエコロジーを目指す舘内氏らしい取り組みと言える。

さて、実際に試乗してみた感想は、電気モーターとマニュアルシフトの組み合わせや、車内のレーシーな仕上がりも手伝って、昔ながらの価値観を持つ自動車好きにとっても楽しいものだった。
ただし、他の軽量なEVと比較した場合、航続距離を伸ばすため多量のバッテリーを搭載した車両は軽快とは言えず、とくにブレーキは容量不足を感じた。ブレーキに関しては舘内氏も気にしているようで、ブレンボのブレーキを付けようとしたがサイズが合わなかったため、ホンダ「シビック タイプR」のものを流用しようと計画中だ。

舘内氏によれば、実際の生活で必要となるバッテリーの量は「10分の1で十分」と言う。そうなれば車両の軽量化とともに価格も下がることになるので、使用者のニーズにあわせてバッテリー容量を変えて販売する仕組みも必要になってくるだろう。
「電気自動車の推進には、原子力発電が必須である。」???

電気自動車の充電には膨大な電気が必要となるそうで、いかなる根拠で算出されたのか?不思議なことである。消費電力と1kwあたりの二酸化炭素排出量を計算すれば、どう贔屓目に見ても化石燃料の
1/3以下が定説であるが、原発を売りたい身からするとこのような理論がまかり通るものなのか。

このアナウンスが中国や途上国向けのものであると考えると、原発の解体方法も確立されていない現状で、あまりにも我田引水過ぎるのではないか?

電気自動車を推進するものにとって理解できるものではありません。

原発は作ってしまえば解体は30年後。その時は造った側の責任を問われることはない。

せめて原発建設から得られる膨大な利益で、安全な解体方法を研究されることが企業の社会に対する倫理ではないのではないでしょうか。以下、「御主張」です。

ソース http://www.stockstation.jp/mission-v/880

EVカー普及には原発推進がカギー中国も低炭素化が国是にー (桜桃)

▽・・・中国の国会にあたる全人代が5日からスタートする。それに先立ち、中国の国政助言機関である全国政治協商会議が3日、北京で開幕したが、この日の日本経済新聞によると、今年の重要任務として構造改革の促進と低炭素経済の経済の実現に力点を置く考えを打ち出したそうだ。明日から始まる全人代でもこの2つがメーンテーマになってくるものと思われる。

中国が本格的に環境に目を向け始めるとなると、その需要は膨大。ジェット気流や海流に乗って様々な「物質」が西から押し寄せる日本にとっても、中国の環境問題は他人事ではない。海運株が再騰気配を強めるなど、東京市場では相変わらず中国の動きを視野に入れた銘柄選別が続いているが、全人代の内容如何では、環境関連の銘柄が中国をキーワードに再評価の流れに乗るのではないかと思う。

▽・・・一方、「2020年、温暖化ガス25%削減」を国際公約に掲げる日本。我が国も中国とは、別の意味で、さらなる低炭素社会実現が求められている。

例えば、温暖化ガスの大きな排出源である自動車。ハイブリッド化から始まった自動車の低炭素化は今年、日産のEV投入などを受けて電気自動車に引き継がれようとしているが、ここで問題になるのはその電力源である。

先駆して法人向けなどに売り出している三菱の「アイミーブ」を例に取ると、1台で使われるリチウムイオン電池は携帯電話7000個分の容量が必要だそうだ。それに充電して、実際にクルマを走らせようなると、当然、莫大な電力を必要とする訳で・・・。いくら自動車がゼロエミッションでも、その動力源である電力を作るために大量の温暖化ガスを排出していたら、とてもではないが25%の削減など出来っこない。自ら化学反応でエネルギーを作ることが出来る燃料電池車の普及は、まだ通し先の話になりそうだし。

ハイブリッドでもEVでも何でもいいのだが、環境車の普及を図るなら、それと並行して発電所の低炭素化を出来る限り早く進める必要があるということだ。で、その最も現実的かつ手っ取り早い手法が原子力発電所の増設ということになる。

▽・・・同様の考えは米国も持っているし、経済の低炭素化を国是として掲げた中国も、遅かれ早かれ原発の建設推進に力をいれてくるだろう。家庭用電力のソーラー化程度でお茶を濁していたら、日本は、この分野でも世界の潮流から取り残されてしまう。

東芝

浜松をEV特区に
電気自動車への取り組みを日本中でいろんな団体が始めているようですが、浜松のNPOでは浜松を
「EV特区」にするべく独自のシステムを打ち出しました。

電気自動車を自分たちで仕上げるのではなく、モジュールとして提供する斬新な試みだと思います。つまり「中身」だけ作って「外側」は皆さんがご自由に・・・といったものです。

これだと「基本形」さえ提供しておけば、様々な業種に提供可能ですよね。



ソース http://response.jp/article/2009/08/20/128505.html
◆NPO浜松スモーレスト・ビークルシステム・プロジェクト(HSVP)

次世代自動車の本命といわれる電気自動車(EV)だが、フル充電での航続距離の短さという欠点はなかなか克服できない。今年相次いで発表された国産EVは最大で160kmといわれており、フル充電には急速充電でも30分ほどかかる。

それなら無理に長距離を狙わないで、街乗り専用のEVを作ればいいと提唱するのが、2007年に設立したNPO浜松スモーレスト・ビークルシステム・プロジェクト(HSVP)理事長で静岡文化芸術大学准教授の羽田隆志氏だ。


◆PCのフラットフォームビジネスを手本に

原付と自動2輪、路線バスと観光バス、通勤電車と特急電車。身のまわりの乗り物の多くは、近距離用と遠距離用に分かれている。クルマもそうあるべきと考えた氏は、某メーカーのデザイナー出身という経験を生かし、原付規格の自動車(ミニカー)の開発に着手。当初はスクーターのエンジンを積んでいたが、2年前にEVにスイッチすべくHSVPを設立した。

ただしHSVPの目標はEVミニカーの市販ではない。彼らが開発するのはモーターを組み込んでプラットフォームだけとして、その情報を公開し、ボディは外部の会社に作ってもらう。パソコンのOSに似た考え方だ。

こうした手法を選んだのは、個性的なデザインが次々に登場するだけでなく、地域の中小企業を活性化し、技術伝承や人材育成に貢献できるという理由もある。小型車や軽自動車ではなくミニカー規格としたのも、保安基準が厳格ではないので中小企業が参入しやすいためだという。


◆浜松をEV特区に

しかし現状のミニカー規格はバイクの50cc(原付1種)に近く、定格出力は0.6kW以下、乗車定員は1名になっている。これでは実用性があまりに低いことから、125ccの原付2種と同じ1kW、2人乗りのミニカーを一定地域内で認めてもらう「EV特区」を目指している。

HSVPは現在までに数台のEVミニカーを試作している。今回はスポーツタイプの『T3』とクラシックタイプの『ミルイラ』を取材することができた。


◆性能は必要十分

流麗なFRPボディを持つT3は、開発に関わった3人のイニシャルがすべてTだったことが命名の理由だ。3輪としたのは、デフが不要で軽量化できるため。おかげで100kg以下という超軽量を実現した。後輪を駆動するモーターはインホイール式で、バッテリーは足元に積む。試乗はできなかったが、軽量低重心ボディとバイク用操舵系の組み合わせで、キビキビした走りが楽しめそうだ。

一方のミルイラは、遠州地方の方言で「幼いでしょう」という意味の言葉が車名だ。しかし中身はT3以上に高度である。たとえばプラットフォームはHSVPの構想を具現化したもので、パイプで組んだフレーム内にバッテリーやモーターを内蔵し、後車軸を駆動している。

キーをひねり、ウッドパネルのインパネにあるダイヤルで前進をセレクトし、アルミ製アクセルペダルに足を乗せると、ミルイラはフワッと発進した。加速はじゅうぶん。大通りでも楽に流れに乗れる。フレームやサスペンションの剛性感は高く、ステアリングやブレーキの反応も自然だ。最高速度は60km/hで、1時間の走行が可能と、街乗り専用と考えれば性能に問題はない。


◆「やらまいか」の精神で乗り物革命を

しかし前述したように、HSVPで注目すべきはむしろ今後だ。プラットフォームの情報公開と原付2種ミニカーの特区認可が実現すれば、日本のEV環境が一気に変わる可能性もある。

浜松はものづくりの街として知られ、「やらまいか(やってみよう)」というチャレンジ精神にあふれた土地だ。乗り物の世界でもホンダ・スーパーカブやスズキ・ワゴンRなどを生み出してきた。その浜松で、ふたたび乗り物革命が生まれようとしているのである。
《森口将之》

コンバートEV延岡-宮崎 -浜松
電動コンプレッサー

電気自動車は構造上「アイドリングストップ」です。渋滞したときなどは通常のガソリン車などのように、アイドリングでクーラーコンプレッサを回すことは出来ません。

そこで開発されたのが「電動コンプレッサー」。

信号待ちや渋滞時などに、車が止まったときでも電気モーターでコンプレッサーを回します。それも高効率の出来るだけ電気を消費しない設計です。

トヨタのプリウス用にデンソーが発表しました。もちろんコンバートEVにも使いますよ。


http://www.denso.co.jp/motorshow/2003/ja/presskit/product_electric/index.html
デンソーは、カーエアコンシステムで世界シェア25%を占めるトップシェア企業です。リーディングカンパニーとして、常に効率化(環境に貢献)と快適性の向上に向けた研究開発を行い、進化する市場ニーズに対応した製品を供給し続けています。
これから急速な普及が期待されるハイブリッド車には、電動エアコンシステムを供給しており、本年9月から発売されているトヨタ自動車のハイブリッドカー新型プリウスには、新たに開発した電動コンプレッサを搭載した高効率なエアコンシステムを供給しています。電動コンプレッサは内蔵モータで駆動することにより、エンジン停止中でもエアコンを作動することができ、ハイブリッド車のようにアイドルストップする車において、快適な空調と省燃費の両立が可能となります。
今回開発した電動コンプレッサは、スクロールコンプレッサとDCブラシレスモータを組み合わせたコンプレッサAssyとモータを駆動制御するインバータで構成しています。コンプレッサはスクロール形状の最適化等により、冷媒の圧縮効率を上げ、エネルギー損失を減らし性能を高めました。また、モータとインバータにおいても新たな構造や制御方式を開発しました。その結果、従来の電動コンプレッサから体格で40%、重量で50%を削減し、大幅な小型・軽量化を実現しました。この小型化により、従来はボディへの搭載しかできなかったものがエンジン搭載も可能となり、新型プリウスではエンジン搭載しています。
デンソーは、CO2を冷媒とするフロンフリーカーエアコン(トヨタ自動車が昨年12月から発売した燃料電池車に搭載)を世界で初めて開発し実用化するなど、21世紀における車の快適空間創造をリードしていきます。
以上

コンバートEV延岡-宮崎 -電動コンプレッサー


日産のリチウムイオン電池の特徴

■EV用とHEV用のバッテリーは違う
宮本氏によれば、「電池は、化学反応による電子の動きを、電気エネルギーとして取り出すもの。材料次第で、その電池のポテンシャルが決まってしまう」と言う。鉛電池やニッケル水素電池よりもリチウムイオン電池のほうが、容量、出力ともに優れているのはこのためだ。ただし、EVとHEVではバッテリーのスペックが異なり、EVでは容量が、HEVでは出力(瞬発力)が重視される。このため、同じリチウムイオン・バッテリーでもEV用とHEV用では設計が異なり、実際にリーフ用とフーガ用のバッテリーが作り分けられている。

リチウムイオン・バッテリーは、簡単に言ってしまえば、正極と負極で電解液を挟んだもの。外部から電子を送り込むと、正極のリチウムイオンが外部からの電子を持って負極に移動し、これが「充電」となる。「放電」は、負極のリチウムイオンが正極に移動し、その際に電子が外部に取り出される。

 つまり、充電・放電中は、リチウムイオンが正極と負極の間を移動している。このとき、すべてのリチウムイオンが正極や負極に移動すればよいのだが、100万個のリチウムイオンが移動する度に1個ほどは移動しない。これが積み重なると充電容量が落ち、「バッテリーが劣化した」ということになる。

コンバートEV延岡-宮崎 -バッテリー


リチウムイオン・バッテリーは、簡単に言ってしまえば、正極と負極で電解液を挟んだもの。外部から電子を送り込むと、正極のリチウムイオンが外部からの電子を持って負極に移動し、これが「充電」となる。「放電」は、負極のリチウムイオンが正極に移動し、その際に電子が外部に取り出される。

 つまり、充電・放電中は、リチウムイオンが正極と負極の間を移動している。このとき、すべてのリチウムイオンが正極や負極に移動すればよいのだが、100万個のリチウムイオンが移動する度に1個ほどは移動しない。これが積み重なると充電容量が落ち、「バッテリーが劣化した」ということになる。


コンバートEV延岡-宮崎 -バッテリー断面

日産ではこのラミネート型セルを、EV用で192個、HEV用で96個束ねて、バッテリーパックとしている。パッテリーパックはこのように多数のセルで構成されるため、セルごとに容量や出力にバラつきがあるが、これをバッテリーマネージメントシステムで揃えている。

 ちなみに、ノートパソコンなどには、「18650」という規格の円筒形のリチウムイオン・バッテリーが使われている。この18650バッテリーは大量に生産されており、安価で性能が安定しているため、米テスラ・モーターズのように、18650を束ねてEVの動力源としている例もある。宮本氏はこの手法を「過渡的な時期には、18650を使う戦略もありだと思う。しかし、サプライヤーに18650によるEV用バッテリーパックを提案してもらったが、あまり魅力的な答えではなかった」とのことだった。

コンバートEV延岡-宮崎 -t_円筒型セル


日産は、NECと共同でバッテリーの生産を行っている。



日産、「リーフ」「フーガ・ハイブリッド」のリチウムイオン・バッテリーを解説
クルマの用途を考えた、低コストで高性能なバッテリー
2010年2月26日開催
神奈川県横浜市 日産本社

コンバートEV延岡-宮崎 -リーフ


CO2を削減し、化石燃料への依存から脱するため、自動車メーカー各社が電気自動車(EV)やハイブリッド車(HEV)などの開発を急いでいる。こうした開発のポリシーは各社で異なるが、日産自動車は独自開発のリチウムイオン・バッテリーをエネルギー貯蔵装置とするEV、HEVに活路を見出そうとしている。

同社は2月26日、EV「リーフ」と、HEV「フーガ」の発売を2010年後半に控え、リチウムイオン・バッテリーについての報道関係者向け勉強会を開催。同社EVエネルギー開発部の宮本丈司エキスパートリーダーが、リチウムイオン電池の原理や、日産のリチウムイオン・バッテリーの特長、EV「リーフ」について説明した。

コンバートEV延岡-宮崎 -バッテリー


■EV用とHEV用のバッテリーは違う
宮本氏によれば、「電池は、化学反応による電子の動きを、電気エネルギーとして取り出すもの。材料次第で、その電池のポテンシャルが決まってしまう」と言う。鉛電池やニッケル水素電池よりもリチウムイオン電池のほうが、容量、出力ともに優れているのはこのためだ。ただし、EVとHEVではバッテリーのスペックが異なり、EVでは容量が、HEVでは出力(瞬発力)が重視される。このため、同じリチウムイオン・バッテリーでもEV用とHEV用では設計が異なり、実際にリーフ用とフーガ用のバッテリーが作り分けられている。

リチウムイオン・バッテリーは、簡単に言ってしまえば、正極と負極で電解液を挟んだもの。外部から電子を送り込むと、正極のリチウムイオンが外部からの電子を持って負極に移動し、これが「充電」となる。「放電」は、負極のリチウムイオンが正極に移動し、その際に電子が外部に取り出される。

 つまり、充電・放電中は、リチウムイオンが正極と負極の間を移動している。このとき、すべてのリチウムイオンが正極や負極に移動すればよいのだが、100万個のリチウムイオンが移動する度に1個ほどは移動しない。これが積み重なると充電容量が落ち、「バッテリーが劣化した」ということになる。

Ⅲ 電気自動車ニュース

庁舎で太陽光発電 電気の公用車導入 10年度 宮崎県がエコ事業
2010年2月11日 00:21


宮崎県は10日、県庁舎に太陽光発電(PV)パネルを設置、それをエネルギー源に電気自動車(EV)を公用車として走らせる「みやざきEV‐PV構想推進事業」に取り組む方針を明らかにした。事業費はパネル設置費(約2千万円)と充電設備費(685万円)などで、EVは昨年11月に協力協定を結んだ日産自動車に無償提供してもらう。

 同事業では、議会棟屋根に縦67センチ、横1・2メートルのパネル144枚(総出力10キロワット)を設置し、県庁内につくる充電設備と連結。EVは充電施設で30-60分充電し、通常の公用車として使うほか、イベントに派遣して試乗会を行うなど、太陽光発電とEVの普及啓発に活用する。

 パネル設置費は既に2009年度中に予算化しており、充電設備費を盛り込んだ10年度一般会計当初予算案が可決され次第、事業に取り組む。EVは、今秋発売予定の「リーフ」が1台貸与されるという。

 同県は年間の日照時間と快晴日数がともに全国3位で、県は太陽光発電の拠点化を目指し、昨年3月に
「ソーラーフロンティア構想」を策定。メガソーラー(出力千キロワット以上の大型太陽光発電所)誘致や住宅用太陽光発電システムの普及を進めている。同事業もその一環で、東国原英夫知事は「太陽光発電の象徴的な企画としたい」と意気込んでいる。

=2010/02/11付 西日本新聞朝刊=

Ⅱ コンバートEVでエコ観光

私の住む宮崎県は「観光県」です。そして東国原知事が「電気自動車」の

先進県を目指して、日産自動車と連携することになりました。

そこで宮崎県の観光を「レンタル電気自動車」でCO2排出ゼロを目指す

「エコ観光」にしてはどうでしょうか?

充電スポットと食事が出来るところ、シャワーが使えるところ、観光スポッ

トなどを、カーナビが案内する仕組みです。


$コンバートEV延岡-宮崎 -宮崎マップ


「エコ観光」には、鉄道でもバスでも飛行機でもいい、レンタルスポットまで

来てもらって、「レンタル電気自動車」で、カーナビに案内されて移動する

のです。 そして、「乗り捨てスポット」から、電車やバスや飛行機で帰る

ことができます。

宮崎の豊かな自然は、CO2で汚されることなく、観光客も「電気自動車」

のすばらしさを満喫してもらえるのです。

Ⅰ コンバートEVの目指すもの
日産や三菱自動車など、大手の電気自動車が相次いで販売が開始されました。

三菱の「アイミーブ」は、軽自動車クラスであるにもかかわらず460万円と大変な値段です。

この価格の半分は電池やコントロール回路が占め、電気自動車の価格を引き上げる主因となっています。

これでは日本の国民が気楽に購入して、地球温暖化防止に貢献しようとしても、「気持ちはあるが実現は不可能!」とならざるを得ません。


ではコンバートEVではどうなるのか?

 1.ベースとなる車両は新車に限らず中古車でもOK。つまり車両価格が安いものを採用できる。

 2.自動車メーカーでは大変高価なリチウムイオンバッテリーを様々なメーカーから購入できる。
   つまり自動車メーカーに比べて1/2以下の価格に抑えることが出来る。

 3.中古車をコンバートして電気自動車にした場合、レンタル電気自動車として様々な活用が
   可能となる。

ざっと考えてもこれくらいのメリットがあるわけですが、これは電気自動車の普及に大きな貢献を

する事柄だと思います。


つまり

 1.電気自動車の価格が半額以下になる。

 2.今乗っている自動車を電気自動車にコンバートすれば、最小限の費用で電気自動車に乗れる。

 3.中古車をコンバートした「シェアリング電気自動車」の普及が急速に進展する。


などのメリットが即座に得られるわけです。